この記事では、映画『監視者たち』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『監視者たち』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『監視者たち』の作品情報

上映時間:118分
ジャンル:サスペンス、アクション
監督:チョ・ウィソク、キム・ビョンソ
キャスト:ソル・ギョング、チョン・ウソン、ハン・ヒョジュ、ジュノ etc
映画『監視者たち』の登場人物(キャスト)
- ハ・ユンジュ(ハン・ヒョジュ)
- コードネーム「子豚」。最近監視班のメンバーに入った新人刑事でやるきもガッツもある女の子。
- ファン・サンジュン(ソル・ギョング)
- 監視班班長でコードネームは「ハヤブサ」。
頼りになる切れ者で信頼が厚い。
映画『監視者たち』のネタバレあらすじ(起承転結)
映画『監視者たち』のあらすじ【起】
ハ・ユンジュは地下鉄で、ある対象者を監視している。
男が途中の駅で降り、入った喫茶店で男に「失敗だ」と声をかけられたユンジュ。
この男は監視班長のファンと言い、監視班への移動が決まっているユンジュの試験を行っていたのであった。
「失敗だ」と言われ諦めかけたユンジュだが、班長は地下鉄で起こった出来事を振り返るように指示してくる。
ユンジュは記憶を蘇らせ、集中した右手でリズムを刻むとその度に記憶の欠片が集まっていった。
ターゲットが地下鉄の中で眠った時間、起きた時間、電話したことなど細かいことまで思い出したユンジュは見事合格し、監視班のメンバーに選ばれることとなる。
ユンジュの記憶力や洞察力は素晴らしかった。
監視班のメンバーは動物のコードネームが与えられることが決まりなのだが、ユンジュ的には子鹿が良かったのだが「子豚」に決められてしまう。
この頃街では正体不明のグループによる犯罪がはびこっていた。
彼らの次のターゲットは銀行だった。

映画『監視者たち』のあらすじ【承】
3分で銀行から金を盗むという荒技の犯行を見せつけたグループの手がかりを監視チームはくまなく探す。
しかし彼らの犯行は完璧で何も残されていなかった。
だが犯人の1人が、コンビニで水を購入している形跡があることが明らかになる。
コンビニの防犯カメラに映っていたのだ。
監視グループはこの男を「水のみカバ」と名付ける。
この男を見つけるため、全員で躍起になった。
同じ頃犯罪グループのリーダー・ジェームスは靴屋にいる。
この靴屋の男こそが闇のボスであり、グループに仕事をさせていたのだ。
ジェームスは今回で仕事を最後にし、外国へ行きたいと口にする。
ボスは最後に一つだけ仕事を頼みたいと言い、ジェームスは次の案件の方法を考え始める。
次の仕事は会計法人に保管されている不正書類を盗み出すことだった。
部下にすら自分の姿を見せないジェームスは、いつもビルの上から指示している。
この日もそうだった。
だが盗撮班にたまたま目撃された彼は、盗撮班を殺害し逃亡する。
映画『監視者たち』のあらすじ【転】
捜査開始から16日目。
水飲みカバは未だに見つからない。
ユンジュは場所を変えて捜索した結果、見事カバを見つけた。
ユンジュはカバのマンションまで突き止め、監視カメラをつけるとゴミ袋をあさるなどして、次の計画のヒントを拾い出す。
中から暗号メモが発見されたお陰で、次回のターゲットが判明したのであった。
ついに計画実行の日。
水飲みカバのせいでジェームス事態にも危険がせまっているとは知らず、犯行現場にいた。
実はサンジュンは会計法人近くであがった他殺体が、上から指示を出していた者の犯行であることに気がついていた。
しかしさすがのジェームスも何かいつもと違うと勘ぐり、部下に監視がついていることを知る。
彼は急いで逃亡しようとしたが、サンジュンはその彼の様子に気がつきビルへ突入した。
だがジェームスは入れ替わりに脱出、それに気がついたサンジュンも後を追う。
だが彼の部下は銃撃戦で1人死に、残りは全員逮捕されたというニュースを見た。
ジェームスを尾行していたユンジュだったが、目の前から来るコードネームリスが彼に声をかける。
だがジェームスは容赦無い。
何とリスを刺し殺し逃亡したのである。
映画『監視者たち』の結末・ラスト(ネタバレ)
その夜、ジェームスはボスの元を尋ねると、ボスは彼を抹殺しようとした。
しかし反対に彼に殺害され、今度こそジェームスは国外へ逃亡しようと決意する。
ユンジュはリスのかたきを討つために、ジェームスの記憶を丁寧に蘇らせようとした。
するとユンジュは最初の班長の試験の時、ジェームスが地下鉄に乗り合わせていたことに気がつく。
そして彼が握っていた雑誌をヒントに居場所を突き止めることに成功した。
