この記事では、映画『ダイ・ハード5 ラスト・デイ』のあらすじをネタバレありで解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ダイ・ハード5 ラスト・デイ』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『ダイ・ハード5 ラスト・デイ』 作品情報
- 製作年:2013年
- 上映時間:98分
- ジャンル:アクション
- 監督:ジョン・ムーア
- キャスト:ブルース・ウィリス、ジェイ・コートニー、セバスチャン・コッホ、ラシャ・ブコビッチ、コール・ハウザー etc…
映画『ダイ・ハード5 ラスト・デイ』 評価
- 点数:75点/100点
- オススメ度:★★★☆☆
- ストーリー:★★★☆☆
- キャスト起用:★★★★☆
- 映像技術:★★★☆☆
- 演出:★★★☆☆
- 設定:★★★★☆
[miho21]
映画『ダイ・ハード5 ラスト・デイ』 あらすじ(ストーリー解説)
映画『ダイ・ハード5 ラスト・デイ』のあらすじを紹介します。
ジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)は、長らく音信不通であった実の息子ジャックがロシアでトラブルを起こし警察に柄を確保されたという事実を耳にする。
ジョンは急いで飛行機でロシアに向かうが、ジャックが出廷するはずの裁判所が爆破。息子と父の久しぶりの再会は爆発後の裁判所であった。
何が起こったのかわからないまま立ち尽くすジャックは、父親が目の前にいることに驚くものの、同じく拘束され裁判に出廷していたロシア人の元大物政治家ユーリ・コマロフを連れて逃げ出してしまう。
実はCIAの一員であるジャックはユーリ・コマロフの身柄の保護を本部から命じられていたのだ。とうのも、コマロフはロシアの大物政治家チャガーリンと共謀し、チェルノブイリで濃縮ウランを使用した軍事兵器の開発に携さわっていた。
しかしコマロフはチャガーリンに裏切られたため、投獄されることになってしまう。コマロフはチャガーリンに不利な証拠を隠していたので、チャガーリンから狙われていたのだ。
ジョン親子は証拠の隠し場所までたどり着くも、コマロフの娘に彼を連れ出されてしまう。
そこでコマロフを取り戻すために、ジョン親子はチェルノブイリに潜入することになる。
しかしここで明かされた重大な結末。
この事件の本当の黒幕はコマロフだったのだ。
CIAに脱走を手助けさせるために証拠話を作りあげ、チャガーリンを殺害し軍事兵器を持ち出して逃亡するつもりだったのだ。
そこへ真実を知ったジョン親子はコマロフ親子と死闘の末、命からがらなんとかチェルノブイリを脱出したのだった。

映画『ダイ・ハード5 ラスト・デイ』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『ダイ・ハード5 ラスト・デイ』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
シリーズの良さを持ち直した作品
前回のダイ・ハード4.0はシリーズの中で1番人気が無かったという話は有名。その前の3作品も回を重ねるごとに空回り気味ではあったものの、ダイ・ハードの派手なアクションは健在でやはり人気があった。しかし前作で「やはりブランクがあくとシリーズものはきついのか」と視聴者に思わせる結果になってしまった。
それも今作で挽回。ストーリーの描き方も丁寧でアクションシーンのみならず、きちんと物語性のある映画となった。またダイ・ハードと言えばジョンが降り立つ舞台が見もの。ロシアを舞台とした軍事兵器を巡る本作は、この時勢には現実味があって入り込みやすかった。
想像しにくいラストが魅力的
ただ単に悪者と激しいアクションで対峙するのではなく、裏切りという重要なテーマを軸に展開していく。誰が本当の黒幕なのか想像もできないまま振り回されていく大人たちに視聴者もハラハラする。
映画慣れしている現代人は伏線を探しラストを想像してしまうが、本作は劇中にやたらと伏線を張り巡らせなかったのが吉とでたのだろう。
見たままを信じ、まんまと騙されてしまったという人も少なくないのでは?演出もストーリーも完成度が高く、映画としてのクオリティーが高くなっているように見受けられた。
シリーズ初めての仲間との行動
今まではあくまで単独で困難を乗り越えてきたジョン。今回は冒頭から息子と共に行動をする。しかし何故か全く違和感が無く、もしかしたら今後も誰か仲間とのダイ・ハードもありかも?と思ってしまう。
例えばゲスト俳優を招いてその都度仲間にして解決していくなど、やり方は色々ある。ぜひ今後も進化し続ける長寿シリーズ映画となってほしいところだ。
