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映画『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』の概要:ルパン三世はと次元大介は、美しい宝石「リトルコメット」を盗むことにするが、その道中、歌手のクイーンマルタが暗殺された記事を見る。それはかつて次元がボディーガードをして守れなかった女性だった。盗みがばれた二人は逃げるのだか、次元が狙撃されてしまい負傷する。その弾丸はかつてマルタが狙撃されたものと同じものだった。

映画『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』の作品情報

LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標

製作年:2014年
上映時間:51分
ジャンル:アニメ、アクション、サスペンス
監督:小池健
キャスト:栗田貫一、小林清志、沢城みゆき、山寺宏一 etc

映画『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』の登場人物(キャスト)

ルパン三世(栗田貫一)
泥棒で変装の名人。敵をだます頭の切れる一面もあるが、不二子にはめっぽう弱い。
次元大介(小林清志)
寡黙なガンマンでルパンの相棒。銃の腕に対して絶対の自信を持っており、負けたときは本気で悔しがり諦めの悪いところも見せる。一対一での戦いなど正々堂々と勝負をすることを好む。
峰不二子(沢城みゆき)
美しく可愛らしい女性だが、お金に目がない。お宝や情報を盗むために変装し潜入する。ルパンを手玉に取り、ルパンが盗んだお宝も平気で横取りをし裏切ったりする。
クイーン=マルタ(皆瀬まりか / 歌:Beverly Staunton)
世界的に有名な東ドロアの歌手。歌の力を信じており、西ドロアとの架け橋になるためコンサートの開催を決意。次元にボディーガードを依頼するが、西ドロアで歌っている最中に狙撃され死亡する。
ヤエル奥崎(広瀬彰勇)
私情では動かない優秀な狙撃手。狙われた人物は生きておらず、存在が謎に包まれている。右目に眼帯をつけている。

映画『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』のあらすじ【起】

お宝を手に入れるため、マランダ共和国の大使が乗る車を襲ったルパン三世と次元大介は、大使と運転手に変装をし、何食わぬ顔で検問を突破する。

車の中にあった新聞を読むと、東ドロアの世界的歌手クイーンマルタが西ドロアで暗殺され、東西ドロアの不可侵条約が破られたため国交が危ぶまれているという話が掲載されていた。その女性は、かつて次元が守ることが出来なかった女性で、何の罪もないマルタが暗殺されたことに対し後悔の念を未だに引きずっていた。

ルパンは、無事にお宝が置かれている建物の潜入に成功する。そのお宝とは、東ドロアに落ちたとされる、美しく光り輝く彗星の欠片「リトルコメット」。しかしそのお宝は、西ドロアを手に入れたい東ドロアがマランダ共和国と取引し、ウラン濃縮設備と引き換えにしたものだった。

予定よりも早く警備に気づかれた二人はリトルコメットを手に逃げ出すが、手の内を見られているかのように警察に追いかけられる。車に乗って逃げようとした二人だったが、建物から飛び出す絶妙なタイミングで次元の肩を狙撃されてしまう。また、次元を助けようとしたルパンも足を狙撃されてしまうが、何とか車の陰に隠れてやり過ごす。

狙撃された弾丸は、次元にとって見覚えのあるものだった。それは7日前、クイーンマルタが美しい歌声で歌っている最中、何者かが彼女の肩と頭を撃ち抜いた時と同じ弾丸だった。

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映画『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』のあらすじ【承】

なぜかアジトの場所が警察に見つかるが、弾丸を見て敵に目星をつけた次元は、ルパンを連れて墓場に向かう。そこには次元の墓が用意され花が供えられていた。そんなことをするのは、ヤエル奥崎と言う狙撃手しかいない。ヤエルは、狙撃をする前に標的の墓を事前に用意するのだ。個人的な意思では動かず背後には雇い主が必ずおり、サイコロで出た数字で狙撃する回数を決める残虐な人物だった。また、狙われて生きている人はおらず、詳しいことは誰にも分からない。次元はガンマンとして、ヤエル奥崎と決闘するため、心配するルパンのもとを離れる。

とある会員クラブに侵入した峰不二子は金庫を開け手帳を手に入れようとするが、見つかってしまい捕えられてしまう。

供えられた墓の花からヤエルの居場所を割り出した次元だったが、ルパンもその場所にいた。手を借りる気はないと怒る次元だったが、ルパンはヤエルを雇っている黒幕を知りたいだけだと言う。