ユンジュンとサンジュンは交代で彼を尾行したが、逃げられてしまった。
調度雨が降っていて道に傘が溢れていることから、どこにいるのかもわからない。
すると雨が止み、地下鉄に向かうジェームスを発見した。
線路沿いを逃げようとしたジェームスは、監視班達の挟み撃ちにあっていた。
しかしサンジュンの後方から地下鉄が走ってくるのに気がついたジェームスはサンジュンが電車に轢かれて死ぬと思った。
しかしぎりぎりのところで線が変わり、サンジュンは無事だったのだ。
予想が外れたジェームスはサンジュンに発砲、しかし銃撃戦の末倒れたのはサンジュンの方だった。
監視班達は先日犠牲になったリスの墓の前にいる。
新しい任務についたユンジュのコードネームは「子鹿」に変わっていた。
映画『監視者たち』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)
『華麗なる遺産』で一躍有名となったハン・ヒョジュが監視班の新人を演じた今作。とてもスリリングな展開と緊張感の漂う作品で、終始目が離せませんでした。
監視班員それぞれに付けられるコードネームがなんとも可愛らしく、新人のハン・ヒョジュに与えられたのは「子豚」。しかし、子豚の活躍は素晴らしく女性でもここまで根気強く、恐れずに動けないと監視班には入れないのだろうと感じました。
ラストで子豚が成長したシーンは、感動と納得で思わず声が漏れてしまいました。(女性 30代)
導入部からスタイリッシュで、人の心を掴みます。リス、サル、コブタ等、仲間内のコードネームを動物に設定しています。そのため、登場人物をいち早く覚えられ、ストーリーにのめり込みました。韓国の俳優に詳しくなくても、大変楽しいです。監視班の仕事はただ監視と尾行のみで、着実に犯人に迫ります。そして、犯人は頭脳明晰で俊敏、極悪非道な手強い人物ですから、丁度いい緊迫感が継続していました。元となる『天使の眼、野獣の街』も見たくなりました。(女性 30代)
冒頭の銀行強盗シーンから一気に引き込まれた。派手な銃撃よりも、監視カメラや尾行による緊張感で見せる構成が新鮮。ハ・ユンジュが“花豚”として成長していく過程が丁寧で、ラストでジェームズを追い詰める展開は胸が熱くなった。冷酷な犯人が最後まで感情を見せないのも印象的で、静かな頭脳戦が光るクライムサスペンスだった。(30代 男性)
女性新人捜査官の視点で描かれるため、観客も一緒に訓練を受けている感覚になる。監視という地味な仕事が、ここまでスリリングに描かれるとは思わなかった。リーダーのファン班長の最期は衝撃で、あの犠牲が物語に重みを与えている。ラストでジェームズが倒れる瞬間は達成感がありつつも、どこか虚しさも残った。(40代 女性)
銃撃戦よりも視線と情報のやり取りで勝負するスタイルが面白い。ジェームズの周到さと冷酷さが際立ち、彼が捜査網をすり抜けるたびに緊張が高まる。ファン班長が命を落とす展開は予想外で、チームの結束がより強まるきっかけになった。最終的に執念で犯人を追い詰める構図が爽快だった。(20代 男性)
都市の雑踏を利用した尾行シーンが秀逸。人混みの中での駆け引きは手に汗握る。ユンジュが感情を抑えながらも成長していく姿に共感した。ファン班長の死は悲しいが、その遺志を継ぐ形でジェームズを追い詰める終盤は見応え十分。監視という行為の倫理も考えさせられる作品だった。(30代 女性)
犯罪者ジェームズの存在感が圧倒的。冷徹で計算高く、最後まで隙を見せない姿が恐ろしい。だからこそ、地道な監視とチームワークで追い詰める展開が際立つ。ファン班長の犠牲は痛ましいが、それが物語を引き締める。ラストの決着は派手ではないが、積み重ねの勝利として納得感があった。(50代 男性)
監視カメラの映像や無線のやり取りが臨場感を生み、ドキュメンタリーのようなリアリティがある。ユンジュがジェームズに気づかれず尾行を続ける場面は緊迫感抜群。ファン班長の死後、チームがより一丸となる流れも感動的だった。静かながらも熱いサスペンスとして完成度が高い。(20代 女性)
アクション控えめながら、心理戦が濃厚で飽きない。ジェームズが自ら証拠を消していく冷静さと、捜査側の執念が対照的。ファン班長の最期はショックだったが、物語にリアリティを与えている。ラストでジェームズが追い詰められる瞬間の静かな緊張が忘れられない。(40代 男性)
新人捜査官の成長物語としても秀逸。失敗を重ねながらも観察力を磨き、最後は中心的存在になるユンジュの姿が印象的だった。ジェームズの冷酷さと対比される人間味が良い。班長の犠牲が重くのしかかるが、それを乗り越えて任務を全うする姿に胸を打たれた。(30代 女性)
映画『監視者たち』を見た人におすすめの映画5選
インファナル・アフェア
この映画を一言で表すと?
