映画『マスター・プラン』の概要:チャールズは親戚のラルフと共に自動車泥棒を行っていた。だが、ラルフが計画にはない自動車に心を奪われ、盗みを働いてしまう。その車の持ち主は、車内にあったパソコンを取り返そうと、刺客を送り出した。
映画『マスター・プラン』の作品情報
上映時間:95分
ジャンル:アクション、サスペンス
監督:アラン・ダルボルグ
キャスト:シーモン・J・ベリエル、アレクサンダー・カリム、スザンヌ・トルソン、トーケル・ペターソン etc
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映画『マスター・プラン』の登場人物(キャスト)
- チャールズ・ヨンソン(シーモン・J・ベリエル)
- 親戚のラルフと自動車泥棒を行っている。頭が良く、犯罪計画を立てるのが得意。感情の起伏に乏しく、冷静沈着な性格。
- ラグナー・ヴァンヘイデン(アレクサンダー・カリム)
- “もっとできる”が口癖であり信条である。文書偽造、詐欺、スキミング詐欺などが得意な犯罪者。
- ロッキー・オストルンド(スザンヌ・トルソン)
- チャールズの元恋人。育ての親のアレハンドロを実の親のように慕っている。金庫破りの名人。
- ダイナマイト・ハリー(トーケル・ペターソン)
- 鉱山で10年働いていたが、組合の代表としてオーナー交代を先導してクビになってしまう。生活が困窮したので、貸金庫を爆破して銀行強盗を行ったのだが、捕まって懲役3年の判決を受け、家族に見放されてしまう。娘の写真を持ち歩いている。爆弾・爆破のプロ。
- アナ・リーナ(アンドレア・エドワーズ)
- 創業者である父を殺し、家業を継いでヴァレンティン銀行の総裁となった。邪魔な者は殺してしまう、残忍で冷酷な性格。“資金洗浄”を行っている。
- クランツ(ジェンズ・ハルテン)
- 刑事。アナの仲間。ギャンブル好きで、資金提供を受ける代わりに、アナの犯罪に加担している。
映画『マスター・プラン』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『マスター・プラン』のあらすじ【起】
チャールズは綿密に計画を立て、仲間のラルフと車泥棒を行っていた。だが、ラルフは偶々見つけた新しいジャガーの車に心を奪われ、計画にはない犯行を行った。その車にはパソコンも乗っており、ラルフは起動させてパソコンの中のデータを見ようとした。しかし、追跡されるから電源を入れるなと、チャールズに止められる。パソコンの電源を切る前、ヴァレンティン銀行にいた車の持ち主は、パソコンのカメラを利用してラルフの顔を見ていた。
チャールズがパソコンを持って家に帰ると、男に襲撃され殺されそうになる。男は“パソコンを返せ”と喚いていた。チャールズは照明の電気を利用して男を感電させると、男の衣服を調べた。すると、自分とラルフの手配書が入っていた。チャールズが急いでラルフの元に行くと、ラルフの工場から1組の男女が出てきた。その男女が去った後工場の中に入ると、ラルフが椅子に括り付けられ項垂れていた。チャールズは救命処置を行うが、時すでに遅く、ラルフは息を吹き返すことはなかった。
パトカーのサイレンの音が聞こえてきたため、ラルフは工場の外に急いで身を隠した。様子を伺っていると、先程女性と共に工場に来ていた男性が、パトカーから降りてきた。男はクランツと名乗り、何食わぬ顔で、工場で殺人があったことを警察署に報告していた。そして、チャールズに罪を着せ、チャールズの逮捕令状を取るよう指示を出していた。
チャールズが車の中にあったパソコンのデータを調べてみると、ヴァレンティン銀行の銀行振替データが入っていた。インターネットでヴァレンティン銀行を調べてみると、総裁のアナ・リーナはクランツと一緒にいた女性だった。チャールズは考えを巡らし、ヴァレンティン銀行が資金洗浄に関わっていた可能性があることに気づく。チャールズはアナ達に復讐するため、銀行の金庫から金を盗む計画を立てた。それには、爆弾のプロや鍵のプロなど、仲間を集める必要があった。
