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映画『アナライズ・ミー』あらすじとネタバレ感想

この記事では、映画『アナライズ・ミー』のあらすじをネタバレありで解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『アナライズ・ミー』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『アナライズ・ミー』の結末までのストーリー
  • 『アナライズ・ミー』を見た感想・レビュー
  • 『アナライズ・ミー』を見た人におすすめの映画5選

映画『アナライズ・ミー』 作品情報

アナライズ・ミー

  • 製作年:1999年
  • 上映時間:104分
  • ジャンル:コメディ
  • 監督:ハロルド・ライミス
  • キャスト:ロバート・デ・ニーロ、ビリー・クリスタル、リサ・クドロー、チャズ・パルミンテリ etc

映画『アナライズ・ミー』 評価

  • 点数:90点/100点
  • オススメ度:★★★★★
  • ストーリー:★★★★★
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★★

[miho21]

映画『アナライズ・ミー』 あらすじ(ストーリー解説)

映画『アナライズ・ミー』のあらすじを紹介します。

1950年代後半のニューヨークは大きく様変わりし、マフィアの勢力分布もそれに伴って大きな変化を遂げていた。全米中からマフィアのボスが集まる異例の集会が行われたが、FBIの妨害によってそれは実現しなかった。マフィア自体の存続が危ぶまれるようになった近年、再び大きな会合が行われようとしていた。そんな中、悪名高いマフィアのボスであるポール・ヴィッティ(ロバート・デ・ニーロ)は、不可解な発作に悩まされるようになる。ある日、ポールの腹心であるジェリー(ジョー・ヴィテレリ)は、交通渋滞のトラブルで精神科医ベン(ビリー・クリスタル)と知り合った。頻繁に発作を起こすポールは一般の病院では満足せず、彼は精神科の医者を捜すようジェリーに命令し、たまたま昨夜知り合ったばかりのベンを紹介される。ポールはベンの事をいたく気に入った様子で、時と場所を選ばずベンを呼び出し、再婚相手のローラ(リサ・クードロー)との結婚式にも、有名なマフィアとして顔を知られているにも拘わらず家族で顔を出し、敵対するファミリーのヒットマンとの銃撃戦まで起こり、目出度い席に二つの死体が転がる羽目になる、結婚式をメチャクチャにされ、逆上するベンを無視するようにポールはベンから離れようとしない。やがてベンにマフィアを追うFBIが接近し、強制的な情報提供を要請され、隠しマイクを仕込まれてポールとレストランで会食をする。ベンはそのレストランで少年時代のポールが目の前で父親を殺された事実が、彼のトラウマになっていると判断する。そしてベンは医師として患者のプライバシー保護のためトイレで隠しマイクを外した。ベンがFBIと通じている事に気づいていたポールは、彼を空き地へ連れ出して銃口を向けるが、再びベンに諭され自分のトラウマを告白して泣き崩れる。そこで敵対するプリモ(チャズ・パルミンテリ)のファミリーから再び銃撃を受けるが、泣き止まないポールの替わりにベンが銃を取って応戦する。やがて敵を撃退し、セラピーもそこで終了したかのように見えた。しかしプリモとの抗争に決着をつけるための会合を前に、ポールは再び発作で倒れてしまう。ローラとの二度目の結婚式の最中にジェリーに連れ出されたベンは、ポールの代理として会合への出席を強要される。マフィアの大物相手に自己流の大芝居を打つベンだったが、あわや銃撃戦という寸前に復調したポールが現れた。彼はマフィアから足を洗うと宣言しベンを伴ってその場を引き上げたが、プリモがそれを追いかけ、銃撃戦が始まった瞬間に機動隊が踏み込み全員が逮捕された。1年後にベンは服役したポールを刑務所に訪ねる。病を克服したポールにベンは改めてセラピーを約束し再会を誓う。そしてベンはローラとの幸せな夜を迎える中、ポールからプレゼントであるプライベートライブで、トニー・ベネットの生歌に酔っていた。

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映画『アナライズ・ミー』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『アナライズ・ミー』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

