この記事では、映画『アスファルト(2015)』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『アスファルト(2015)』の作品情報
出典:https://movies.yahoo.co.jp/movie/356571/
製作年 | 2015年 |
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上映時間 | 100分 |
ジャンル | コメディ ドラマ |
監督 | サミュエル・ベンシェトリ |
キャスト | イザベル・ユペール ジュール・ベンシェトリ ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ ギュスタヴ・ケルヴェン |
製作国 | フランス |
映画『アスファルト(2015)』の登場人物(キャスト)
- ジャンヌ(イザベル・ユペール)
- 団地に引っ越してきた中年女性。職業は女優である。独り身である彼女は、隣に住む同じく孤独を抱える少年と次第に心を通わせていく。
- スタンコヴィッチ(ギュスタブ・ケルバン)
- 団地の住民である中年男性。母は他界し、一人で暮らしている。団地のエレベーターの交換に1人反対したため、肩身の狭い思いをしている。
- シャルリ(ジュール・ベンシェトリ)
- 団地に住む少年。母と2人暮らしであるが、母は仕事があり、ほとんど家に居ない。隣に越してきたジャンヌに興味を持ち話しかける。
- ジョン(マイケル・ピット)
- 団地の屋上に不時着した宇宙飛行士。突然の出来事に混乱した様子であるが、住民のハミダに力を貸してもらい、2日間ハミダの家に居候させてもらう。
- ハミダ(タサディット・マンディ)
- 団地に住む夫人。突然現れたジョンを快く迎え入れる心優しい人物。1人息子は刑務所に入っており、毎日面会に訪れている。
- 看護師(バレリア・ブルーニ・テデス)
- 団地の近所にある病院に勤務している。夜勤帯で働き、午前1時からが休憩時間である。ある日休憩時間に現れたスタンコヴィッチに最初は不信感を示すが次第に打ち解ける。
映画『アスファルト(2015)』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『アスファルト(2015)』のあらすじ【起】
団地にあるエレベーターは故障を繰り返していた。困った住民たちは、みんなで費用を集めて新しいエレベーターを購入しようと話合うが、スタンコヴィッチという中年男だけは反対である。2階に住むスタンコヴィッチはエレベーターを使わないからだ。住民は話合い、スタンコヴィッチに費用を請求しない代わりにエレベーターの使用を禁止した。
ある日、スタンコヴィッチはエアロバイクを夜通しこぎ続けたことで膝を痛めてしばらく車椅子生活を余儀なくされる。しかしエレベーターの使用は禁止されているため、スタンコヴィッチは住民の居ない時間を見計らってエレベーターを利用するのであった。
真夜中に団地を抜け出したスタンコヴィッチは近所の病院にある自動販売機でお菓子を買いこむ。その帰りに夜勤の看護師に声を掛けられる。スタンコヴィッチは咄嗟に自分は世界を旅する写真家であると嘘をつく。看護師は明日あなたの写真を見せてと言うのであった。
もう1人の団地住民である、シャルリという少年は隣の部屋に引っ越してきたジャンヌという女性と言葉を交わすようになる。ジャンヌが女優だと聞いたシャルリはジャンヌの出演している映画を見たいというのであった。
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映画『アスファルト(2015)』のあらすじ【承】
夜が来て、スタンコヴィッチは亡き母のものであるカメラと写真を持って看護師のもとを訪れる。2人が会話をしていると、風のような子供の叫び声のような不気味な音が聞こえてくる。この音は毎晩聞こえるようだ。看護師はスタンコヴィッチに外国の写真や空の写真を見せてと言い、明日会う約束をする。
ある日、団地の屋上に突然何かが不時着する。中から降りてきたのはアメリカ人の宇宙飛行士のジョンあった。ジョンは団地に住む、ハミダという夫人に電話を借り、NASAに連絡をする。ジョンはフランス語が分からないためハミダと会話をすることができない。NASAのスタッフはフランス語でハミダに事情を説明し、迎えに行くまでジョンを泊めてくれないかと依頼する。快く承諾するハミダであったが、ジョンは戸惑っていた。
ハミダの優しさに触れたジョンは心を開き、一緒にテレビを見たり、ハミダの家の水漏れ修理をしてあげる。ハミダにはマジッドという息子がおり、今は刑務所に入っているそうだ。息子マジッドの部屋をジョンに貸す。
その頃シャルリはジャンヌの部屋を訪れ、彼女の出演作品を一緒に鑑賞していた。明日も一緒に映画を見ようと約束してシャルリは部屋をあとにする。
映画『アスファルト(2015)』のあらすじ【転】
スタンコヴィッチは看護師と一緒に写真を眺めていた。スタンコヴィッチが撮ったテレビや空の写真ばかりであったが看護師はそれでも感心してくれた。あなたの写真が撮りたいというスタンコヴィッチに戸惑いながらも考えておくと返事をする。
一方ジャンヌは、昔出演した作品が再演されると聞いて、同じ役を演じるために出かけて行く。シャルリはジャンヌを送り出すが、帰ってきたジャンヌは泥酔しており、シャルリの前で泣き崩れる。どうやら役はもらえなかったようだ。
真夜中、エレベーターに乗り込んだスタンコヴィッチであったが、故障して閉じ込められてしまう。看護師は外で待ち続けていた。必死の思いでエレベーターから脱出したスタンコヴィッチは痛む両足を引きずりながら病院へと向かっていた。
その頃、ハミダとジョンは夕食をともにしていた。ジョンとハミダはお互いの言葉が分からないながらも意思の疎通を図る。ジョンが息子のことを尋ねると、ハミダは涙ぐむのであった。
次の日シャルリはジャンヌに、悪役の方をやればいいと提案し、演出家に見せるための動画を撮ってあげると申し出る。元気を取り戻したジャンヌはシャルリが向けたカメラの前に立つのであった。
映画『アスファルト(2015)』の結末・ラスト(ネタバレ)
スタンコヴィッチは休むことなく朝まで歩き続け、何とか病院に到着する。そこに夜勤を終えた看護師が出てきて、スタンコヴィッチが声を掛けると、看護師は昨日待っていたのにという。スタンコヴィッチは看護師に向かってカメラを構えてシャッターを切る。そして、僕は写真家でもなくこのカメラにはフィルムも入っていないと本当のことを打ち明けるスタンコヴィッチに看護師は笑いだす。
その頃、ハミダは眠っているジョンを起こしていた。朝食をともにしていると、ジョンにNASAから連絡がくる。どうやら迎えのヘリが到着したようだ。ハミダと別れのハグを交わすと、ハミダが持たせてくれたハミダの得意料理であるクスクスを手にジョンはヘリに乗り込む。
ヘリが飛び立つと、周囲に大きな風が吹き、部屋にいたジャンヌは、部屋に吹き込んでいる風を感じながら窓の外のヘリを眺めていた。一方団地の外に居たシャルリも空に飛び立つヘリをじっと見つめていた。するとまた、風のような子供の叫び声のような不気味な音が周囲に響き渡る。それは、団地のはずれにある大きなコンテナの扉が強い風に吹かれたときに、開いたり閉じたりする時に発する音であった。
映画『アスファルト(2015)』の感想・評価・レビュー
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映画『アスファルト(2015)』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『アスファルト(2015)』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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