映画『ツイン・ドラゴン』の概要:28年前、双子の男の子が誕生した。だが、弟であるジャッキーが事件に巻き込まれ、行方不明になってしまう。女性に捨て子と間違われ、拾われて育てられていたのだ。大人になったジャッキーは、知らぬ間に兄のマーの生活に関わっていくことになる。
映画『ツイン・ドラゴン』の作品情報
上映時間:104分
ジャンル:アクション、コメディ
監督:ツイ・ハーク、リンゴ・ラム
キャスト:ジャッキー・チェン、マギー・チャン、テディ・ロビン、ニナ・リー etc
映画『ツイン・ドラゴン』をフルで無料視聴できる動画配信一覧
U-NEXT | ◯ |
---|---|
Hulu | ◯ |
Amazonビデオ | × |
dTV | ◯ |
TELASA | × |
TSUTAYA DISCAS | ◯ |
ビデオマーケット | ◯ |
Netflix | ◯ |
※動画の配信情報は2022年5月時点のものです。配信状況により無料ではない場合があります。最新の配信状況は各動画配信サービス(VOD)の公式サイトでご確認ください。
映画『ツイン・ドラゴン』の登場人物(キャスト)
- ジャッキー(ジャッキー・チェン)
- 赤ちゃんのときに事件に巻き込まれ、車椅子に乗せられて道路にいたところを、女性に拾われ育てられる。自動車整備工場で働き、喧嘩に明け暮れる日々を過ごす。粗野で乱暴なところもあるが、友人思いの優しい性格。
- マー・ユー(ジャッキー・チェン)
- ジャッキーの双子の兄。指揮者として活躍している。穏やかで心優しい性格。ジャッキーと違い喧嘩は不得意。
- バーバラ(マギー・チャン)
- バーの歌姫。ウィンとターザンに惚れられるが、どちらも興味がない。貧乏ながらも幼い頃に父に教育され、ピアノが弾ける。音楽に詳しいマー(ジャッキーと勘違いしている)に心惹かれる。
- サリー(ニナ・リー)
- マーの世話係。会社のために、マーと結婚するよう父に仕組まれる。ボーイフレンドがいる。穏やかなマーに物足りなさを感じており、結婚に乗り気ではない。喧嘩に強いジャッキー(マーと勘違いしている)に心惹かれる。
- ターザン(テディ・ロビン)
- ジャッキーの友人で同僚。口は達者だが、喧嘩は不得意。バーバラを助けるため、ジャッキーと共にウィンに喧嘩を売る。
- ウィン(アルフレッド・チョン)
- マフィアの幹部。バーバラに惚れており、バーに足しげく通っていた。レーサーとしても活躍している。
映画『ツイン・ドラゴン』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ツイン・ドラゴン』のあらすじ【起】
28年前双子の男の子(マーとジャッキー)が誕生した。時を同じくして、警官に逮捕された男が怪我の治療のため、集中治療室に入ろうとしていた。男は警官の隙を突いて逃げ出すと、赤ちゃん(ジャッキー)を人質に取って逃げようとした。母はジャッキーを取り戻そうと掴みかかるが、男は抵抗し、勢い余って窓から落ちてしまう。男は車椅子にジャッキーを乗せると、救急車を奪って逃げようとした。警官はシーツを使って窓から飛び降りると、救急車の上に落下した。男が警官をひき殺そうと戻って来たため、警官はジャッキーの乗った車椅子を押して安全な場所に逃がした。そして、警官は男を逮捕した。
警官はジャッキーを探すが、車椅子しか残されていなかった。夫婦は失意の中、マーを連れて家に帰っていった。その頃、ジャッキーは捨て子と勘違いした女性に拾われ、育てられていた。