警察とマフィア、互いに潜む“裏切り者”が火花を散らす極上の心理戦。
どんな話?
警察に潜入したマフィアと、マフィアに潜入した警察官。正体を隠しながら組織の中枢へ迫る二人は、やがて互いの存在に気づき始める。裏切りと疑念が交錯する中、どちらが先に相手を暴くのか。緊迫した頭脳戦が展開するクライムサスペンス。
ここがおすすめ!
視線や情報の駆け引きで緊張感を高める構成は、監視者たちが好きな人に刺さるはず。派手な銃撃以上に心理戦で魅せる展開が秀逸。ラストまで緩まない緊張感と切ない結末が強い余韻を残す名作。
裏切りのサーカス
この映画を一言で表すと?
静寂の中で進む、極限まで研ぎ澄まされたスパイ戦。
どんな話?
冷戦下の英国諜報機関で、内部に潜む二重スパイを探る任務が始まる。派手なアクションはなく、会話や表情、些細な情報から真実を導き出していく。疑心暗鬼が渦巻く中、静かに進む捜査がやがて核心へと迫る。
ここがおすすめ!
監視や分析によって真相に迫る構図が監視者たちと共通。観客にも推理を要求する知的な作りが魅力。緊迫感を静かに積み重ねる演出が好きな人にはたまらない一本。
ヒート
この映画を一言で表すと?
犯罪者と刑事、互いを認め合う男たちの宿命の対決。
どんな話?
プロの強盗団を率いる男と、それを執拗に追う刑事。互いの腕を認めながらも立場は相容れない。緻密な計画と捜査がぶつかり合い、やがて市街地で壮絶な銃撃戦へと発展する。犯罪と正義の境界を描く重厚なドラマ。
ここがおすすめ!
犯人と追跡者の緊張感ある関係性が見どころ。監視や情報戦の積み重ねがクライマックスの迫力を高める。人物描写も丁寧で、単なるアクション以上の深みを味わえる傑作。
L.A.コンフィデンシャル
この映画を一言で表すと?
腐敗した街で真実を追う刑事たちの濃密な群像劇。
どんな話?
1950年代ロサンゼルス。警察内部の腐敗や裏社会との癒着が絡み合う中、異なる信念を持つ刑事たちが大事件の真相を追う。捜査の裏でうごめく陰謀と暴力、そして隠された真実が徐々に明らかになる。
ここがおすすめ!
複数の視点から事件を追う構成が巧みで、情報の積み重ねが緊張感を生む。監視者たちのように組織で動く捜査のリアリティが光る。重厚なクライムドラマを求める人におすすめ。
ドニー・イェン COOL
この映画を一言で表すと?
香港警察と犯罪者が繰り広げる、息詰まる追跡戦。
どんな話?
宝石強盗団を追う香港警察の捜査班。監視カメラや尾行を駆使して犯人に迫るが、相手もまた周到な計画で対抗する。市街地を舞台に、緊張感あふれる追跡と攻防が繰り広げられるクライムアクション。
ここがおすすめ!
監視やチームプレーによる捜査描写が魅力で、監視者たちの原作にあたる作品としても注目。都市空間を活かした追跡劇はスリリングで、頭脳戦とアクションの両方を楽しめる一作。



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