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映画『狂い咲きサンダーロード』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『狂い咲きサンダーロード』の概要:『逆噴射家族』などの奇才、石井聰互の名を世間に知らしめたアクション映画。近未来の都市サンダーロードで、反抗心だけを持ち合わせた若者たちが、破壊衝動のままに突き進む様を描いている。

映画『狂い咲きサンダーロード』の作品情報

狂い咲きサンダーロード

製作年:1980年
上映時間:98分
ジャンル:アクション
監督:石井聰亙
キャスト:山田辰夫、戒谷広、大池雅光、中島陽典 etc

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映画『狂い咲きサンダーロード』の登場人物(キャスト)

仁(山田辰夫)
暴走族マボロシの特攻隊長。暴走族として暴れることに生きがいを感じている。
健(南条弘二)
元マボロシのリーダー。恋人のために堅気になることを決意。グループを抜ける。
剛(小林稔侍)
マボロシの創設者。今は右翼グループのリーダーを務めている。かつての後輩の健や仁のことを気にかけている。

映画『狂い咲きサンダーロード』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『狂い咲きサンダーロード』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『狂い咲きサンダーロード』のあらすじ【起】

近未来の都市サンダーロード。そこでは複数の暴走族が日々抗争を繰り広げていたが、度重なる暴力事件により業を煮やした警察が介入、新しい法律を制定し勢力の鎮静化を図る。

暴走族グループ、マボロシを率いる健は、この法律の制定を機に休戦協定を結ぶ。それもすべて、恋人のために堅気になることが目的だった。

しかし、そんな健の姿を見て特攻隊長の仁が反発する。彼は暴走することこそが自分の生き様だと思っていた。すっかり牙の抜けた健を尻目に、今後は自分がマボロシを率いていくと仁は決意する。

ある時、暴走族たちが休戦協定を結ぶため集っていたところを仁たちマボロシのメンバーが襲撃、大乱闘を起こす。その一件で、仁はあらゆる暴走族からの恨みを買ってしまう。

健は暴走する仁を心配し、マボロシの創設者で現在は右翼グループのリーダーを務めている剛に協力を求める。剛は二つ返事で引き受け、話し合いで解決するために仁のもとを訪れるが、まるで聞く耳を持たれぬまま戻ってくる。

映画『狂い咲きサンダーロード』のあらすじ【承】

ある時、仁の側近であるユキオが仁を敵対視する暴走族たちに拉致されてしまう。ユキオを人質にケンカを売られた仁は、仲間と共にユキオを救出しに行くことを決意。しかしそこには、仁を痛めつけようと何十人もの暴走族が集っていた。

その情報を聞きつけ、仁の仲間のほとんどが恐れをなして逃げ出してしまう。仕方なく側近の二人と共に殴り込みに行く仁だったが、数的に不利な彼らに勝ち目は無かった。

そこへ騒ぎを聞きつけた健と剛が止めに入る。騒ぎは何とか鎮静化したが、散々に痛めつけられたユキオは命を落としてしまっていた。

ユキオを助けられなかった後悔と、自責の念で塞ぎこむ仁。そんな彼に剛が手を差し伸べる。剛に誘われるまま右翼グループへと入る仁。しかし抑えきれぬ反抗心と破壊衝動から、仁はすぐにメンバーと衝突し、グループを抜けてしまう。

一方で仁の暴走に我慢のできなくなった暴走族たちは、彼を抹殺するためヒットマンを雇い彼を狙っていた。

映画『狂い咲きサンダーロード』のあらすじ【転】

いつものように仲間とバイクで暴走する仁。仁にはこの瞬間だけが、生きていることを実感できるものだった。仲間とそれぞれに別れたところで、仁はヒットマンの襲撃に遭う。必死に抵抗する仁だったが、体を抑えつけられ、チェーンソーで腕を切断されてしまう。

すぐさま病院に運ばれる仁。彼は二度とバイクに乗れない体になってしまい、自暴自棄からすべての気力を失ってしまう。さらに側近の一人は、同様にヒットマンたちから暴行を受け、脳死状態に陥ってしまった。

健たちは仁を励まそうと病室へ向かうが、虚ろな目の仁に何もかける言葉が無かった。

仲間の死や自身の怪我によって、身も心もボロボロになった仁は、四六時中酒と薬に溺れながら街を徘徊する生活を続けるようになる。彼はもはや、自分が生きているのか死んでいるのかも分からずにいた。

そんなある日、路地裏で一人の小学生と知り合った仁。「すごい薬がある」と言う小学生に連れられ、仁はさらに街の奥へと進んでいく。

映画『狂い咲きサンダーロード』の結末・ラスト(ネタバレ)

小学生に連れられるまま後ろを歩いていた仁だったが、そんな彼の前に一人の老人が姿を現す。どうやらその老人は、あらゆる武器を秘密裏に売買する武器商人であるらしかった。仲間の無念と復讐を果たすため、武器を欲する仁に老人は微笑んだ。

かくして仁は、バズーカ砲やダイナマイトなどの強力な武器を携え、サンダーロードへ舞い戻る。彼の目的はただ一つ「サンダーロードの奴らを皆殺しにすること」だった。

仁の起こした騒ぎに剛が率いる右翼グループと、彼を殺そうと動き出す暴走族による三つ巴の戦いが始まる。あらゆるところで銃弾と火薬と血が散り合い、多くの死者が出る。

仁はかつての部下で、現在は剛の側近として右翼側に寝返った茂と一騎打ちになるが、そんな二人を遠くで狙っていた剛が放った銃弾により茂は死亡。仁も虫の息となる。

とどめを刺しにやってきた剛だったが、そんな彼を小学生が背後から射殺する。

小学生にバイクを持ってくるよう頼む仁。彼は傷だらけの体でバイクに跨り、サンダーロードの街中を走り続けた。

映画『狂い咲きサンダーロード』の感想・評価・レビュー

低予算感は感じるものの、強引に勢いで作りきったカルト作品。君が代を歌いながらアジトに登場する小林稔侍さんや、怒号ツッコミをかます山田辰夫さんらの掛け合いが凄かったです。長いものに巻かれず反発していくスタンスも面白いです。”常識なんかぶっ壊してやる!”というコンセプトが激しく伝わってきました。注射器のシーン何かもなんとも挑戦的で良いです。泉谷しげるさんが携わった音楽もこの作品の世界観と合っていて、場面場面での流し方も絶妙です。(男性 20代)


世界観や少しイメージと違う「暴走族」の表現に思わず「おぉ…」と圧倒されてしまった今作。かなり過激な内容ではありますが、なんだか癖になる依存性があり、見終わって少し経つとまた見たくなるような作品でした。
若さやそれに比例する熱量を真っ向から感じる熱い作品なので、ただのヤンキー映画を想像していると度肝を抜かれることでしょう。
万人受けはしないかも知れませんが、個人的にはかなり好きな作品です。(女性 30代)

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