大人気シリーズ第5弾。1作目の公開は1988年なのでブルース・ウィリスは20年もの間ジョン・マクレーンを演じ続けていることになります。初期の荒々しくて運任せのやり方ももちろん大好きなのですが、年齢的にも体力的にも少し落ち着いてきて、相棒の力を借りて協力しながら事件を解決していくマクレーンも悪くないです。
しかも、今作の相棒はCIAに所属する息子。そのおかげでアクションだけでなく、ちょっぴりスパイ要素もあって見所が盛りだくさんでした。
シリーズ5作目ともなると人気も低迷していきますが、個人的には大好きなシリーズなのでまだ続いて欲しいなと思っています。(女性 30代)
マクレーン親子の共闘はシリーズファンとして期待していましたが、正直なところ過去作に比べて物足りなさを感じました。ロシアを舞台にしたスケール感はあるものの、アクションばかりが目立ち、ストーリーの深みに欠けた印象です。息子ジャックとの確執や和解も描かれてはいるものの、その過程がやや強引に思えました。とはいえ、ブルース・ウィリスの相変わらずのタフさとユーモアは健在で、頭を空っぽにして観るにはちょうどいいアクション映画でした。(30代 男性)
シリーズを通して観てきた身としては、今回は少し残念でした。マクレーンのキャラが以前のような「巻き込まれ型のヒーロー」から、完全に破壊神のようになっていて、共感しづらかったです。敵の描写も薄く、あっさり退場してしまうのが物足りなかったですね。息子とのドラマももう少し丁寧に描いてほしかったです。アクション映画としては一定の水準を保っていますが、『ダイ・ハード』らしさはやや薄れていたように感じました。(40代 女性)
テンポが良くてアクションの連続で退屈はしませんでした!マクレーン親子のやりとりがちょっとギスギスしててリアルで面白かったです。最後のヘリとの戦いのシーンは映画館で観てて手に汗握りました。ただ、話の内容は正直あまり覚えてなくて、終わってみると「あれ?何が目的だったっけ?」ってなる感じ。でも、爆破と銃撃戦の連続は見ごたえがありました!(20代 男性)
ブルース・ウィリス目当てで観ましたが、今回もやっぱりかっこよかったです!でも、前作までの「普通の男がヒーローになる」感じが好きだったので、ちょっとハードになりすぎた気もします。ストーリーは複雑に見えて、実はシンプル。親子の絆がラストで描かれるのはよかったけど、途中の過程が少し物足りないかな。とはいえ、アクション好きには満足できる内容です。(30代 女性)
全編通してド派手なアクションの連続で、映画としてのテンションは高かったです。ただ、これが『ダイ・ハード』シリーズか?と言われると違和感が残りました。1作目のような密室サスペンス的な要素は皆無で、爆発とカーチェイスの応酬です。ロシアの政治的な背景や陰謀も、もう少し深掘りが欲しかったです。完全に「シリーズの外伝」として楽しむと良いかもしれません。(50代 男性)
娘と一緒に観たのですが、派手なアクションが連続で「すごーい!」と興奮してました。でも母親目線からすると、マクレーンと息子のやりとりはちょっとあっさりしすぎていて感情移入がしづらかったです。親子の和解がテーマなのはわかるんですが、もっと過去の葛藤やすれ違いが見たかったですね。アクション映画としては楽しいけど、ドラマ部分が弱めでした。(40代 女性)
「もういい年なのによく走ってるなあ」とブルース・ウィリスの体力にまず驚きました。息子役のジェイ・コートニーとのコンビは悪くなかったけど、ちょっと無敵すぎて緊張感がないんですよね。アクションはすごいけど、物語の展開が淡白で、どこか“既視感”もありました。初期の『ダイ・ハード』のようなスリルとストーリーの両立が見たいと、つい思ってしまいます。(60代 男性)
マクレーン親子のダブルアクションがとにかく痛快!ロシアという舞台も新鮮で、特にカーチェイスのシーンは鳥肌モノでした。ただ、敵キャラの印象が弱くて、悪役の魅力という意味では過去作に劣るかも。終盤のヘリコプターとの対決は迫力満点だけど、少しやりすぎ感もありました。それでも全体的には楽しめましたし、シリーズファンとしては観て損はないと思います!(20代 女性)
アクションシーンは相変わらず見ごたえがありましたが、やはり1~3作目のような「孤立無援の戦い」の緊迫感がないと物足りないですね。今回は息子とのコンビプレイということで、息子を目立たせたい意図は感じましたが、キャラの深掘りが足りなくて印象が薄いです。『ダイ・ハード』シリーズとして観るより、別のアクション映画と思って観た方が楽しめると思います。(50代 女性)
映画『ダイ・ハード5 ラスト・デイ』を見た人におすすめの映画5選
96時間(原題:Taken)
この映画を一言で表すと?
