映画『ファミリーズ・シークレット 秘密を抱えた家族』の概要:刑務所の矯正官として働くヴィンスは、家族には秘密にしていたことがあった。それは、俳優の夢を諦めることができず、演技学校に通っていることだった。そしてもう1つ、新たな秘密が増える。それは、刑務所で自分の息子を見つけたことだった。
映画『ファミリーズ・シークレット 秘密を抱えた家族』の作品情報
上映時間:103分
ジャンル:コメディ
監督:レイモンド・デ・フェリッタ
キャスト:アンディ・ガルシア、ジュリアナ・マルグリーズ、スティーヴン・ストレイト、ドミニク・ガルシア=ロリド etc
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映画『ファミリーズ・シークレット 秘密を抱えた家族』の登場人物(キャスト)
- ヴィンス・リゾ(アンディ・ガルシア)
- シティ島出身。刑務所の矯正官。俳優になる夢を諦めることができず、家族に内緒で演技学校に通っている。
- ジョイス(ジュリアナ・マルグリーズ)
- ヴィンスの妻。弁護士事務所で働いている。気が強い性格。ヴィンスの浮気を疑っている。
- トニー・ナデラ(スティーヴン・ストレイト)
- 母親は既に他界している。ヴィンスの息子だが、本人はそのことを知らない。重窃盗と売却目的でのコカイン所持で逮捕される。
- ヴィヴィアン(ドミニク・ガルシア=ロリド)
- ヴィンスとジョイスの娘。部屋で大麻を吸い、逮捕されたことで奨学金が取り消しになる。両親にそのことを打ち明けることができず、ストリッパーとして働いて学費を稼ぐ。
- ヴィニー(エズラ・ミラー)
- ヴィンスとジョイスの息子。ふくよかな女性がタイプだが、積極的にアプローチできずにいる。
映画『ファミリーズ・シークレット 秘密を抱えた家族』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ファミリーズ・シークレット 秘密を抱えた家族』のあらすじ【起】
ヴィンス・リゾはニューヨークのブロンクスにあるシティ島で暮らしていた。シティ島は他の地区とは違い、周囲を海に囲まれていた。島の特徴の1つは、「ルーム貝」と「アサリ」の対立だった。「ルーム貝」は島への移住者のことで、「アサリ」はヴィンスのように島で生まれ育った人達のことを指した。
刑務所の矯正官として働くヴィンスは、1人の囚人のことが気にかかった。その囚人は重窃盗と売却目的でのコカイン所持で逮捕されたトニー・ナデラという青年だった。仮釈放の条件は親族が引受人になることで、30日間外に出ることができた。
娘のヴィヴィアンが学校の春休みを利用して帰って来ることになり、ヴィンスは車で迎えに行った。その時、勉強のことでヴィヴィアンと口論になり、停止していた車にぶつかってしまう。ヴィンスは停止していた車にいちゃもんをつけ、その場をやり過ごした。
ヴィンスは家族で食事を食べるが、ちょっとしたことをきっかけに口論に発展してしまう。ヴィンスの家庭はあまり上手くいっているとは言い難かった。妻のジョイスは大学在学中に妊娠したことを根に持っており、卒業できなかったことを不満に思っていた。息子のヴィニーは自分が賢いと思っており、授業をサボっていた。ヴィヴィアンは家族に内緒でストリッパーとして働いていた。
ヴィンスは家族にポーカーに行くと嘘を吐き、演劇学校で授業を受けた。学校で課題が出され、死ぬまでに隠すつもりだった秘密を題材に劇を作ることになった。ヴィンスはパートナーとなったモリーとカフェに行き、話し合った。ヴィンスの秘密は、役者になる夢を捨てきれず、そのことを家族に明かしていないことだった。そして、もう1つ秘密があった。それは、息子を見つけたが、家族には明かしていないことだった。トニーは昔の恋人が生んだヴィンスの息子だった。
映画『ファミリーズ・シークレット 秘密を抱えた家族』のあらすじ【承】
トニーの母親のナンは既に亡くなっていた。ヴィンスはトニー本人にも自分が父親だと明かさないまま、家へと連れて帰った。そして、小屋に風呂を取りつけて欲しいと頼んだ。完成後には報酬を払い、その後は好きに暮らして良いと伝えた。それまでは仮釈放の身であるため、逃げないよう約束させた。
ヴィンスはトニーのことを古い友人の息子で、働いてもらうために刑務所から連れ帰ったとジョイスに話した。ジョイスは勝手な決定に腹を立て、ヴィンスを責め立てた。ヴィンスは決定を覆す気はなく、ジョイスは渋々トニーのことを受け入れる。皆で食事を食べるが、結局口論に発展し険悪な空気になってしまう。
