この記事では、映画『娘は戦場で生まれた』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『娘は戦場で生まれた』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0051237
製作年 | 2019年 |
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上映時間 | 99分 |
ジャンル | ドキュメンタリー 戦争 |
監督 | ワアド・アル=カティーブ エドワード・ワッツ |
キャスト | ハムザ・アル=カデブ サマ・アル=カデブ ワアド・アル=カデブ |
製作国 | イギリス シリア |
映画『娘は戦場で生まれた』の登場人物(キャスト)
- ワアド・アルカティーブ(本人)
- サマの母。マーケティングを専攻する学生だった。ジャーナリストに憧れている。
- サマ・アルカティーブ(本人)
- ワアドとハムザの娘。サマはアラビア語で空を意味する。
- ハムザ・アルカティーブ(本人)
- サマの父。アレッポに残った数少ない医師。結婚していたが、家族よりも革命を選択した。
映画『娘は戦場で生まれた』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『娘は戦場で生まれた』のあらすじ【起】
ワアドとサマは、ハムザが運営している病院を拠点としていた。ワアドがサマに歌っていると、後ろで爆発音が聞こえる。その音を聞いてもワアドは歌い続けていた。再び爆発音が聞こえ、ハムザは避難するよう呼びかける。
反体制地域のアレッポでは、日常的に爆発音が聞こえていた。大きな爆発音が聞こえ、避難しようとしたワアドの目の前に、白煙が立ち込める。病院の明かりが消え、医師たちは手動で酸素吸入機を使用していた。
ワアドは、戦争ばかりの地に生んだことをサマに謝る。
2016年7月、シリア政権と同盟国はアレッポの街を包囲した。ワアドは、世界が許していい行為ではないと話す。爆撃で怪我をした子どもたちが病院で治療を受けていた。ベッドが足りず、床で治療を受ける市民たち。
自分が死ぬことよりも娘が死ぬことの方が怖い、とワアドは話していた。仕事中でも聞こえる爆撃音の連続。この地にサマを生んだ理由と、何のために戦ったのかを、いずれサマに見てほしいと願い、ワアドとハムザは撮影を続ける。
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映画『娘は戦場で生まれた』のあらすじ【承】
5年前。ワアドが大学4年生のとき、民衆蜂起が始まっていた。ワアドは、大学の壁に落書きで抗議する学生たちを撮影する。学生たちは、バシャール大統領の壁画の上に国旗を描いていた。
ワアドは、まだ友人だった頃のハムザに会いに来る。ハムザは、デモの負傷者を助けていた。ワアドは、医師でもあり活動家でもあるハムザを取材対象にする。
ワアドとハムザは、川に市民たちの遺体があがったと知り、東アレッポに来ていた。遺体の確認をするため、大勢の市民が集まっている。遺体の検死をしたところ、明らかに拷問された跡があるとハムザは話した。亡くなった市民は、政権反対派が多く住む地域の住人と判明する。
学校も医療機関もない地域に、ハムザは責任者として病院を設営した。病院で働く仲間たちを次々と失っていく度に、何があっても続けていくという強い意志に繋がっていく。
ハムザはワアドに突然プロポーズし、2人は結ばれる。仲間たちでささやかな式を挙げ、その日は空爆よりも歌声の方が大きかった。
映画『娘は戦場で生まれた』のあらすじ【転】
街が包囲されてから3ヶ月目の2016年9月。ワアドは、事態が悪化していると懸念する。ハムザは多忙で病院から出られないため、一家は病院の一室で暮らしていた。
爆撃音が聞こえ、ワアドは運ばれてきた男児にカメラを向ける。運ばれてきた男児の兄弟は、泣きながら治療を見つめる。男児にはすでに脈がなく、助からなかった。兄弟たちは男児を抱きしめながら泣き叫ぶ。ワアドは男児にサマの姿を重ねていた。
1年前。アレッポの反体制派は勝利を確信し、ようやく自分たちの故郷が帰ってきたと、大勢が舞い上がっている。
ワアドとハムザは新居を買い、順風満帆の生活を送っていた。妊娠したワアドは、ハムザに妊娠を伝える練習をしている。
幸せの日々の中、イスラムの過激派が反体制派の地域を支配しようとしていた。再び爆撃が始まり、新居にも白煙が立ち込める。
ワアドはハムザの病院で無事出産する。
映画『娘は戦場で生まれた』の結末・ラスト(ネタバレ)
周囲にあった8つの病院が爆撃され、ハムザの病院が最後の1つとなってしまった。毎日300人近い患者が運び込まれる。
血まみれの幼児が運び込まれ、幼児の母親はワアドに向かって、自分たちを撮影し続けろと泣き叫んだ。ワアドは、血まみれの床と遺体をカメラに収め続ける。
政権の軍は、徐々に反体制派の土地に侵攻していた。アレッポでも、諦めて街を出ていく人々が現れ始める。だが、政権は降伏した人間ですらも殺すという。軍はひとつひとつ地区を潰し、確実に反体制派は追い詰められていく。
ハムザの元に国連から電話がある。降伏し退去しろ、というロシア軍からの伝言だった。食糧や電気もなく限界だった市民は、包囲6ヶ月目にして退去を強いられる。
あの電話から8日が経ち、ついにワアドとハムザはアレッポを退去した。顔の知られていたハムザは、政権の検問所に怯えるが、無事に通過する。
ワアドは、撮影してきた人々は消えず、もし時間を巻き戻せたとしても同じことをするだろう、と話した。
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映画『娘は戦場で生まれた』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『娘は戦場で生まれた』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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