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なぜ苦しいのに目が離せない?「万事快調 オール・グリーンズ」ネタバレ感想レビュー

結論から書きます。
「万事快調 オール・グリーンズ」は、青春の“爽快感”ではなく、逃げ場のなさを描いた映画です。

MIHOシネマ編集部の映画専門ライターとして、2026年2月1日に日本で本作を鑑賞しました。
観終わったあとに残ったのは、感動よりも胸の奥に沈殿するような重さでした。

夢を語ることはできる。
でも、それを叶えるための現実は、あまりにも厳しい。
本作は、その事実から一度も目を逸らしません。

この記事では、「万事快調 オール・グリーンズ」をネタバレ込みで整理しつつ、感想とレビューを交えながら、この作品が突きつける“青春の現実”を読み解いていきます。

最初に語りたい1番の見せ所は「3人が同好会を結成する瞬間」

この映画のすべては、
同好会「オール・グリーンズ」が生まれる瞬間に詰まっています。

舞台は、未来が見えない田舎町。
主人公たちは、学校にも家庭にも、確かな居場所を持てずにいます。

MIHOシネマ編集部として鑑賞していて強く感じたのは、
「夢を語ること自体が、すでに賭けになっている」という空気です。

希望に満ちた結成シーンでありながら、
どこか破滅の予感が漂う。
この二重構造こそが、本作の魅力であり残酷さでもあります。

次は、物語をネタバレありで整理します。

「万事快調 オール・グリーンズ」のあらすじをネタバレありで解説

主人公は、ラッパーを夢見る高校生・朴秀美。
学校にも家にも居場所を見いだせず、鬱屈した日々を送っています。

彼女と対照的なのが、陸上部のエースで社交的な矢口美流紅。
スクールカースト上位にいながら、家庭には問題を抱えています。

さらに、大好きな漫画を拠り所に生きる、斜に構えた毒舌キャラの岩隈真子。
3人はそれぞれ違う場所で孤独を抱えています。

この町を出るためには、一獲千金を狙うしかない。
そう考えた彼女たちは、同好会「オール・グリーンズ」を結成し、
ある“禁断の課外活動”に手を染めていくのです。

次は、この物語が持つテーマを掘り下げます。

夢を語ることが、なぜこんなにも苦しいのか

本作が描く青春は、キラキラしていません。
むしろ、現実に押し潰されそうな瞬間の連続です。

ラップ、映画、漫画。
3人はそれぞれ「好きなもの」を持っています。
しかし、それが将来につながる保証はどこにもありません。

才能があっても、環境がなければ届かない。
この冷酷な事実を、映画は淡々と積み上げていきます。

次は、実際に観て感じた感想をレビューします。

実際に観た感想レビュー|希望を描かない誠実さ

正直に言うと、
観ていて楽な映画ではありません。

しかし、その不快感こそが誠実だと感じました。

MIHOシネマ編集部として特に印象的だったのは、
誰かが救済される展開を安易に用意しない点です。

この映画は、観客を慰めてくれない。
だからこそ、登場人物の感情が生々しく伝わってきます。

次は、この作品が向いている人・向いていない人を整理します。

「万事快調 オール・グリーンズ」はこんな人におすすめ

  • リアルな青春映画が好きな人
  • 夢と現実のギャップを描いた作品に惹かれる人
  • 社会派要素のある物語を求めている人

一方で、次のような人には合わないかもしれません。

正直、こんな人にはおすすめしない

  • 爽快感のある青春映画を期待している人
  • 分かりやすい成功物語が好きな人
  • 重たい余韻が苦手な人

次は、本作が刺さった人におすすめの映画を紹介します。

「万事快調 オール・グリーンズ」が刺さった人におすすめの映画3選

猿楽町で会いましょう

この映画を一言で表すと?

夢を追う若者の不安定さを描いた青春譚。

どんな話?

曖昧な関係性の中で揺れる若者たちの日常を描く。

ここがおすすめ!

児山隆監督作品として、空気感の近さを感じられます。

愛されなくても別に

この映画を一言で表すと?

孤独と自己肯定をめぐる静かな物語。

どんな話?

人との距離感に悩む主人公の内面を丁寧に描写。

ここがおすすめ!

救いを安易に提示しない姿勢が共通しています。

ブルーアワーにぶっ飛ばす

この映画を一言で表すと?

閉塞感からの脱出を描いたロードムービー。

どんな話?

地方に生きる女性たちの葛藤と衝動を描く。

ここがおすすめ!

「ここではないどこか」を求める感情が重なります。

あなたは、この青春をどう受け取りましたか?

「万事快調 オール・グリーンズ」は、
観る人の立場によって、刺さる場所が変わる映画です。

・3人の選択をどう感じたか
・この町を出る方法はあったと思うか
・自分ならどうしたか

ぜひコメント欄で、あなたの感想を教えてください。
この作品について、もう一歩深く語り合えたら嬉しいです。

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この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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