大人になったジャッキーは、自動車整備工場で働き、喧嘩に明け暮れる日々を過ごしていた。そんな時、友人のターザンに頼まれ、マフィアに所属するウィンに文句を言いに、一緒にバーに乗り込むことになる。ターザンが惚れている女性(バーバラ)が、ウィンに言い寄られているのだ。ジャッキーとターザンはウィンに文句を言うが、手下に囲まれ乱闘騒ぎになってしまう。バーバラを逃がした後、ジャッキーとターザンは捕まってしまう。ジャッキー達は殴られるのを回避するため、カーレースで勝負しろとウィンを挑発した。ウィンはマカオの大会に出場するために30万を用意しろと命令し、ジャッキー達を解放した。
映画『ツイン・ドラゴン』のあらすじ【承】
マーはホテルの部屋で、知り合いの男性から娘のサリーを紹介される。男性はサリーをマーの世話役につけて関係を持たせ、結婚までこじつけてお金を融通してもらおうとしていた。だが、サリーはボーイフレンドがいたため、結婚に乗り気ではなかった。
ジャッキーとターザンはボートに乗って逃げるが、ウィン達に見つかり追いかけられてしまう。ジャッキーがウィンの手下のボートに飛び移り戦っているとき、ターザンはボートを操縦することができず、事故を起こしてしまう。それを見て笑っていたウィンも、車に跳ねられてしまう。ターザンとウィンは病院で入院することになった。男達はターザンを人質に取り、ジャッキーを解放した。
ジャッキーは指揮者としてオーケストラの練習に参加した。そこに、サリーのボーイフレンドが現れる。ボーイフレンドが嫉妬に駆られてジャッキーを殴ろうとしたため、サリーはジャッキーを連れて逃げ出した。
ジャッキーはレストランでバーバラに会い、ターザンの見舞いに来てくれと頼んでいた。その横の席で、マーとサリーも話し合っていた。そこに、ボーイフレンドが現れる。サリーはマーをこっそり逃がすが、ボーイフレンドが店にいたジャッキーをマーだと誤解し、殴りかかってしまう。サリーはボーイフレンドと戦うマー(本当はジャッキー)の姿に驚き、気絶してしまう。ジャッキーは訳の分からないままボーイフレンドを倒した。目を覚ましたサリーは、喧嘩に強いマー(ジャッキー)の姿に惚れ、腕に寄り添った。
一方、バーバラはマーをジャッキーだと勘違いしたまま話しかけ、一緒に車に乗り込んでいた。マーは訳の分からないまま、バーバラとの会話を楽しんだ。バーバラは音楽に詳しいジャッキー(マー)の姿に驚き、自分も子供の頃に父にピアノを教えてもらったことを話した。
映画『ツイン・ドラゴン』のあらすじ【転】
バーバラはマーとピアノを弾き、素敵な時間を過ごした。その頃、ジャッキーはサリーとセックスをしていた。その後、コンサートの開演時間が迫っていたため、サリーはジャッキーをスーツに着替えさせると、一緒にエレベーターに乗り込んだ。マーもスーツに着替えて準備を行うが、トイレでジャッキーと鉢合わせする。その時、2人は自分にそっくりな相手の姿を見て、やっとサリー達が誤解していることに気づく。お互い自分の生活に戻ろうと話し合い、トイレで別れた。
車中、マーはトイレで携帯を取り違えたことに気づき、急いでジャッキーの元に向かった。ジャッキーもマーの元に向かおうとホテルの外に出てしまったため、運転手にマーに間違われて車に乗せられてしまう。マーはジャッキーに間違われ、バーバラと共にウィンの手下に捕まってしまう。
ジャッキーはサリーに押し出され、指揮者としてコンサートに立つことになった。だが、どうしていいか分からず、指揮の途中でホールの外に出てしまう。ジャッキーはマーに連絡をしてアドバイスをもらい、何とか指揮をやり遂げる。その頃、マーはウィンの手下に連れられ、マフィアのボスが乗った護送車を襲う手伝いをさせられていた。マーは護送車から逃げ出し、命からがらホテルへと戻った。
映画『ツイン・ドラゴン』の結末・ラスト(ネタバレ)
マーがジャッキーと部屋で話しているときに、サリーが訪ねてくる。マーはジャッキーを隠してやり過ごそうとするが、今度はそこにバーバラが訪ねてくる。ターザンがボス達に連れ去られてしまったのだ。バーバラはサリーの存在に嫉妬し、マーを取り合って喧嘩になってしまう。マーはジャッキーの姿を見せ、2人いることを明かした。サリー達は話を受け止めきれず、気絶してしまう。
