2009年にリリースされたDVDスルー作品。復讐に燃える捜査官と卑劣な爆弾魔の戦いを描くB級アクション。主演は『処刑人』シリーズで知られるショーン・パトリック・フラナリー。監督はロバート・カーツマン。
映画『デッド・インパクト 処刑捜査』 作品情報
- 製作年:2008年
- 上映時間:97分
- ジャンル:ヒューマンドラマ
- 監督:ロバート・カーツマン
- キャスト:ショーン・パトリック・フラナリー、ジョー・パントリアーノ、カーメン・セラーノ、グレッグ・セラーノ etc…
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映画『デッド・インパクト 処刑捜査』 評価
- 点数:30点/100点
- オススメ度:★★★☆☆
- ストーリー:★★★☆☆
- キャスト起用:★★★☆☆
- 映像技術:★★★☆☆
- 演出:★★★★☆
- 設定:★★★★☆
[miho21]
映画『デッド・インパクト 処刑捜査』 あらすじ(ストーリー解説)
映画『デッド・インパクト 処刑捜査』のあらすじを紹介します。
舞台はクリスマスのニューメキシコ州アルバカーキ。
ライオンと呼ばれる爆弾魔(ジョー・パントリアーノ)を追い続けるFIB捜査官のトム(ショーン・パトリック・フラナリー)は、ついにライオンをある家に包囲したものの、中にいたのは爆弾を取り付けられた妻だった。一般市民10人を殺されるか、妻を撃つかの選択を迫られたトム。
8年後、後悔とトラウマでボロボロになったトムに復讐の機会が与えられる。FIB捜査官イザベルによってFIBに復帰した彼を待ち受けていたのは、ライオンによる連続爆破!再び対決することになったライオンとトムだが、ライオンはトムの大切な人を次々と殺していく。ライオンの正体と目的とは一体なんなのか?
映画『デッド・インパクト 処刑捜査』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『デッド・インパクト 処刑捜査』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
尻すぼみ復讐劇
主人公に執着する、姿の見えない卑劣な爆弾魔と対決を迫られる主人公。彼は爆弾魔に妻を殺された恨み、トラウマ、後悔を晴らすため、必死で爆弾魔を追い詰めるーー!
ツカミのシーンはバッチリでしたね!起爆装置を取り付けられた妻を前に、10人の命を救うか、妻を救うかの選択を迫られる。猶予はほとんどなし!観ているのが本当に辛くなるシーンで、最高です。ここでトムのトラウマとライオンの凶悪性を示し、後半の復讐劇を盛り上げるわけですね。ショーン・パトリック・フラナリーの演技は完璧だったと思います。心の中の葛藤がしっかりと顔に出ていました。いわゆる憑依型演技の真骨頂です。
しかし、良かったのはこのシーンだけだったのではないかと。まず、トムは8年間苦しみ続けるわけですけど、ライオンも8年間沈黙していたってこと?指定なかったとしたら、なぜFBIはトムを復帰させなかったのか、なぜこのタイミングでトムは復帰したのか?私の考えでは、おそらくライオンはずっと犯罪行為を続けていたんですよ。トムは知っていたけど、見て見ぬふりをしていた。そこに現れた女性捜査官!……後はまあ、ね。だって、二人は愛し合っていたわけだし。女が起爆剤になるのは、まあ、映画でも現実世界でもよくあることですから。
中盤は本当につまらないですね。盛り上がる要素が何ひとつありませんでした。終盤、イザベルが人質に取られてしまってからはそこそこ。ただ、ただですよ!あれだけ盛り上がった冒頭の悲痛なシーンを台無しにするような着地はいかがなものかと思うわけですよ。解除出来るんじゃねーか!映画の盛り上がりとして、それだけはやっちゃいけないでしょ。観客の興奮にポンプ車で放水しちゃってるよ!結末もクソみたいな適当さでしたからね。最低ですよ。冒頭のシーンだけなら『SAW』でいくらでも観られるわけですから、アクション・サスペンスとしての盛り上がりがこれでは、とても評価できません。
『処刑人』のショーン・パトリック・フラナリー主演ということで試しに観賞して見ましたが、正直めちゃくちゃつまらない作品でした。
妻を殺された刑事が復讐に燃えるストーリーなのですが序盤で妻を殺されるシーンが1番盛り上がったかもしれません。復讐に燃えると言ってもそれから8年後だし、どう考えても今更感ですよね。
ショーン・パトリック・フラナリーというだけで「処刑」というワードが付いてきてしまうのが可哀想な気もします。(女性 30代)
映画『デッド・インパクト 処刑捜査』 まとめ
なんとも残念な映画でした。冒頭のシーンがあまりにも良かったので、期待してしまうじゃないですか。その期待を見事に裏切る中盤のつまらなさ、終盤の展開。浦沢直樹じゃないんだから、ちゃんと脚本を練って欲しかったですね。良作になり得る作品だったと思うんですが……。トムとイザベルのラブシーンと爆弾解除、ライオンの顛末さえどうにかなれば。中盤に盛り上がりを持ってくることができていれば。B級ではありますが、根強いファンを持つ作品になるポテンシャルはあったのに。勿体無いですね。
とはいえ、ショーン・パトリック・フラナリーの良さを再確認することが出来たので、個人的には良しとしたいです。
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