
結論から言うと、「バレリーナ The World of John Wick」はジョン・ウィックの世界観を愛する人ほど評価が割れるスピンオフ作品です。
私はMIHOシネマ編集部の映画専門ライターとして、2026年1月16日にAmazonプライム・ビデオで本作を鑑賞しました。
本作は「ジョン・ウィック」シリーズの延長線上にありながらも、アクション特化型で物語性が薄いという声も多く見られます。
本記事では、ネタバレありでストーリー構造、見どころ、賛否が分かれる理由を感想・レビュー形式で整理します。
まず結論|「バレリーナ」は“ジョン・ウィック3.5”的な位置づけ
本作は「ジョン・ウィック3」と「4」の間を描くスピンオフ作品で、完全な新章というより世界観の拡張に近い映画です。
物語の軸は明確ですが、
ストーリーの深みよりアクション量を優先した構成となっています。
次の章では、ネタバレありで物語を整理します。
【ネタバレ】あらすじ|復讐に生きる暗殺者イヴの物語
物語の主人公は、幼少期に父を暗殺者集団に殺された少女イヴ・マカロ。
彼女はその後、ジョン・ウィックと同じくルスカ・ロマに引き取られ、暗殺者として育てられます。
成長したイヴは、
- 父を殺した組織への復讐
- 暗殺者としての宿命
- 感情を捨てきれない自分自身
に葛藤しながら、復讐の道を突き進みます。
物語は非常にシンプルで、複雑なプロットやどんでん返しはほぼありません。
その代わり、映画の大半はアクションシーンで構成されています。
アクションの量と質|シリーズらしさは健在
全体の約4分の3が戦闘シーンで占められており、
- 銃撃戦(ガンフー)
- 肉弾戦
- 火炎放射器や手榴弾を使った派手な演出
が連続します。
特に火炎放射器を使ったシーンは、本作屈指の見せ場として評価されています。
一方で、
リアリティを重視する人には受け入れづらい描写も多いのが正直なところです。
主人公イヴの描かれ方|強さと違和感の両立
イヴは高度な訓練を受けた暗殺者として描かれますが、
- 体格差のある敵を次々に倒す
- 重傷を負っても短時間で回復する
といった描写に、違和感を覚える人も少なくありません。
私自身も鑑賞中、
「これはウィックユニバースだから成立している表現だな」
と感じる場面が何度かありました。
ジョン・ウィック本人の登場|ファンサービス寄りの存在
本作では、ジョン・ウィック本人も予想以上に長く登場します。
これはファンにとって嬉しい反面、
主人公イヴの物語を食ってしまっていると感じる人もいます。
ただし、ウィックが全面的に主役になることはなく、
あくまで世界観の象徴として存在している点は評価できます。
映像・演出面|過去作と比べると物足りなさも
ロケーションはプラハやハルシュタットなど、美しい都市が舞台となり、
画としての魅力は十分です。
しかし、
- 照明が単調
- 戦闘シーンに新鮮味が薄い
と感じる声も多く、シリーズ最高傑作とは言い難い仕上がりです。
この映画をおすすめできる人
- ジョン・ウィックシリーズが好きな人
- ストーリーよりアクション重視の人
- 世界観の拡張を楽しみたい人
逆におすすめできない人
- 物語の深みを重視する人
- リアリティのあるアクションを求める人
- スピンオフに独立性を求める人
「バレリーナ」が刺さった人におすすめの映画
ジョン・ウィック
この映画を一言で表すと?
伝説の殺し屋が復讐のために動き出す原点。
どんな話?
愛犬を奪われた男が、裏社会を相手に単身で戦い続けるアクション映画。
ここがおすすめ!
本作の世界観を理解する上で欠かせない一本です。
アトミック・ブロンド
この映画を一言で表すと?
女性主人公によるスタイリッシュ・アクション。
どんな話?
冷戦下のベルリンを舞台に、女性スパイが命懸けの任務に挑む物語。
ここがおすすめ!
女性アクションの魅力を存分に味わえます。
ニキータ
この映画を一言で表すと?
暗殺者として生きる女性の悲哀。
どんな話?
政府に利用される暗殺者となった女性の葛藤を描く名作。
ここがおすすめ!
イヴのキャラクターに共感した人におすすめです。
まとめ|「バレリーナ」は誰向けの映画か
「バレリーナ The World of John Wick」は、
シリーズ愛がある人ほど楽しめるが、完成度で評価が分かれる作品です。
あなたはこのスピンオフをどう感じましたか?
ぜひコメント欄で感想を共有してください。






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