この記事では、映画『鉄道運転士の花束』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『鉄道運転士の花束』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0047399
製作年 | 2016年 |
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上映時間 | 87分 |
ジャンル | コメディ ヒューマンドラマ |
監督 | ミロシュ・ラドヴィッチ |
キャスト | ラザル・リストフスキー ペータル・コラッチ ミリャナ・カラノヴィッチ ヤスナ・ジュリチッチ |
製作国 | セルビア クロアチア |
映画『鉄道運転士の花束』の登場人物(キャスト)
- イリヤ(ラザル・リストフスキー)
- 鉄道を運転する仕事をしている男性。60代で独身。線路に落ちてしまった人や、飛び出してしまった人を何度も轢いてしまっている。イリヤのお父さんらも代々鉄道運転士の仕事をしている家系。
- シーマ(ペータル・コラッチ)
- イリヤが運転している鉄道に轢かれようと自殺未遂を行なった少年。孤児院で暮らしている。両親は飛行機事故で亡くなったと聞かされているが、本当はバナナの箱に入れて幼いシーマは孤児院のドアの前に置かれていたのだと知らされてしまった。
- ヤゴダ(ミリャナ・カラノヴィッチ)
- イリヤと親しい心理士の女性。イリヤとは恋愛関係ではないが、ごく親しい間柄。
映画『鉄道運転士の花束』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『鉄道運転士の花束』のあらすじ【起】
イリヤは臨床心理士の親子のもとへ向かっている。そこでは昨日の運転で起こった非常事態について話をし、イリヤが今後も鉄道運転士の仕事を行うことができるのかを判断する場だった。
昨日ロマ6人を誤って轢き殺してしまったイリヤ。
昨日の経緯を話しているうちに心理士の方が動悸を起こして気分を悪くしてしまった。イリヤは心理士を介抱する。鉄道運転士は悪気はなくとも事故や自殺に巻き込まれてしまう仕事だ。イリヤは父も祖父も鉄道運転士だった。イリヤと父を合わせたら53人、祖父も合わせると66人の人を轢き殺してしまっている。しかし、それは運転士の彼らの過失ではないのだった。
場面が変わると、小さな男の子シーマが孤児院で過ごしている。
シーマは初対面の里親をパパ、ママと呼ぶよう孤児院のスタッフに言いつけられる。新しい両親からプレゼントをもらい、シーマはひとり部屋へ戻った。
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映画『鉄道運転士の花束』のあらすじ【承】
イリヤは心理士のヤゴダの元へ会いに行く。ヤゴダはPTSDにまつわる修士論文を執筆中だった。ふたりは親密な空気で会話を交わす。
シーマは両親を飛行機事故で亡くしたと孤児院の大人たちに言い聞かされていた。
しかし、意地悪な上級生によって、本当はバナナの入っていたはずの段ボール箱に入れられた幼いシーマが孤児院のドアの前に置かれていたのだと知らされてしまった。
別の日イリヤは勤務中に、線路に立っている少年を見つけた。間一髪のところでブレーキを踏み、少年に怪我をさせることがなく済んだイリヤ。
その少年シーマにどうしてどかなかったのかと問い詰めると、少年は自殺をしたかったのだと答えた。そこでイリヤはシーマを自宅に連れて帰り、用紙として迎えることにした。
成長し、極めて優秀な成績で学校を卒業したシーマは父であるイリヤのように鉄道運転士になりたいと夢見ていた。
しかし、イリヤはなぜかそれをシーマに許さない。
結局機関車の洗浄の仕事を見つけてきたイリヤは、シーマにその仕事に就かせようとする。
映画『鉄道運転士の花束』のあらすじ【転】
仕事のために引越しをするシーマが出ていくと、イリヤは体調を崩す。そんな時シーマはある男性に鉄道の運転を教えてやると誘われた。
簡単に操作を教わった後その男はいなくなってしまい、シーマはひとり運転席に取り残される。次第に速度を抑えられなくなった鉄道にパニックを起こしたシーマはイリヤに電話をかける。
助けを求めるシーマに操作を教えるイリヤ。
しかしうまくいかず、シーマは鉄道の窓から外へ逃げ出した。
イリヤの元へ戻ってきたシーマは怪我をしていた。はじめ無責任に運転席に座ったことをイリヤに叱られるが、その後シーマはイリヤに運転を教わることになる。
訓練ののち、シーマは一人前の鉄道運転士になることができた。シーマは再びイリヤの家を離れ、独立をする。
鉄道運転士になって半年、シーマはまだ人を轢いてしまうことがなく運転をしていた。
事故の恐怖に神経質になるシーマは酒と寝不足に疲弊している。曲がり角のたびに停車し予定より遅延して運行するシーマの列車は問題視されていた。
映画『鉄道運転士の花束』の結末・ラスト(ネタバレ)
その頃イリヤはシーマに会いにいく。しかしイリヤのことを「何人も轢いて気楽」だと言ったシーマは、「救った命を忘れたか」と怒ったイリヤに頬を張られてしまう。
しかしイリヤは依然として無事故のシーマを気の毒に思っていた。
気を楽にしてやりたいと思い、自殺志願者に知り合い金銭を渡すことでシーマに轢かれてほしいと依頼をしたこともあったイリヤだったが、結局は自身が一張羅を着込んで線路に横たわる。
イリヤが死のうとしていることを知らないシーマは、運転中に踏切で線路に引っかかっている車に衝突してしまい、運転手を轢いてしまった。その車に乗っていた人物は、以前シーマに運転を教えいなくなってしまった男だった。
ブレーキが効かずそのまま走るシーマは、イリヤの寝ている当たりでやっと列車を止めることができた。そしてふたりは抱き合って慰め合う。
後日、イリヤはヤゴダと列車に乗って海へ出かける。その列車の運転席ではシーマが運転をしていた。
映画『鉄道運転士の花束』の感想・評価・レビュー
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映画『鉄道運転士の花束』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『鉄道運転士の花束』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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