ロバート・デ・ニーロの多彩な演技に脱帽

デ・ニーロの演技の幅広さは言うまでもないが、本作で演じるマフィアのボスは少々大袈裟に誇張され、トラウマに悩みながら泣き叫ぶ部分など、今までにないキャラクターを結構乗り気でやっているところも見え隠れして微笑ましい。全体的にコメディタッチなので画面全体から滲み出る空気感も明るめであり、台詞回しもどこか野暮ったいところに、マフィアものらしからぬ演出の巧みさが表れている。「ゴッド・ファーザー」のパロディシーンも挟まれており、映画通には含み笑いをする場面が織り込まれているところも粋な演出である。しかしながらシリアスな部分ではさすがにデ・ニーロ独特の殺気も窺う事ができ、そのメリハリの付いた演技の多彩さには余裕さえ感じられる。デ・ニーロ主演作品にしては肩の力が抜けながら、エンターテインメントとして楽しめる上質のコメディである。

ビリー・クリスタルとジョー・ヴィテレリの見事なサポート

ビリー・クリスタルは本作で制作総指揮を担当しており、卓越なコメディセンスを役者としても発揮しているが、本作の共演者で一番光っている存在はジョー・ヴィテレリだろう。いろんな映画の脇役としてお馴染みの役者だが、その強面はマフィアを演じるために生まれてきたと言ってもいいほどだろう。少々間が抜けているような役どころながら、個性的な存在感はロバート・デ・ニーロにヒケを取らないほど鮮烈な印象である。他のマフィアを演ずる脇役もいい味を出しており、コメディと言えども手を抜かない設定にはハロルド・ライミス監督のこだわりも窺える作品である。


明るくて憎めないマフィアのお話。ロバート・デ・ニーロと言うと両手を前に出し広げたこの仕草や表情がモノマネされることが多いですが、あのモノマネはこの作品から来ているのでしょうか?全く知らない作品でしたが、想像以上に明るい雰囲気で描かれていて、全体的にコメディ要素が多いので楽しんで見ることが出来ました。
マフィアのボスでもトラウマや悩みを抱えていて、他人だからこそ頼れたり、打ち明けられたりすることがあるのだと思うとマフィアも普通の人なんだなとなんだか可愛く思えて憎めなくなりました。(女性 30代)


マフィアのボスが精神科医に頼るという奇抜な設定が新鮮で、最初から最後まで笑いっぱなしでした。デ・ニーロがあれだけ真剣に悩んでいる姿が逆に面白く、カウンセリングシーンは名場面の連続。コメディなのに、人間味もちゃんと描かれているのが良かったです。(20代 男性)


ロバート・デ・ニーロとビリー・クリスタルの絶妙な掛け合いが最高でした。マフィアのボスが「泣き虫」であることに悩んでいるというギャップが面白すぎる!ただのドタバタ劇ではなく、友情の芽生えもしっかり描かれていて、心が温かくなりました。何度も観たくなる映画です。(30代 女性)


期待以上に楽しめたコメディ映画でした。特に、デ・ニーロのセルフパロディとも言える演技が光っていて、彼の新たな一面を見た気がします。マフィアらしい強面と、精神的な脆さのギャップに、笑いながらも不思議と親近感が湧きました。ラストも爽やかで良かったです。(40代 男性)


最初は「マフィアものだからちょっと重いかな?」と思ったけど、実際はすごく軽快なコメディでした!精神的に追い詰められるボスと、振り回される精神科医のやり取りがどれもツボ。日常生活のストレスが吹き飛ぶような、楽しい時間をもらえた映画でした。(50代 女性)


「マフィア=怖い」というイメージをいい意味で裏切ってくれる映画。デ・ニーロが泣きながら悩みを語るシーンには思わず爆笑。でもただのギャグではなく、マフィアのボスにも人間らしい弱さがあるんだと、妙に納得させられました。テンポも良くて飽きずに観られます。(10代 男性)


ビリー・クリスタル演じるベンが、最初はトニーに振り回されっぱなしなのに、最後にはしっかり支えになっているのが感動的でした。ギャグだけじゃない、ちゃんと成長物語としても成立しているのが素晴らしい。2人の奇妙な友情にニヤニヤしっぱなしでした。(30代 男性)


ギャング映画が苦手な私でも楽しめたライトなコメディ作品。人を殺すことに悩むマフィアボスという設定自体が斬新で、シリアスになりがちなテーマをここまでユーモラスに料理できるのはすごいと思いました。ストレス解消にぴったりな一本です!(40代 女性)


