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映画『タイタンの戦い(2010)』あらすじ&ネタバレ感想

2010年のアメリカ映画、1981年の同名映画のリメイク。半神半人のペルセルスが人間として怪物退治の旅にでる。監督は「トランスポーター」のルイ・レテリエ、出演は「アバター」のサム・ワーシントン。

映画『タイタンの戦い』 作品情報

  • 製作年:2010年
  • 上映時間:106分
  • ジャンル:アクション、ファンタジー
  • 監督:ルイ・レテリエ
  • キャスト:サム・ワーシントン、リーアム・ニーソン、レイフ・ファインズ、ジェマ・アータートン、マッツ・ミケルセン etc…

映画『タイタンの戦い』 評価

  • 点数:55点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

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映画『タイタンの戦い』 あらすじ(ストーリー解説)

映画『タイタンの戦い(2010)』のあらすじを紹介します。

神と人が存在する以前、巨人族タイタンの時代があった。そのタイタンを倒したのはその息子達であるゼウス・ポセイドン・ハデスだった、ハデスはタイタンを倒すための獣クラーケンを創りだし打ち倒した。その後ゼウスは天界の王・ポセイドンは海の王・ハデスは冥界の王となった。ゼウスは人を創造し彼らの祈りを糧として不死となった、だが人は次第に神の横暴に耐えかねて反旗を翻すようになった。

ある男が漁の途中で豪華な箱が波間に浮かんでいるのを見つけこれを開けてみた。すると死んだ女性とまるまると太ったかわいらしい赤ん坊が。心優しい漁師はその子どもを実の子以上に可愛がって育てた。そして時が経ちその赤ん坊はたくましい男へと成長していた。

何日も不漁が続いたためイライラする父親をなだめながらペルセウスは陸地の方を見た、すると岬にそびえたつ巨大なゼウス像が見えてきた。漁師の家族達がその堂々とした像を畏怖の念を込めて眺めていると突然ゼウス像が倒れはじめた、アルゴスの兵士が“王と王妃に!”と叫びながら足元を砕いていたのだ。像は海中へと落ちていった、すると海中から巨大なコウモリのような物体が次々に飛び出してきて兵士たちに襲いかかっていった。それが終わるとひとつに集まり人の形をとった、そして海上から様子を窺っていたペルセウス達に襲いかかり船は真っ二つに壊れ皆おぼれ死んでしまったのだ、ペルセウス以外は。

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映画『タイタンの戦い』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『タイタンの戦い(2010)』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

ペルセウス 神話との比較

物語の中ではペルセウスはアクリシウス王の妻から生まれたとされていますが、神話ではアクリシウスの娘の子ども要するに孫ということです。

劇中でアクリシウス王は神の暴虐に耐えかねて立ち上がった英雄です。神々は兵士達の全滅を願いますがゼウスはアクリシウス王だけに罰を与える事に決めて王に化けて王妃を奪ってしまうのです。それに怒った王は被害者であるはずの王妃を箱に詰めて海にほうりこんでしまいます、その時いかずちが王に直撃してしまいます、ゼウスの武器が雷であることからこれはゼウスの攻撃なのでしょう。その時死んだと思われていたアクリシウス王は実は生きていてハデスの諫言でペルセウスを執拗につけ狙ってきます。冥府まで追ってきた王ですがペルセウスが持つ神の武器に貫かれた王は傷が癒え王本来の威厳を取り戻し“神になるな”と言い残して死んでいきます。

神話でもアクリシウス王は孫に殺されると予言されたことで娘を幽閉するのですが黄金の雨に化けたゼウスにより身籠ったため箱に入れて流してしまいます。その後競技会でペルセウスの投げた円盤が王に当たって死んでしまい予言が成就するのです。

この他にも神話との違いがいくつかありますのでじっくり探してみてはいかがでしょう。


リーアム・ニーソンとマッツ・ミケルセンの登場は個人的にアツすぎてめちゃくちゃ興奮しました。サム・ワーシントンが主演ということしか知らずに鑑賞したので、半分人間、半分神という設定にも驚きました。
父親が助けてくれるなら素直に頼れば良いのに、それを受け入れようとしないペルセウスには少しイラッとしましたが、映画だからしかないですね。
しかも、最後に父がくれた贈り物はしっかり受け取るという展開には思わず笑ってしまいました。
評価はあまり高くないようですが、個人的にはかなり好きな作品です。(女性 30代)

映画『タイタンの戦い』 まとめ

色々な神話上のモンスターが出てきますが、一番気に入ったのがペガサスです。今の技術だったらとても自然に翼をつけた馬が表現できるんだなあと感心してしまいました、それほど自然なんです。空を飛んでいるシーンも違和感がなくてクラーケンとの戦いのシーンが圧巻です。そしてメデューサも印象的でした、他の映画では化け物のような顔ですが今作のメデューサは美女の時の顔と怪物の顔両方をめまぐるしく変えるのです。こういう表現もあるのかと感心してしまいました。次回作ではどんな怪物が出てくるのでしょうか、とても楽しみです。

ペルセウス役のサム・ワーシントンがとても渋い声でとても落ち着いて観ていられます。半神半人という役柄にぴったりでした。

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