1989年にVHSで販売された映画で、未DVD化の作品。自称天才犯罪者のフランクに招集されるも彼と出会うことができない4人の犯罪エキスパートの姿を描いたアクション・コメディ。監督は『ナショナル・トレジャー』で脚本を担当したジム・カウフ。
映画『計画性の無い犯罪』 作品情報
- 製作年:1989年
- 上映時間:101分
- ジャンル:コメディ
- 監督:ジム・カウフ
- キャスト:コービン・バーンセン、ルー・ダイアモンド・フィリップス、ホイト・アクストン、ルーベン・ブラデス、フレッド・グウィン etc…
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映画『計画性の無い犯罪』 評価
- 点数:70点/100点
- オススメ度:★★★★☆
- ストーリー:★★★★☆
- キャスト起用:★★★☆☆
- 映像技術:★★★☆☆
- 演出:★★★★☆
- 設定:★★★★☆
[miho21]
映画『計画性の無い犯罪』 あらすじ(ストーリー解説)
映画『計画性の無い犯罪』のあらすじを紹介します。
自称天才犯罪者で、銀行強盗が専門のフランク(コービン・バーンセン)は、大都市ニューアークでご銀行強盗を実施したあと、西モンタナの小さな町に潜伏していた。田舎街にもかかわらず、街の唯一の銀行に大金があると分かり、フランクは仕事仲間の4人を呼び寄せ、強盗を計画する。しかし、フランクは仲間が到着する前に警察に捕まってしまい、何も知らない4人の仲間はフランクが不在の街にやってきて、招集された目的も知らないまま内輪もめを繰り返す。フランクが護送中に逃走し、モンタナ荒野を彷徨っている一方で仲間たちはフランクが残した資料を発見し、フランク不在のまま準備を進め、ついに銀行強盗を決行してしまう。
映画『計画性の無い犯罪』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『計画性の無い犯罪』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
設定の一発ネタ
気の抜けた、酒を飲みながら見たくなるような感じのゆるいコメディです。犯罪集団のリーダーが銀行強盗のために仲間たちに招集をかけるも、仲間が到着する前にリーダーが捕まってしまったら?というシチュエーションコメディで、基本的にはこの設定一発で推し進めていく感じ。警察官は詰めが甘くてフランクを逃してしまうし、フランクの仲間たちは田舎町に招集された意味もわからないままストレスが溜まる一方。フランクがようやく街に戻ってきた時には仲間たちは銀行強盗が終わっていた!という、フランクにとっては踏んだり蹴ったりな物語です。これがなかなか面白い。有名な俳優が出演していないから劇場未公開なんでしょうが、十分に客を呼べる映画だと思いました。監督のジム・カウフは本作以降、馬鹿っぽい映画ばかり手がけるようになるのですが、その原型は本作にあるのではないでしょうか。『コン・エアー』のラストに登場するある登場人物や、『ナショナル・トレジャー』のギャグ要員のモブキャラなんかは、本作のテイストが生かされているのではないかと思います。こんな感じの映画を夜中にザッピングしている時に見つけたら、多分しあわせ。
こういう作品を見ると、だから映画って好きなんだよなと改めて感じられる気がします。バキバキのアクションだったり、SF超大作や感動のラブストーリーももちろん良いのですが、今作のような、のんびりゆったりと見られて、クスッと笑える作品が大好きです。
銀行強盗はもちろん悪いことだし、しちゃだめなのですが、さあやるぞと意気込んだものの残念な結果に終わってしまうフランクはちょっぴり可哀想になりました。
嫌なやつが出てこないので、終始優しい気持ちで安心して見られる作品です。(女性 30代)
映画『計画性の無い犯罪』 まとめ
ありがたがるような内容の話ではありませんけど、なぜ全く注目されていないのかがわかりませんでした。面白いんだもん。邦画では噴飯モノになりやすい「ゆる〜い映画」も、脚本次第では素晴らしいコメディになるんですよね。邦画に足りないのは良い脚本家です!
私は基本的に本作を褒めていますが、ゆるいテンポとゆったりとしたジョークを受け付けない人も沢山いるのではないかと。はっきり言って地味ですし、笑えないとすぐ眠くなりそうだなぁ……といった感じの、ドラマ性のない作品ですから。「バカな警官」というサイレント期から続く映画のお約束を受け入れられない人もしかり。まあ、たまには肩に力が入っていない、観ている側も肩の力が抜けるようなコメディもいいんじゃないですかね?
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