エントラップメントの概要:1999年アメリカ・ドイツ・イギリス制作の映画(原題:Entrapment)。ショーン・コネリーとキャサリン・ゼタ=ジョーンズ共演で贈るサスペンスアクション。
エントラップメント 作品情報
- 製作年:1999年
- 上映時間:113分
- ジャンル:サスペンス
- 監督:ジョン・アミエル
- キャスト:ショーン・コネリー、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ、ヴィング・レイムス、ウィル・パットン etc
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エントラップメント 評価
- 点数:70点/100点
- オススメ度:★★★☆☆
- ストーリー:★★★☆☆
- キャスト起用:★★★★☆
- 映像技術:★★★☆☆
- 演出:★★★☆☆
- 設定:★★★☆☆
エントラップメント あらすじ(ストーリー解説)
映画『エントラップメント』のあらすじを紹介します。
有名なレンブラントの名画が盗まれた。
美人保険調査員のジン(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)は、プの美術品泥棒のマック(ショーン・コネリー)の仕業だと睨む。
そのことを上司のクルーズに相談し、マックに近づく許可をもらった。
マックに近づくことに成功したジンは徐々に探りを入れ始めるがジンがクルーズに電話で報告している現場をつかみ、はめられているのではと彼女を殺そうとする。
しかし危機に直面した彼女は、実は自分の泥棒で銀行の大金強奪事件を計画していることを話す。
そしてマックの協力が必要になり実は近づいていると。
その計画とは2000年問題で一時的にコンピューターがシャットダウンする間に、自分の口座に移してしまうというものであった。
あまりの大胆さに驚くマックだったが、マレーシア支店に計画通り侵入に成功する。
そしてジンが口座に大金を移し替えたときFBIに見つかり絶体絶命に陥ってしまう。
マックはジンを逃がし、明朝落ち合うことを約束する。
翌朝待ち合わせの駅にいたのはマックとFBIであった。
マックはFBIの協力者になっており、保険調査員でありながら泥棒をしているジンの囮になっていたのだ。
すでにFBIに現金を返還していたマック。
最初は逮捕が目的だったがジンに思いを寄せるようになったマックは、わざと彼女を逃がしてしまう。
その後ジンは再びマックの前に姿を現すのであった。
エントラップメント 感想・レビュー(ネタバレ)
映画『エントラップメント』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
キャストが見もの
ショーン・コネリーとキャサリン・ゼタ=ジョーンズの共演が珍しく話題になった映画である。キャサリンの美しさが一番光っていたときであり、ショーンの007で築き上げた渋さがなんともマッチしている。
2人の間に何か特別な感情が芽生えることなど期待してもいなかったのだが、見ているうちにどうなってくのか気になる自分がいた。
2人の間柄をあいまいにしてくれたおかげで様々なことを想像することができる作品となっている。
レーザー避けアクションは必見
この作品の最大の見所は、実は張り巡らされている赤外線を見事な柔軟性で避けるキャサリンの技である。
美しいボディラインでクネクネと体を動かし赤外線を避ける姿はセクシーであり、格好が良い。
このシーンだけでも観る価値あり。
ルパン三世だと思えば楽しめる娯楽作品
泥棒が主役というと思い出されるのはルパン三世。
天下の大泥棒の2人がコンビとなり、大金を盗もうとする話は深く何かを考えずに楽しめるストーリー構成となっている。
本物の警備やシステムはあんなに簡単に敗れる訳もなく、良く考えると矛盾点や納得のいかないシーンも数多くあるように感じるがそこは娯楽作品。
大衆に楽しんでもらうことが1番であり、アニメのようなわかりやすさと爽快さが無駄が無く楽しめる。
ありがちだがどんでん返しのラストはそれなりに面白い
この手の話にありがちなのがどんでん返し。
はめているはずの人間がはめられていたり、実はFBIであったり。
この作品もどんでん返しを狙ったラストであり、まさかマックがFBIについているなどとは予想もせず楽しめた。
最後に彼女を逃がすというシーンが必要だったのかそうでないのかは観客次第。
多種多様な意見があるだろうが、個人的にはあのラストが綺麗に締めくくっていて嫌いでは無い。
エントラップメント まとめ
世紀の大泥棒とまではいかないが、それなりのスケール感で楽しませてくれる作品。
ショーン・コネリーが出演する映画としては珍しいジャンルで、新しい彼の魅力を見せている。
最近でこそラブコメのイメージが強いキャサリンだが、こちらもまた泥棒としての役どころが新鮮で良かった。
泥棒ジャンルは鉄板であり、あまりに無茶しない限り娯楽作品としては成功しやすく見やすいのも特徴。
裏を返せばよほど面白く作られていないものは目立ちにくく、そのまま終わってしまう能性も高いリスキーなジャンルでもある。
しかしこの作品はキャストで話題をさらったことで目を引いたラッキームービーであり、内容が多少矛盾したとしていても楽しめる魅力があった。
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