映画『ドラえもん のび太の宝島』の概要:小学生の野比のび太は宝島を見つけるため、ネコ型ロボットのドラえもんに助けを求めた。のび太はドラえもんのひみつ道具を使い、新しく発見された島にお宝が眠っていることを知る。友人達と一緒に、お宝を求めて冒険に繰り出した。
映画『ドラえもん のび太の宝島』の作品情報
上映時間:109分
ジャンル:SF、アドベンチャー、アニメ
監督:今井一暁
キャスト:水田わさび、大原めぐみ、かかずゆみ、木村昂 etc
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映画『ドラえもん のび太の宝島』の登場人物(キャスト)
- ドラえもん(水田わさび)
- 22世紀からやって来たネコ型ロボット。石頭。ひみつ道具を使い、のび太を助けている。焦ると、変なひみつ道具しか出さなくなる。
- 野比のび太(大原めぐみ)
- 小学生。特技は昼寝とあやとり。小心者。運動が不得意で、泳ぐことができない。友達思い。
- フロック(山下大輝)
- 海賊船のメカニックを担当している。父を助けるために、機械に詳しくなった。父のやり方に嫌気が差し、海賊船から逃げ出す。
- セーラ(折笠富美子)
- のび太の友人であるしずかちゃんと瓜二つ。フロックの妹。険悪な関係になった家族のことを憂いている。
- キャプテンシルバー(大泉洋)
- 海賊船のキャプテン。フロックとセーラの父親。本来は心優しい人物だったが、妻の死をきっかけに性格が変わってしまう。
映画『ドラえもん のび太の宝島』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ドラえもん のび太の宝島』のあらすじ【起】
夏休み。小学生の出木杉くんは海賊が登場する『宝島』という本を、友人の野比のび太、源静香(しずかちゃん)、剛田武(ジャイアン)、骨川スネ夫に紹介した。のび太はその本に興味を示し、自分も宝島を見つけたいという思いを抱いた。ネコ型ロボットのドラえもんの助けを借り、宝島を探すことにした。
のび太達はひみつ道具を使い、宝島を見つける。そこは、太平洋沖で発見された新しい島だった。のび太は早速探検に行こうとするが、両親に強く反対されてしまう。父ののび助はのび太の気持ちが理解できたが、妻がいる手前応援することができなかった。のび太は理解してくれない父に腹を立て、家を飛び出していった。
ドラえもんは宝島に行くための船を用意するため、ひみつ道具「組み立て帆船」(帆船の模型)をのび太に作らせた。そして、完成させた帆船を、ひみつ道具「ビッグライト」を使って大きくした。のび太は一緒に宝探しに行こうと、しずかちゃんを誘った。
のび太は船に「ノビタオーラ号」という名前を付けた。のび太達は筏で宝島を目指していたジャイアンとスネ夫と合流し、一緒に船に乗って出発した。皆、金銀財宝や宝石に夢を馳せていた。移動中、海で泳いだりモーターボートに乗ったりして、それぞれ楽しい時間を過ごした。
映画『ドラえもん のび太の宝島』のあらすじ【承】
ドラえもん達は宝島に辿り着くが、海賊の襲撃に遭う。ドラえもん達はひみつ道具を使い海賊と戦うが、追い詰められてしまう。その時、宝島が突然変形し、沈んでいった。それを見た海賊達は撤収を開始した。その際、海賊達はしずかちゃんをセーラという少女と間違え、連れ去っていった。のび太とドラえもんは慌てて後を追いかけるが、しずかちゃんを助けることができなかった。
ドラえもん達は海に浮かんでいる少年を助けた。少年の名前はフロック。高性能のオウム型の子守りロボット・クイズを持っていた。クイズが言いたいことは、クイズ(なぞなぞ)を解かなければ分からないようになっていた。答えを間違えた者には、体当たりをして罰が与えられた。
フロックとクイズの話により、宝島は海賊船のカモフラージュした姿だったことが分かった。海賊船は潜水艦に変形して、海に潜ってしまったのだ。彼らは時空海賊で、あらゆる時代の海底に眠るお宝を回収していた。フロックは海賊船のメカニックとして働いていたが、船長のシルバーに嫌気が差し逃亡したのだった。