映画『マスター・プラン』のあらすじ【承】
チャールズはホテルにいるラグナー・ヴァンヘイデンに会いに行った。ラグナーは文書偽造、詐欺、スキミング詐欺などを得意としていた。チャールズは5億クローナの銀行強盗を行うことを話し、協力を求めた。承諾をしたラグナーを連れ、爆弾のプロであるハリー・ベリルンドに会いに行った。すると、ハリーは爆弾自殺を行おうとしていた。チャールズはハリーを説得し、一緒に銀行強盗を行う代わりに自殺をしないことを約束させた。ハリーは生活が厳しくて困窮している現状を、2人に話して聞かせた。鉱山で10年働いていたのだが、組合の代表としてオーナー交代を先導したら、全員がクビになってしまったのだ。それで、貸金庫を爆破して銀行強盗を行ったのだが、捕まって懲役3年の判決を受け、家族に見放されていた。
チャールズはロッキー・オストルンドを仲間に加えようとしていた。ロッキーはダイヤ強盗で逮捕され、刑務所の中にいた。ラグナー達は別の人を探すべきだと言うが、チャールズの考えは変わらなかった。ロッキーは国一番の金庫破りだった。チャールズ達は護送車を襲撃し、自力で逃走しようとしていたロッキーを確保した。
チャールズ達はラグナー達に銀行襲撃の計画を説明した。しかし、銀行は最新式の金庫が取り入れられており、ロッキーが触れたことがないモノだった。ロッキーは練習する必要があることを訴えると、チャールズは銀行の前に、スウェーデン・ロシア商工会議所を襲撃することを話した。スウェーデン・ロシア商工会議所には銀行と同じタイプの金庫が設置される予定だった。
映画『マスター・プラン』のあらすじ【転】
商工会議所ではパーティーが開かれていた。ロッキーが管制室に侵入し、監視カメラを確認している警備員達を眠らせた。そして、パソコンを弄って、リストの中に偽の招待客を紛れさせた。ラグナーは偽造した身分証を使い、パーティーに侵入した。ラグナーが運転する車のトランクの中には、チャールズとハリーが入っていた。
パーティーの招待客の中にはアナの姿があった。チャールズは怒りを抑え、計画に戻った。皆の協力の元、無事に金庫の鍵の部分を盗み出すことに成功する。逃げる前にチャールズはアナの前に顔を出した。アナは逃げるチャールズを追いかけるよう指示を出すが、捕まえられなかった。ラグナー達は計画が無事に成功したことを喜んでいたが、チャールズだけ浮かない顔をしていた。夜、ロッキーはチャールズの様子を伺いに行った。すると、チャールズはラルフのことを思い、1人で泣いていた。ロッキーはそんなチャールズを抱きしめた。
クランツは商工会議室を確認し、工事中の金庫の鍵が盗まれたことを知る。監視カメラの映像は盗まれていたが、管制室の映像は残っていた。そこに映っていたのは、ロッキーだった。その頃、チャールズ達は銀行襲撃の計画について話し合っていた。そして、爆弾の調整をしたり体を鍛えたり、準備を整えた。
クランツはロッキーの家を調べ、育ての親がアレハンドロであることを知る。その頃、ロッキーはそのことをラグナーと話していた。アレハンドロはロッキーが唯一心を許せる人だった。ラグナーはロッキーに好意を抱いていることを伝えるが、タイプじゃないと素気無く断られる。だが、ラグナーは落ち込んでいる姿を見せず、明るく振る舞った。チャールズはロッキーがラグナーと仲良く話していることに嫉妬し、金庫破りの方法に文句をつけて口論になってしまう。チャールズはロッキーと付き合っていたことがあり、思いはもうないと言いながら好意を捨てきれずにいた。
映画『マスター・プラン』の結末・ラスト(ネタバレ)
