映画『劇場版 Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS』の概要:アニメ放送時にも話題になった、その圧倒的クオリティは劇場版になっても健在。奇跡を叶えるという聖杯を求め、時代や世界軸を飛び越え英雄達がしのぎを削る。聖杯戦争、ここに開幕。
映画『劇場版 Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS』の作品情報
上映時間:107分
ジャンル:アニメ、アクション
監督:山口祐司
キャスト:杉山紀彰、諏訪部順一、植田佳奈、川澄綾子 etc
映画『劇場版 Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS』の登場人物(キャスト)
- 衛宮士郎(杉山紀彰)
- 10年前の震災を生き残った少年。義父の影響で魔術を学ぶ。
- セイバー(川澄綾子)
- 士郎のサーバント。士郎が魔術師として未熟なため、その力を出しきれていない。
- 遠坂凛(植田佳奈)
- 名門である遠坂家出身の優等生。実は心優しい性格。
- アーチャー(諏訪部順一)
- 凛のサーバント。外見が士郎と似通っている。
- イリヤスフィール・フォン・アインツベルン(門脇舞以)
- 士郎の義父の実娘。幼い頃から戦うことを義務付けられてきた最強の存在。
- 間桐慎二(神谷浩史)
- 士郎の同級生。ギルガメッシュにいいように使われてしまう。
- キャスター(田中敦子)
- 高等魔術を用いるサーバント。一番厄介と称される実力者。
- バーサーカー(西前忠久)
- イリヤのサーバント。圧倒的破壊力を誇る。
- ランサー(神奈延年)
- 槍を使いこなすサーバント。やや口が悪い。
- ギルガメッシュ(関智一)
- 前回の聖杯戦争の参加者。存在しないはずの8人目のサーバント。
映画『劇場版 Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『劇場版 Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS』のあらすじ【起】
衛宮士郎は、育ての親に魔術の使い方を教わった魔術使いであった。そして、とある夜の学校の校舎で、士郎は信じられない光景を目にする。それはアーチャーとランサーという2人の男が、人間とは思えない身のこなしで激しい戦いを繰り広げている様子だった。
そして、その戦いを見てしまったがために、士郎はランサーに心臓を刺され瀕死の重傷を負う。しかし、そこに遠坂凛という少女が現れ、魔術で士郎を助け出すのだった。ランサーの猛攻は止まず、再び士郎は命を狙われる。しかし、そこで士郎は偶然セイバーという少女の召喚に成功。
突如現れた彼らこそ、聖杯戦争という戦争を勝ち抜くために召喚される、様々な時代の英雄達だった。そしてセイバーを召喚した士郎は、聖杯戦争にエントリーするため教会へと向かう。しかし、その帰り道に早速他の聖杯戦争の参加者、イリヤスフィールとバーサーカーのコンビに襲われるのだった。圧倒的な力を持つバーサーカーに対抗するため、士郎とセイバー、そして遠坂凛と彼のサーバントであるアーチャーは共同生活を始めるのだった。
映画『劇場版 Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS』のあらすじ【承】
それからというもの、士郎の周りでは奇妙な事件が続く。翌日士郎が学校に登校すると、学校が奇妙な結界で覆われていた。その結界は、ライダー組がしかけたものだった。しかし、ライダー達は突如現れたキャスターに敗北してしまう。キャスターはそのまま士郎達を襲うが、そこにアーチャーが現れこと無きを得るのだった。
しかし、何故かアーチャーは士郎を憎んでいるようだった。誰も殺さずに戦いを制すると断言する士郎に、突如として斬りかかったのだ。人間とは比べ物にならない力を持つサーバントに襲われ、絶体絶命の士郎。士郎は怪我を負いながら何とかアーチャーから逃げ続け、そして、なんとかセイバーがその場に駆けつけ士郎と共に撤退するのだった。
しかし、士郎にはまだ災難が降りかかる。なんと士郎の身内が、キャスターによって拉致されてしまったのだ。人質を取られ抵抗ができなくなったセイバーに、キャスターは自らの奥義をしかけてくる。その奥義によって、キャスターは何とセイバーを操ってしまうのだった。
映画『劇場版 Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS』のあらすじ【転】
さらに、何故かアーチャーがキャスター側に寝返ってしまう。しかし、その行動には理由があった。彼は士郎と凛を見逃してもらう代わりに、キャスターの元にくだったのだ。さらに聖杯戦争は混沌を極める。慎二と、前回の聖杯戦争の参加者であるギルガメッシュがコンビを組んだのだ。
圧倒的な力を持つギルガメッシュは、バーサーカーとイリヤを殺害する。絶望する士郎と凛の前に、ランサーが突如して現れ協力を申し出る。そうして、凛、士郎、ランサーは、キャスター陣営と相対するのだった。キャスターを倒すことに成功した一行だったが、アーチャーはまだ士郎の命を狙っていた。士郎とアーチャーの最終決戦は、アインツベルン城で繰り広げられることとなる。
そこで、アーチャーは信じられない事実を明かす。なんと、アーチャーは死後英霊化した衛宮士郎本人であるというのだ。自分の存在意義を見失ったアーチャーは、士郎を殺すことで自らの存在を消そうと考えていたのだった。双方は激しい戦いを繰り広げる。そして、その戦いの中で徐々にアーチャーは若かりし頃の自分を受け入れられるようになっていく。しかし、そこで再びギルガメッシュが現れる。ギルガメッシュの攻撃から、アーチャーは士郎を庇った。
映画『劇場版 Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS』の結末・ラスト(ネタバレ)
そして、なんとギルガメッシュは聖杯を完成させるために、イリヤの心臓を慎二に埋め込んだ。一方、凛と士郎はギルガメッシュを倒すために作戦を練っていた。ギルガメッシュを倒す唯一の可能性であるアーチャーの奥義を使用するために、凛は自らの魔力を士郎へと託す。
とうとう、ギルガメッシュとの最後の戦いが始まる。凛は慎二の救出、そして士郎はギルガメッシュ討伐に走る。そして、凛が慎二を助け出したことによって聖杯は破壊された。更に、士郎は得た膨大な魔力をもとに未来の自分の必殺技を用い、ギルガメッシュの右腕を切り飛ばす。そして、アーチャーがそんなギルガメッシュにとどめをさすのだった。
凛は再びアーチャーとコンビを組むことを提案するが、アーチャーは士郎と戦った際に、自らの望みを叶えていた。彼は自分の存在意義を認めることができ、満足して消滅していくのだった。そうして、多くの人を巻きこんだ聖杯戦争は終わりを告げた。士郎は、いずれあのアーチャーとなれるように、修行を続けるのだった。
映画『劇場版 Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS』の感想・評価・レビュー
この作品が上映されたのちTVアニメで26話かけて丁寧にエピソードが紡がれたので、そのお話を劇場版として100分弱で描き切れるかというと、土台無理な話だということは理解できる。
テンポが速すぎてもともとお話を理解している人しか、何が起こっているか分からないだろう。作品として最高に面白いのだが。
アクションシーンとお話を短い時間で楽しむならこちら。じっくりキャラクター達の細部まで理解したいのならTV版といったところか。(男性 30代)
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