映画『劇場版 ドルメンX』の概要:宇宙人の隊長、イチイ、ニイ、サイは、「地球人に気づかれず、土地を汚さず、戦争をすることなく」地球を侵略するため、アイドルになることにした。簡単にアイドルになれると思っていたが、様々な困難が隊長達を襲う。
映画『劇場版 ドルメンX』の作品情報
上映時間:108分
ジャンル:コメディ
監督:小室直子
キャスト:志尊淳、浅香航大、小越勇輝、玉城ティナ etc
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映画『劇場版 ドルメンX』の登場人物(キャスト)
- 隊長(志尊淳)
- 宇宙人。チームのリーダー。ヨイのことを可愛いと思っており、メロメロ。心で思っていることが、偶に口に出る。ちょっとお馬鹿なところもある。頑張り屋で熱い男。
- イチイ(浅香航大)
- 宇宙人。明るく陽気な性格。ニイのことを特に大切に思っている。アイドルを目指したことをきっかけに、初めて嫉妬心を抱く。
- ニイ(小越勇輝)
- 宇宙人。女の子のように可愛らしい顔をしている。イチイのことが大好き。何でも器用にこなせる。
- サイ(堀井新太)
- 宇宙人。インテリ系。音楽を作るのが好き。皆に内緒で曲の制作に勤しんでいた。完璧主義者。
- ヨイ(玉城ティナ)
- 宇宙人。アイドルオタク。しっかり者。マネージャーとなり、アイドルとなった隊長達を支える。
- 実光修吾(桐山漣)
- 2.5次元の舞台で活躍する人気俳優。幼い頃、アイドルを夢見ていた。隊長達に興味を持つ。
映画『劇場版 ドルメンX』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『劇場版 ドルメンX』のあらすじ【起】
宇宙人の隊長、イチイ、ニイ、サイは、「地球人に気づかれず、土地を汚さず、戦争をすることなく」地球を侵略しようとしていた。地球に来て約2ヶ月の月日が流れていたが、なかなか良い案が浮かばなかった。仲間のヨイは地球を楽しみ、アイドルオタクとなっていた。
隊長達はヨイに誘われ、男性アイドルグループのライブ会場に足を運んだ。キラキラしたオーラを放つアイドル達を見て、衝撃を受ける。隊長達はアイドルになって地球を侵略することにした。
隊長達は顔がイケメンだったため、簡単にトップアイドルになれると思っていた。ヨイはそんな隊長達を見て苦言を呈した。だが、誰も聞く耳を持たなかった。そこで、ヨイは雑誌のコンテストに応募することを提案した。隊長達は応募するための写真を撮り合った。
隊長達は写真選考に合格した。しかし、特に自信があったイチイが落選してしまう。イチイは落ち込んでいる気持ちを隠し、皆の洋服選びやスピーチの練習などに付き合った。コンテストのファイナルステージ当日。隊長達は気合いが入っている他の選考者に圧倒される。イチイ達ははしゃぐ隊長達を見て、モヤモヤした気持ちを抱えた。トイレで苛立ちを発散させていると、偶然その場にいた芸能プロダクション「羽多野プロ」の羽多野社長に嫉妬心を抱いていることを指摘される。他人に嫉妬したことがなかったイチイは、衝撃を受ける。
映画『劇場版 ドルメンX』のあらすじ【承】
隊長がコンテストでスピーチを行う中、イチイは審査員席にいた羽多野社長に事務所に入れて欲しいと頼んだ。コンテスト終了後。隊長達は落選し、ニイだけが審査員特別賞に輝いた。イチイは誰も優勝できなかったことを指摘し、本気でやらなければ地球侵略は不可能だと隊長達に訴えた。
隊長達は全員で羽多野社長の元に行き、事務所に入れさせて欲しいと頼んだ。羽多野社長は隊長達を受け入れ、グループ名を「ドルメンX」と名付けた。1か月後に路上ライブをするため、隊長達はダンスのレッスンや歌の練習を行った。
路上ライブに向けて、「ドルメンX」のオリジナル曲を作ることになった。羽多野社長はサイに曲作りを任せた。実はヨイ以外の皆は知らなかったのだが、サイは曲作りが趣味だった。
隊長達はダンスレッスンを行うが、なかなか上手くいかなかった。唯一、ニイだけは素質があると褒められる。しかし、ヨイはニイを見て、一生懸命な人のことを心の中で馬鹿にしていることに気づく。ニイは何でも器用にこなせていたが、アイドルの素質があるとは思えなかった。一番アイドルの素質があると思えるのは隊長だった。隊長はカッコ悪くても我武者羅に頑張れる性格をしていた。
映画『劇場版 ドルメンX』のあらすじ【転】
隊長、イチイ、ニイはそれぞれオーディションを受けた。サイはオーディションを受けず、曲作りを優先するよう羽多野社長に指示される。そんな中、家賃を滞納していたため、アパートを追い出されそうになる。隊長達は大家に土下座をして、支払いを待ってもらった。ヨイは皆を支えるため、居酒屋で働いた。