ヴィンスはモリーに会い、愚痴を溢した。モリーはトニー本人に真実を打ち明けることを勧めた。その話とは別に、モリーはオーディションを受けることを勧めた。ヴィンスはオーディションを受けたことがなかったため、困惑する。一方、ジョイスはトニーにヴィンスの愚痴を溢していた。
ヴィニーはふくよかな女性が好きだった。インターネットでふくよかな女性・デニスのサイトを見つけ、母のクレジットカードを使ってファンクラブに入会した。デニスが隣人の女性だったため、ヴィニーはこっそり窓から様子を伺った。一方、トニーはセーターを取りにヴィニーの部屋を訪れ、パソコンのモニターに映っているデニスのサイトを目にする。
映画『ファミリーズ・シークレット 秘密を抱えた家族』のあらすじ【転】
ヴィンスはオーディション要綱を読んでいるところをトニーに見られたため、演技学校に通っていることなどを話した。ヴィンスは自信がなく、オーディションを受けることに躊躇していた。だが、トニーに受けることを勧められる。ヴィンスが会場に向かうと、受験者が長蛇の列をなしていた。
トニーはデニスの姿を目撃し、ヴィニーを呼び寄せて話しかけるよう背中を押した。デニスはヴィニーがファンクラブの会員だと知り、食品の買い出しに誘った。トニーは始め困惑していたが、一緒に買い物に出かけることにした。買い物中、同じ学校に通うふくよかな少女・シェリルに出会う。
ジョイスとトニーは惹かれ合いつつあった。ジョイスは自分の心を必死に押し殺し、用事があったのでヴィンスが働く刑務所に電話をかけた。すると、ヴィンスは病欠で仕事を休んでいた。ジョイスは浮気を疑い、ショックを受ける。ジョイスはトニーと出かけ、キスをして浮気をしようとした。だが、トニーはヴィンスのことを思い、踏み留まらせた。
映画『ファミリーズ・シークレット 秘密を抱えた家族』の結末・ラスト(ネタバレ)
ヴィンスはオーディションを受けた後、モリーと会った。その時、オーディションの関係者から連絡があり、他の役者との相性を見たいため別日に来て欲しいと言われる。その日は仕事があったが、モリーから行くよう勧められ承諾した。一方、ヴィンスはデニスに言われ、シェリルも誘って3人で食事をした。
ヴィンスはモリーにマネージャーの振りをしてもらい、ジョイスにオーディションのことを説明することにした。2人はジョイスに会う前に、海を眺めに行った。そこで、モリーはナンのことをヴィンスに尋ねた。ヴィンスはナンと同棲していた。しかし、彼女の妊娠が発覚したころには、別れる気持ちでいた。ナンはヴィンスを引き止めなかった。ヴィンスは学費にするつもりだったお金をナンに渡して別れた。そして、家族のために収入が安定している矯正官になった。
モリーは自分の秘密をヴィンスに明かした。モリーは夫と子供を残し、1人で故郷のシティ島に戻ってきていた。何があったのか詳しく話さなかったが、過去を消そうとしていた。ヴィンスは悲しむモリーを抱き締め慰めた。
トニーは車を盗んで逃げる途中、ヴィヴィアンがストリッパーとして働いていることを知ってしまう。ヴィヴィアンは奨学金を止められたため、自力で稼いでいたのだった。トニーは自分の秘密とヴィヴィアンの秘密を隠すため、ヴィヴィアンを迎えに行ったことにして家に帰ることにした。
ヴィンスはモリーを連れて家へと帰った。ジョイスはモリーが浮気相手だと誤解し、トニーと関係を持ったと嘘を吐いた。そこに、トニーがヴィヴィアンを連れて帰って来る。ヴィンスはトニーがジョイスとヴィヴィアンに手を出したと誤解し、怒り狂った。
ヴィンス達は状況を整理するために、真実を話すことになった。ヴィンスは演技学校に通っていたことを話し、ヴィヴィアンは大麻を吸って逮捕されたため奨学金が取り消しになったことを話した。さらに、ヴィンスは自分がトニーの父親であることを明かした。ジョイスは浮気していなかったことを知り、ヴィンスと仲直りをした。そして、ヴィンスはトニーを抱き締めた。モリーはこっそりその場を立ち去った。
モリーは街を出た。ヴィンスはジョイスが見守る中、学校で授業を受けた。そして、役者として映画に出演した。
映画『ファミリーズ・シークレット 秘密を抱えた家族』の感想・評価・レビュー
家族の口論の場面が心苦しくて、見ていて痛々しかった。トニーが家に来たことにより事態が好転していくのだが、映画だとしても上手くいき過ぎではないかと突っ込まずにはいられなかった。自分の父親だと分かって、トニーがヴィンスのことをすんなりと受け入れたことに疑問に感じた。自分だったら反発して、一発殴るぐらいはしていると思う。ジョイスがトニーと浮気をしそうになったことも、後々気まずくなりそうで複雑な気持ちになった。(MIHOシネマ編集部)
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