ロバート・デ・ニーロがこれほどコメディの才能を持っているとは知らなかった!普段のシリアスなイメージとのギャップが凄くて、その演技だけでも観る価値あり。普通なら重苦しくなりそうな題材も、絶妙なバランスで笑いに昇華していて、脚本も本当に秀逸でした。(20代 女性)


『アナライズ・ミー』は、マフィア映画とコメディ映画のハイブリッドという感じで非常に楽しめました。特に、結婚式のカオスな展開は抱腹絶倒。サスペンスと笑いのバランスが絶妙で、最後までダレずに見せてくれる。デ・ニーロの器用さを再認識した映画です。(50代 男性)

映画『アナライズ・ミー』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『アナライズ・ミー』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

ミート・ザ・ペアレンツ

この映画を一言で表すと?

最悪の義父との出会いが生んだ、笑いと絶望のホームコメディ。

どんな話?

恋人の実家に初めて訪問した青年が、元CIAの超過保護な父親に翻弄されるドタバタ劇です。完璧に見える家族に溶け込もうと必死な青年の姿が、次々とトラブルを引き起こしていく様子が爆笑必至のテンポで描かれます。

ここがおすすめ!

『アナライズ・ミー』と同じく、ビリー・クリスタル演じるドタバタ感を楽しんだ人にぴったり。ベン・スティラーとロバート・デ・ニーロの掛け合いも絶妙で、笑いながらも登場人物たちに愛着が湧いてくる心温まるコメディです。

マイ・インターン

この映画を一言で表すと?

人生経験豊かなシニアが若き女性CEOを支える、心温まるドラマ。

どんな話?

定年退職後にシニアインターンとしてスタートアップに入社した70歳の男性が、若きCEOの右腕として活躍し、次第に彼女の心の支えになっていく物語。世代を超えた友情と成長を、軽やかに描きます。

ここがおすすめ!

ロバート・デ・ニーロがまた違った優しい演技を見せてくれる一作。『アナライズ・ミー』で感じた彼の親しみやすい魅力をさらに堪能できます。笑いと温かさを同時に味わえる作品を探している人におすすめです!

マフィア!(原題:Mafia!)

この映画を一言で表すと?

マフィア映画を徹底的にパロディ化した、抱腹絶倒のギャグコメディ。

どんな話?

『ゴッドファーザー』や『カジノ』といったマフィア映画の名作を思いっきりパロディにしたコメディ映画。マフィアの世界の“お約束”を次々と茶化し、爆笑を誘うシーンが満載です。知っているとニヤリとできるネタが盛りだくさん!

ここがおすすめ!

『アナライズ・ミー』でマフィアとコメディの相性にハマった人には絶対オススメ!ハチャメチャなギャグ満載で、難しいことを考えずに笑いたいときにぴったりの作品です。映画好きならさらに楽しめる細かい小ネタにも注目です。

ゲット・ショーティ

この映画を一言で表すと?

ギャングが映画界に進出!?ハリウッドを舞台にした異色のクライムコメディ。

どんな話?

借金取りを生業にしていた男が、ひょんなことからハリウッドの映画制作に関わることに。裏社会の手腕を駆使して映画界を渡り歩く姿を、スタイリッシュかつユーモラスに描いています。ジョン・トラボルタ主演。

ここがおすすめ!

『アナライズ・ミー』と同じく、クライムとコメディの絶妙なバランスを楽しみたい人におすすめです。洒脱なセリフとテンポの良さが光る、知的で笑える一作。映画業界の裏側に興味がある人にも刺さります!

アナライズ・ユー(Analyze That)

この映画を一言で表すと?

再び帰ってきた、あの名コンビのドタバタセラピー劇!

どんな話?

前作『アナライズ・ミー』の続編。刑務所に収監されていたトニーが仮釈放され、ベンの元に再び転がり込んでくるところから物語がスタート。更生しようとするトニーと、平穏な生活を取り戻したいベンの再びの珍騒動を描きます。

ここがおすすめ!

『アナライズ・ミー』が好きなら、続編『アナライズ・ユー』は必見!ふたりの絶妙なやりとりがパワーアップし、さらに笑いが加速します。前作を気に入った方なら、間違いなく楽しめる続編です。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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