フロックは海賊船に残してきた妹のセーラの身を案じていた。しずかちゃんを助けたいのび太は、フロックに手を組もうと話を持ち掛けた。フロックはそれを承諾した。「ノビタオーラ号」を使い、海賊船を追いかけることになった。一方、しずかちゃんはセーラに会い、匿われていた。2人は髪の毛の色が違うだけで、顔はそっくりだった。
映画『ドラえもん のび太の宝島』のあらすじ【転】
しずかちゃんとセーラは一緒に過ごす間に、友情を深めていった。セーラはしずかちゃんに家族のことを話した。セーラの母のフィオナは科学者で、病気で他界していた。父は海賊船に乗っているが、仕事が忙しく長年会っていなかった。セーラは家族で仲良く暮らすことを願っていたが、父と兄の折り合いが悪く皆離れ離れになってしまったことに心を痛めていた。
「ノビタオーラ号」は嵐に巻き込まれ、沈没の危機に陥る。のび太は皆に協力を呼びかけ、近くにある島を目指した。「ノビタオーラ号」は何とか危機を脱し島に辿り着くが、船体はボロボロになってしまう。フロックが船を修理する間、島で過ごすことになった。
フロックは船を修理し、パワーアップさせた。ドラえもんはひみつ道具「風神うちわ」を使い、強風を生み出した。「ノビタオーラ号」は海賊船を追いかけた。移動中、のび太はなぜ海賊船に乗っていたのかフロックに尋ねた。フロックは家族のことを話した。フロックの両親は石油や原子力に変わる新しいエネルギーを見つけようとしていた。海賊船は元々母が設計した船で、地球のエネルギーを使い動いていた。家族皆で幸せに暮らしていたが、母が他界してから父は人が変わったように研究に没頭するようになった。その父とはシルバーのことだった。
映画『ドラえもん のび太の宝島』の結末・ラスト(ネタバレ)
「ノビタオーラ号」は海賊船の元に到着した。シルバーは海の中に渦を作り出し、「ノビタオーラ号」を沈めた。しずかちゃんは海賊に見つかってしまい、捕まりそうになる。逃げようとしたとき、海に落ちそうになった。セーラはしずかちゃんを助け、海に落ちてしまう。
のび太達は無事で、セーラと合流する。シルバーは「ノアの方舟計画」を実行に移そうとしていた。それは、地球のエネルギーを吸い取り、宇宙にある新しい星へ行く計画のことだった。のび太達はシルバーを止めしずかちゃんを助けるため、海賊船に乗り込むことにした。
のび太達はモーターボートに乗って移動した。海賊に行く手を阻まれたため、ジャイアンとスネ夫が自ら囮になった。その間に、のび太達は海賊船に乗り込んだ。のび太達はクイズの案内で船長室に辿り着く。シルバーが「ノアの方舟計画」に拘ったのは、フィオナから「子供達の未来をお願い」と言われたからだった。シルバーは未来の地球を見に行き、滅亡することを知って新天地に行くことを決めたのだ。だが、フロック達はそんなことを望んではいなかった。やめるよう説得するが、シルバーは聞き入れなかった。
シルバーは地球からのエネルギーをエンジンに取り込もうとしていた。ドラえもんはひみつ道具「スーパー手袋」を使いエネルギーを止めようとするが、力に圧倒され飲み込まれてしまう。のび太としずかちゃんは自分の危険を顧みず、エネルギー内からドラえもんを救出した。ドラえもん達やフロックの活躍により、「ノアの方舟計画」は阻止された。シルバーは自分の過ちに気づき、フロック達と和解した。フロック達はのび太達に別れを告げ、船に乗ってタイムスリップした。
のび助は幼い頃読んだ本『宝島』をのび太にプレゼントした。のび太は父に感謝した。母は2人の会話をこっそり聞いていた。
映画『ドラえもん のび太の宝島』の感想・評価・レビュー
海賊の物語というよりは、父子の確執にスポットが当てられた作品だった。もう少し宝物を目指して冒険するシーンがあっても良かったのではないかと思う。ロボットは登場するが不思議な生き物は登場しなかったので、少しだけ物足りなく感じた。シルバーの行いは褒められたものではないが、心の底から妻を愛し子供を愛していた気持ちが伝わってきたので切なくなった。小心者ののび太が、友達のために必死に頑張る姿に心を打たれた。(MIHOシネマ編集部)
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