ルパンたちが訪れた場所では、不二子が捕えられている姿がモニターで映し出されていた。助けに行こうとするルパンだったが、危ないから助けに来ないでと言われる。

不二子とのやり取りを嘲笑いながらヤエルが現れる。ヤエルと次元は早打ちの勝負を行うことになるが、軽量化した銃を使用しているヤエルに次元は負けてしまう。次元を連れてルパンは逃げ出すことにし、ヤエルとのカーチェイスバトルが始まる。

裸にされた不二子は、赤いスパッツを着た人間のような巨大な生き物に襲われ、クラブのショーの見世物にされてしまう。

倉庫に逃げたルパンと次元だったが、次元が頭を打ち抜かれ死亡してしまう。

映画『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』のあらすじ【転】

不二子を襲った生き物は、ヤエルが作った機械だった。見世物にされていたショーがフィナーレを迎えようとしていたちょうどその時、ルパンが現れ助けられる。遠くにいるはずのヤエルもそのことに気づいているようだった。そして、ちゃっかり手帳を盗み出した不二子とルパンは脱出することになる。

不二子が盗み出した手帳とは、「カラミティファイル」と呼ばれるもので、東ドロアが秘密裏に行っている暗殺について記されており、それが公になれば一つの国が亡ぶと言われている。その手帳には、マルタの暗殺についても載っていた。

そして、ルパンはなぜ次元が狙われることになったのか気づく。すべてはこのカラミティファイルに繋がっていたのである。

マルタは薄々敵が西マルタだけではないことに気づいていたが、歌の力で東西の人々を救うことを信じていた。次元は、マネージャーからボディーガードの解約を申し出されるが、こっそりと潜入し見守っていた。だがしかし、結局マルタを守ることはできず死なせてしまうのだった。

ルパンは手帳を囮にし、敵をあぶり出すことにする。ヤエル側も手帳を取り戻す為、手帳を盗んだ不二子と共にルパンの墓を立て、殺すことを決める。

映画『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』の結末・ラスト(ネタバレ)

ヤエルは、ルパンの狙撃をするためサイコロを振り、1が出た為一発で仕留めようとする。しかし、撃った弾はルパンにかすりもしなかった。そして、自身のわき腹が撃たれていることに気づいたヤエルは、遠く離れた場所から次元が狙撃していることに気づく。死んだと思われていたが、ルパンたちに騙されていたのだ。

ルパンはヤエルの秘密に気づいていた。眼帯で隠されていた右目は見えていないのではなく、街に張り巡らされている監視カメラを直接見ているのだ。そのため、物陰に隠れているルパンたちに気づくことが出来たのだ。それを逆手に取ったルパンは、次元の死を偽装し油断させたのだ。

カラミティファイルとは、街中の監視カメラを利用して作られたものだった。マルタを殺したのは東ドロア政府だった。戦争を行うためにマルタの存在は邪魔だったのだ。そして、真相に気づかれることを恐れ次元も殺すことにしたのだ。

最後はガンマンとして次元はヤエルに対決を申し込む。お互い勝つことを信じていたが、次元は耳を、ヤエルは二の腕を打ち抜かれていた。銃の軽さを利用して、打ち合ったときに弾同士を当てることでヤエルの腕を打ち抜くことに成功したのだ。次元は殺すことはせず、ヤエルのガンマンとしての生命を殺したのだ。

ルパンと次元の車に並走してバイクに乗った不二子が現れる。不二子はその場を離れ、取り戻した手帳を確認するが、それはルパンの用意した偽物だった。その代わり、リトルコメットをこっそり手に入れる。ルパンたちはマルタの部分をマスコミに送り、残りは燃やしてしまう。その姿をモニター越しにマモーが静かに見ているのだった。

映画『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』の感想・評価・レビュー

1時間に満たない時間ですが、ルパン3世のかっこよさが隅々まで詰まっています。泥臭い作画で内容は大人向け。キャラクターのセリフ・所作が非常に渋いです。サブタイトルにもある通り次元がメインです。不利を承知でごつい銃にこだわる理由は…”ロマン”。痺れました。声に出したくなる名台詞でしょう。やや悪趣味でしたがヤエルも悪役にしては格好良すぎです。引き金を引く回数をサイコロに委ねるのは、ヤエルなりの”ロマン”ですね。敵も味方も超一流。極上のルパン作品です。(男性 20代)

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