ジャッキーはターザンを助けに行くことを決め、部屋を飛び出した。マーも一緒に戦うためジャッキーを呼び止め、握手を交わした。
マーがジャッキーの振りをしてマフィアのボス達の気を引いている隙に、ジャッキーがこっそり忍び込んだ。ジャッキーはターザンを救い出すが、マーが手下に見つかり、ボコボコに殴られてしまう。ターザンが殴られそうになっている隙にマーは逃げ出し、ジャッキーに助けを求めた。マーはターザンと共に逃げ出すが、ボスと数十人の手下達に囲まれてしまう。そこに、車に乗ったジャッキーが現れ、手下を薙ぎ倒すと、車から降りて戦った。
ジャッキーの他に、戦いに不慣れなマーがいることに敵が気づいてしまう。ジャッキーは助けに行こうとするが、鍵のついた檻に誤って入ってしまい身動きが取れなかった。ジャッキーは自分の体とマーの体が連動していることに気づき、檻の中で必死に体を動かした。ジャッキーの助けを借り、マーは何とか勝利を収める。マーがジャッキーを檻から出していると、銃を持ったボスが現れる。2人は協力してボスを衝撃テスト用の車に乗せると、安全装置を外して車を発進させた。ボスはシートベルトをしていなかったため、時速300kmの衝撃に耐えられず亡くなってしまう。
マーとジャッキー、サリーとバーバラの結婚式当日。バーバラとサリーはマー達の見分けがつかなかったが、どちらでも構わないと笑顔で叫んだ。
映画『ツイン・ドラゴン』の感想・評価・レビュー
ジャッキー・チェン主演、アクション作品。生き別れになった双子が時を経て再会し、騒動に巻き込まれる姿をコミカルに描く。ジャッキーが双子を演じ、一人二役に挑戦する。
双子が入れ違うことにより起こる騒動が非常にコミカルであり、性格の異なる双子をジャッキーが見事に演じ分けている。ヒロインのバーバラとサリーがジャッキーとマーを勘違いしてしまうところも笑いを誘う。(男性 20代)
ジャッキーチェンが双子になるというだけでお腹いっぱいな作品。ジャッキーらしいスタントも当然盛り込まれているが、基本的には双子という設定ならではの割とコミカルな展開が続く内容である。それぞれの人物が入れ替わったり、好きな人を勘違いしてしまったりと、思わず観ていてニヤニヤしてしまう。ラストシーンで2人とも結婚式を挙げるのだが、結婚相手のバーバラとサリーが2人を見分けられていないというのが、それでいいのかとなんとも微妙に思えてしまった。とはいえ、ジャッキー映画好きな方なら、他では観られない特殊な設定なので、押さえておくとよいだろう。(男性 30代)
個人的にはこの時代が一番シンプルな面白さが際立っていたころのジャッキー。体力・技術ともに最高値なんじゃないかと思う。映画の技術としてはもう少し後の方がいいけど。身体的な技術ってことね。それが二役で出ることで二倍楽しめるのかと言えば、そうでもなくて頭の中で撮影している姿が浮かんでしまって素直に楽しみにくい。コメディもやりたいしお客さんはアクションを観にくるしで、頭を抱えたジャッキーの苦肉の策が成功したとは言いにくいが、こうした実験の積み重ねがまた魅力でもある。(男性 30代)
1つの作品で2作品分のジャッキー・チェンが見られる今作。ジャッキーが双子の兄弟を一人二役で演じているのでファンにはたまらない作品でしょう。
双子と言っても別々に暮らし、異なる人生を歩んできたので性格は正反対。喧嘩が得意なジャッキーと優しくて穏やかなマーのギャップがとても可愛く見えてしまいました。
2人がシンクロするシーンもあり、こんな双子がいたら無敵すぎるだろうと思わず笑ってしまいます。
テンポも良いので飽きることなく最後まで見られました。(女性 30代)
みんなの感想・レビュー