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「ANIMAL」ネタバレ感想レビュー|愛が暴力に変わる、その瞬間

結論から言うと、「ANIMAL」は“父を想う息子の物語”でありながら、愛情がどこで怪物に変わるのかを描いた映画でした。
MIHOシネマ編集部の映画専門ライターとして、私は2026年1月29日にBlu-rayで本作を鑑賞しています。
鑑賞後に残ったのは爽快感ではなく、「これは共感してはいけない物語なのかもしれない」という強烈な違和感でした。
この記事では、「ANIMAL」をネタバレありで整理しつつ、感想レビューとして本作が賛否を呼ぶ理由を深掘りしていきます。

まず結論|「ANIMAL」は観る側の倫理観を試す映画

本作は復讐劇であり、家族ドラマであり、同時に極めて危険な映画です。 なぜなら、主人公の行動は一貫して“愛”を動機として描かれているからです。 暴力を肯定しているのか、告発しているのか。 その判断を、作品は観客に委ねてきます。 次に、ネタバレありで物語の流れを整理します。

「ANIMAL」のあらすじ(ネタバレあり)

父に認められたい息子

主人公は、巨大企業を率いる父を強く崇拝しながらも、十分に愛されていないと感じて育った男。 父の存在は絶対であり、その承認を得ることが人生の軸になっています。

襲撃事件と復讐の始まり

父の命が狙われたことをきっかけに、主人公の行動は一気に過激化します。 彼は家族を守るためと称し、暴力を選択し続けます。 この時点で、守護と支配の境界は曖昧になっています。

制御不能になる“愛”

物語後半では、復讐の対象が拡大し、暴力は自己目的化していきます。 主人公自身も、もはや何のために戦っているのか分からなくなっていきます。 結末では、救済よりも破壊が強く印象づけられます。 次は、この内容を踏まえた感想レビューです。

「ANIMAL」の感想レビュー

主演俳優の圧倒的存在感

本作を成立させている最大の要因は、主演俳優の演技です。 カリスマ性と狂気を同時に成立させる表現力は圧巻でした。 魅力的だからこそ、危うい主人公像が完成しています。

美学としての暴力

アクションや流血描写は、徹底してスタイリッシュに演出されています。 その美しさが、暴力への距離感を狂わせる瞬間もあります。 ここが、本作最大の賛否ポイントでしょう。

評価が分かれる理由

主人公を肯定的に描きすぎていると感じる人も少なくありません。 一方で、これは“肯定してしまう観客自身”を映す鏡だと受け取ることもできます。 次に、どんな人におすすめできるかを整理します。

「ANIMAL」はどんな人におすすめ?

  • 過激で挑発的な映画を求めている人
  • 家族愛の歪みを描く作品に興味がある人
  • 倫理的に揺さぶられる映画が好きな人
  • 主演俳優の強烈な演技を観たい人

次に、正直におすすめしにくい人も挙げます。

「ANIMAL」をおすすめしない人

  • 暴力描写が苦手な人
  • 明確な勧善懲悪を求める人
  • 主人公に共感できないと映画を楽しめない人

「ANIMAL」が刺さった人におすすめの映画3選

ジョーカー

この映画を一言で表すと?

共感してはいけない主人公の物語。

どんな話?

社会からこぼれ落ちた男が暴力へと堕ちていきます。

ここがおすすめ!

主人公への距離感が「ANIMAL」と非常に近いです。

ナイトクローラー

この映画を一言で表すと?

成功のためなら何でもする男の狂気。

どんな話?

犯罪映像に取り憑かれた男の暴走を描きます。

ここがおすすめ!

魅力と不快感が同居する主人公像が共通しています。

タクシードライバー

この映画を一言で表すと?

孤独が暴力へ変わる瞬間を描いた名作。

どんな話?

疎外感を抱えた男の内面が崩壊していきます。

ここがおすすめ!

暴力の動機が内面にある点が重なります。

まとめ|「ANIMAL」は危険だからこそ語られるべき映画

「ANIMAL」は、 愛という言葉が、いかに簡単に暴力を正当化してしまうかを突きつける映画です。 不快で、疲れる作品ですが、それでも観終わったあとに強く残るものがあります。

あなたの感想を教えてください

あなたは、この主人公をどう感じましたか? 理解できたでしょうか、それとも拒否したでしょうか。 ぜひコメント欄で、「ANIMAL」を観た感想や考察を共有してください。

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この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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