調べた結果、クランツはチャールズ達が銀行の金庫を襲撃する予定であることに気づく。そのことをアナに報告した。アナの動揺は激しかったが、クランツは襲撃される前にチャールズ達を捕まえる気でいた。
クランツはアレハンドロを尋問し、ロッキーを助ける代わりにチャールズの情報を聞き出した。アレハンドロは現在銀行強盗を行っている最中であることを伝えた。金庫を爆破して金を奪い、地下鉄で逃げる作戦だった。クランツ達はそんなに上手くいくはずがないと驚くが、実際にチャールズとロッキーが銀行に侵入し、ハリーとラグナーが地下鉄車両を乗っ取って動かしていた。
チャールズ達は警備員の服を奪い、金庫室に侵入した。金庫室の電気を爆弾を使って停電させるのだが、復旧の時間が想定したよりも早く、ロッキーは1分30秒以内に鍵を開けなければならなかった。チャールズは“グラフ用紙”を使った方が正確なためそのやり方を勧めるが、ロッキーは“直感”の方が早くできると譲らなかった。そして、チャールズに信じてくれと懇願した。チャールズはロッキーにキスをして了承した。
ロッキーは見事金庫を開けるが、その中にお金はなかった。驚いていると、そこにアナとクランツが現れる。アレハンドロから情報をもらい、アナは金を移動させていたのだ。チャールズはアナに、ラルフのように今まで何人殺したのか尋ねた。創業者である父も殺したのか尋ねると、アナの顔色が変わった。アナは父やラルフを殺したことを認めたが、強気な態度を崩さず、チャールズ達を金庫の中に閉じ込めて防火装置を作動させた。防火装置により庫内はハロンガスで満たされ、30秒で酸素が消えるようになっていた。数分後、アナ達は金庫の中を確認するが、そこにチャールズ達の姿はなかった。金庫の床には大きな穴が開いていた。
ラグナー達が警備員に扮し、銀行から移送される金を奪い取っていた。全てチャールズの計画の内だったのだ。チャールズはアナがスウェーデン・ロシア商工会議所のパーティーに出席することを知っており、わざと挑発したのだ。ロッキーの監視映像を残しておいたのも作戦の内で、アレハンドロから情報が漏れるようにしていた。アナが現金移送を行うように仕向けたのだ。
アナはヴァレンティン銀行がヴァレンティン国際銀行に代わるため、記者会見を開いていた。だが、モニターが変わり、資金洗浄を行っている証拠の“両替取引”の映像が写し出された。しかも、それと同じ物が、記者達のパソコンにメールで送りつけられていた。さらに、クランツの横で、アナが父やラルフを殺害したことを認める供述を行っている映像が、モニターに映し出された。昨夜アナと話している際、チャールズは隠しカメラを服の中に忍ばせていたのだ。
チャールズはラルフの墓前で、感謝の言葉と別れの言葉を伝えた。墓から帰ろうとしていると、覆面を付けた人物に誘拐される。誘拐したのはロッキー達だった。ロッキー達は旅行を計画しており、チャールズも連れて行こうとしていた。だが、チャールズは計画があると言って断った。計画から逸れたことをして、ラルフを失ってしまったことを引き摺っているのだ。ロッキーはそんなチャールズに手を差し伸べ、計画は常に必要じゃないと伝えた。チャールズはロッキーの手を取り抱きしめた。ラグナー達もチャールズを抱きしめ、声を出して騒いだ。
映画『マスター・プラン』の感想・評価・レビュー
復讐のための銀行強盗を、詐欺師・爆薬博士・金庫破りの仲間と主人公の4人で実行する。1時間半という短さとテンポの良さ、単純明快なストーリーなのでサクッと見れて良いです。タイトル通り”計画”が肝の作品ですが、ところどころある穴があります。線路の切り替えは運ですよね。ハイテンポな展開がこの穴をごまかせています。自転車泥棒の主人公が、個性的な仲間3人のキャラに飲み込まれてしまっているのが残念です。(男性 20代)
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