この記事では、映画『あの頃。』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『あの頃。』の作品情報
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000632.000031998.html
製作年 | 2020年 |
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上映時間 | 116分 |
ジャンル | ヒューマンドラマ |
監督 | 今泉力哉 |
キャスト | 松坂桃李 仲野太賀 山中崇 若葉竜也 |
製作国 | 日本 |
映画『あの頃。』の登場人物(キャスト)
- 劔樹人(松坂桃李)
- 大学卒業後、ベーシストを目指してバンド活動をしつつ、バイトで生計を立てている。内向的な性格で、落ち込むと、アパートの自室で一人、「サルビアの花」を歌う。
- コズミン(仲野太賀)
- 「ハロプロあべの支部」のメンバー。藤本美貴推し。ネット弁慶で、スケベな小心者。
- ロビ(山中崇)
- 「ハロプロあべの支部」の仕切り役。石川梨華推し。サングラスをかけて、いかつい風貌をしているが、心は繊細。
- 西野(若葉竜也)
- 「ハロプロあべの支部」のメンバー。オリジナルのヲタグッズをデザイン・製作するのが生きがい。重度のオタクだが行動的で、イベントでは歌や踊りも披露する。
- ナカウチ(芹澤興人)
- 「ハロプロあべの支部」のまとめ役。CDショップに勤めており、そこに客としてやってきた劔が、松浦亜弥のコーナーに見入っているところを見て、「ハロプロあべの支部」のイベントに誘う。穏やかな性格の常識人。
- イトウ(コカドケンタロウ)
- 「ハロプロあべの支部」のメンバーで、ハロプロ全般推し。ノリがよく、いじられキャラ。仲間のたまり場として、自身の部屋を提供する。
- 佐伯(木口健太)
- 劔の友人。劒が落ち込んでいるとき、パチンコに誘ったり、「これを見て元気を出せ」と、松浦亜弥のDVDを贈ったりする優しさがある。
- 靖子(中田青渚)
- 劒の大学の後輩。ハロプロに興味がある。
映画『あの頃。』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『あの頃。』のあらすじ【起】
2004年、大阪。劔樹人は大学卒業後、ベーシストを目指してフリーターをしていた。
バンドを結成したものの、バイトが忙し過ぎて、思うように練習時間が取れない。何度も同じところでミスをする劔に、バンドのメンバーは苛立ちを隠せない。
ついにキレたメンバーの一人に、劔は胸ぐらをつかまれ、「やる気あんのか」と怒号を浴びせられた。すっかり意気消沈した劔は、ボロアパートでひとり、虚ろな目で「サルビアの花」を力なく口ずさむ。翌日友人の佐伯が劔をパチンコに誘いに来たが、劔はそんな気力もなく、一日中部屋で寝て過ごした。
夜になってやっと、夕食用の買い出しに出た劔が、コンビニ弁当を手にアパートに戻ると、ドアノブに袋がぶら下げられていた。中には「これ見て元気だしや」という佐伯からのメモと、松浦亜弥のDVDが入っていた。
DVDを再生し、「桃色片想い」のミュージックビデオに完全に魅了されるまでに時間はかからなかった。
自転車を爆走させてCDショップに行き、松浦亜弥のCDを手に取る劔。そこへ店員のナカウチが、1枚のチラシを手に近づいて来た。
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映画『あの頃。』のあらすじ【承】
チラシの見出しは「ハロプロあべの支部トークライブ」。そして「ハロプロ好きなら誰でも参加OK。ハロプロマニアによる爆笑トークショー」という説明が加えられている。
劔は、トークライブの会場「なんば白鯨」に足を運ぶ。トークを繰り広げる「ハロプロあべの支部」メンバーは個性派揃いだ。仕切り役のロビは石川梨華推し、ハロプロ全般を愛するイトウ、ヲタグッズの自作に人生を懸ける西野、劔をトークライブに誘ったナカウチは、まとめ役といったところ。ただ、藤本美貴推しのコズミンは、少し癖が強いようだ。ネット弁慶でプライドが高く、初対面の劔に「自己紹介をするのが遅い」と説教した。
ライブ終了後、劔がナカウチに、チラシをくれたお礼を言っていると、ロビが劔に興味を持って話しかける。話は弾み、劔は打ち上げに参加することに。店の予約が取れなかったため、打ち上げ会場は急きょ、イトウのアパートに決定した。
打ち上げは大いに盛り上がり、その日から劔も彼らの仲間となった。ステージで、イトウのアパートで、銭湯で、ハロプロ愛を熱く語り合った。
映画『あの頃。』のあらすじ【転】
ある日劔は、大学の後輩の靖子から相談を受ける。内容は、靖子が在籍する大学の学園祭で、「ハロプロあべの支部」のパフォーマンスを披露してもらえないか、というものだった。劔と仲間たちは、ハロプロの啓蒙活動のチャンスと張り切り、学園祭の舞台に上がった。
その後、松浦亜弥のコンサートに行きたいという靖子のために、劔はチケットを2枚用意したものの、靖子は体調不良を理由にドタキャン。
落ち込む劔のもとへ、コズミンが訪ねてくる。コズミンは、自分が当てた松浦亜弥のファンクラブ限定握手会のチケットを劔に渡し、毒づきながらも励ました。劔はついに松浦亜弥と対面し、握手を交わした。
「ハロプロあべの支部」に新しいメンバーが参入した。西野の知り合いで、藤本美貴推しのアールだ。ギターを弾くアールに、「俺はベースやってて…」と話す劔。そこから仲間の中で話は発展し、「恋愛研究会。」というバンドを結成するに至った。
このバンドの初ステージ。観客席には靖子がいた。ステージ終了後、靖子に声を掛ける劔だったが、そこに佐伯が登場。2人は付き合っていた。
映画『あの頃。』の結末・ラスト(ネタバレ)
2008年.劒はナカウチに誘われて、一緒に東京のライブハウスで働くことになった。劔とナカウチ以外の仲間は、大阪でそれぞれ別の人生を歩み始めており、連絡を取りあう仲にはあったが、「ハロプロあべの支部」は解散したも同然だった。
それでも一人、ハロプロマニアとして活動を続けていたコズミンが、肺がんの告知を受けた。
コズミンは気丈に振る舞い、前向きに治療を受けていたが、がんは進行していった。劔とナカウチは大阪に戻り、「ハロプロあべの支部」を再結集、「コズミン生前葬」というイベントを開催してコズミンを励ました。
2010年、コズミンは「前向きに生きるために」と、病床でツィッターを始め、日々の心身の変化を発信するようになった。
コズミンの病状が悪化し、会話が難しくなっても、仲間たちが見舞いに来てはコズミンを茶化し、笑いに包まれるコズミンの病室は、いつも賑やかだった。
コズミンとの別れのとき、劒たちは、いつものようにふざけ合って、笑顔で見送った。
時は流れ、年をとった劔は、あの頃を思い出しながら、今も心に生きるコズミンに語りかけている。
映画『あの頃。』の感想・評価・レビュー
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映画『あの頃。』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『あの頃。』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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