路上ライブまであと僅かだったが、サイの曲は完成していなかった。実は、サイは評価されるのを恐れ、今まで曲を完成させたことがなかった。ヨイは見栄を気にしていたら地球人に勝つことはできないのだと訴えた。地球人のアイドル達は皆カッコ悪いことを経験し、辛い気持ちをバネにして頑張っていた。ヨイの思いは、サイの胸に響いた。
ヨイが見守る中、隊長達は路上ライブを行った。隊長達の一生懸命踊る姿を見て、観客が少しずつ集まっていった。隊長達はサイが制作したオリジナル曲を披露した。それは、自分達のことを歌った歌だった。曲が終わった後、観客達は拍手を送った。さらに、ファンになったと隊長に握手を求める女性まで現れる。隊長達は喜んだ。
隊長とイチイは舞台の合宿選考に参加した。しかし、隊長は歌もダンスも下手で皆の足を引っ張ってしまい、場の空気が悪くなってしまう。さらに、足を怪我してしまい、隊長は落ち込んだ。座長を務める若手俳優の実光修吾は隊長のことを気にかけ、アドバイスを送った。隊長は他の選考参加者に頭を下げ、楽譜の読み方や発声の仕方を教えてもらった。
舞台の合宿選考の様子が動画で流れ、隊長やイチイのファンが少しずつ増えていく。ニイはそのことに嫉妬し、感情を爆発させてファンレターを破いてしまう。イチイ達はニイの思いを受け止め、話を聞いた。そして、隊長は罰として、破いたファンレターを貼り合わせるようニイに指示した。
映画『劇場版 ドルメンX』の結末・ラスト(ネタバレ)
実光は隊長達を見て羨ましく思い、「ドルメンX」に加入することを決める。羽多野社長は簡単に実光を受け入れた。そして、来月のワンマンライブで2千の客席を埋めることができなかったら、「ドルメンX」を解散させることを宣言した。隊長達は衝撃を受ける。サイは羽多野社長から、ライブ用の曲をたくさん制作することとバラエティ番組に出て働くことを指示される。サイはバラエティ番組に出演するが、上手く話すことができなかった。だが、その様子が逆に受けて、SNS上で話題を集める。
隊長達は皆で高級レストランを訪れた。そこで、実光の幼馴染であり人気アイドルのMANABUと出会う。2人は幼稚園の頃にアイドルになろうと誓い合った仲だった。だが、小学生の頃に受けたオーディションに受かったのはMANABUだけだった。実光は自分を裏切ったMANABUに苛立ちを抱えていた。
コンサートのチケットがあまり売れていなかった。隊長達は焦り、チラシを配ったりスタッフに番組出演を交渉したり努力を続けた。しかし、残り座席500のところで、チケットの販売が完全に停滞してしまう。隊長達は他にやれることはないか考えるが、できることは全てやり尽くしていた。
コンサート当日。チケットを完売することはできなかった。解散することが決定するが、隊長達は来てくれたお客様のために頑張ることを決めていた。そんな時、当日券を買いに、大勢の人が列をなしていることを知る。隊長達の頑張りを見た実光がMANABUに会いに行き、協力を仰いだのだ。そして、過去のわだかまりを解消し、仲直りしていた。
座席が足らないほどチケットが売れ、「ドルメンX」は存続されることになった。「ドルメンX」は舞台に立ち、歌とダンスを披露した。2033年、「ドルメンX」はワールドツアーを成功させ、1年ぶりに日本に帰国した。かつて仲間だった実光は、「ドルメンX」を脱退していた。年を取らない宇宙人と年を取る地球人の差ができたからだった。
地球人を好きになり侵略者としての自覚が薄れたことにより、隊長の手が消えかかる。それを目撃した羽多野社長は、彼らが本当に宇宙人だったことを知る。隊長は記者会見で無料のライブを行うことを話し、一緒にやりたいと実光に向けて思いを伝えた。隊長達は自分達がもうすぐ消えてしまうため、それがラストライブになると覚悟を決めていた。
「ドルメンX」はライブを行った。歌唱後、隊長達が消えることを恐れて涙を流していると、実光が現れる。隊長達は実光に励まされ、いつか地球を侵略することを胸に誓う。
映画『劇場版 ドルメンX』の感想・評価・レビュー
ドラマ化もされた人気漫画の劇場版作品。頑張ることの大切さや友情を感じられる熱い物語で、とてもおもしろかった。しかし、漫画全4巻の物語をぎゅっと凝縮して描いているため、説明不足だと感じる場面がちょこちょこあって残念だった。隊長達が消える設定は特に唐突で、もう少し説明があっても良いのではないかと思う。出演者としては、イケメン達の中で頑張る紅一点のヨイ役の玉城ティナさんがとにかく可愛かった。徳井義実や青木さやかなど、個性豊かなキャストが出演しているのも新鮮に感じて楽しかった。(MIHOシネマ編集部)
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