「元CIAの父が、誘拐された娘を救うために全てを捨てて暴走する、最強の父親アクション!」
どんな話?
元CIA工作員のブライアンは、休暇でパリに訪れた娘が誘拐されたことを知り、たった一人で犯人グループに立ち向かう。娘を救うためなら手段を選ばない父親の執念と、その裏にあるプロフェッショナルなスキルが炸裂するサスペンスアクション。
ここがおすすめ!
「家族のために戦う」というテーマが『ダイ・ハード5』と共通。リアム・ニーソン演じるブライアンの容赦ない捜査と戦闘は圧巻で、観る者を一気に引き込むスピード感。アクションと父親の愛情が融合した傑作です。
スカイスクレイパー(原題:Skyscraper)
この映画を一言で表すと?
「高層ビルから家族を救うため、片足の元軍人が命がけで挑むスリル満点アクション!」
どんな話?
世界一の超高層ビルで火災が発生し、セキュリティ責任者のウィルの家族が取り残されてしまう。義足というハンディキャップを抱えながらも、家族を救うため、ビルの中で繰り広げられる死闘に挑む父親の奮闘を描く。
ここがおすすめ!
高層ビルという閉鎖空間で繰り広げられる極限のアクションは、『ダイ・ハード』を彷彿とさせる展開。ドウェイン・ジョンソンの身体能力と精神力の強さが際立ち、スリリングな映像と家族愛が融合した胸アツ作品!
ホワイトハウス・ダウン(原題:White House Down)
この映画を一言で表すと?
「ホワイトハウスが戦場に!?ひとりの父親が娘と大統領を守る爆破アクション映画!」
どんな話?
警察官志望のジョンは、娘と訪れたホワイトハウスでテロ事件に遭遇。大統領と娘を救うため、丸腰同然で反乱軍に立ち向かう。次第にホワイトハウス全体が戦場と化し、予測不能な戦いが展開される。
ここがおすすめ!
舞台は変わっても「家族を守るために戦う男」という構図は『ダイ・ハード5』と重なります。チャニング・テイタムの熱演と、CG満載のアクション、さらにユーモアも加わった、テンション爆上がりの娯楽作!
ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル
この映画を一言で表すと?
「スパイ×超絶アクション=世界を救うために命を賭ける最高のスリル体験!」
どんな話?
核兵器による世界大戦を企むテロリストを阻止するため、IMFチームが極秘任務に挑む。しかし政府からの支援は一切なく、自らの能力とチームワークのみでミッションを遂行していく。ドバイの超高層ビルでの決死のシーンは必見!
ここがおすすめ!
息を飲むアクション、スリリングな展開、華麗なガジェットの数々。トム・クルーズの体当たり演技により、アドレナリン全開の2時間。スパイ要素が強く、アクション好きなら間違いなくハマる作品です。
ザ・レイド(原題:The Raid)
この映画を一言で表すと?
「息をつく暇なし!最凶の麻薬ビルで繰り広げられるノンストップ格闘アクション」
どんな話?
インドネシアの特殊部隊が、凶悪犯罪者が潜むビルに突入。ところが敵に包囲され孤立無援となり、隊員たちは脱出不可能な死の迷路で壮絶な戦いに挑む。銃撃と格闘の連続で、1秒たりとも目が離せない衝撃作。
ここがおすすめ!
アクション映画史上でも屈指の肉弾戦が展開され、特にシラット(インドネシア武術)を使ったバトルは圧巻。CGに頼らず、体ひとつで魅せるリアルなアクションは、『ダイ・ハード』ファンも唸ること間違いなし!
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