映画『ノーム・アローン』の概要:高校生のクロエは、母親の都合で引っ越してばかりいた。そのため、友達ができず、孤独を抱えていた。クロエは新しい家に引っ越した。そこで、動くノーム人形と出会う。ノーム人形は世界を守るため、モンスターと戦っていた。
映画『ノーム・アローン』の作品情報
上映時間:85分
ジャンル:コメディ、アニメ
監督:ピーター・レペニオティス
キャスト:ベッキー・G、ジョシュ・ペック、タラ・ストロング、オリヴィア・ホルト etc
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映画『ノーム・アローン』の登場人物(キャスト)
- クロエ(ベッキー・G)
- 高校生。母親の都合で引っ越しを繰り返しており、友達ができないのが悩み。母親に対して素直になれず、孤独を抱えている。
- リアム(ジョシュ・ペック)
- 高校生。クロエの家の近所に暮らしている。眼鏡をかけている。真面目で優しい性格。探求心が強く、しゃべり始めると止まらない。
- ブリタニー(オリヴィア・ホルト)
- 高校生。BTC(権力の頂点の三人組)のリーダー。我儘な性格で、自分の思い通りにいかないと腹を立てる。
映画『ノーム・アローン』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ノーム・アローン』のあらすじ【起】
高校生のクロエは母の都合で色んな町に引っ越していた。そのせいで友達はできず、孤独な日々を送っていた。クロエ達が新しい家を訪れると、庭に飾るノーム人形がなぜか家の中にたくさんあった。クロエは奇妙に思いながらも、家の中を確認した。
クロエは偶然壁に隠されていた秘密のドアを見つける。中を確認すると、光り輝く不思議な石があった。クロエはそれを手にし、ドアの外へと出た。すると、なぜかノーム人形が目の前に現れた。クロエは不気味に思い、ノーム人形を外に出した。
クロエは秘密のドアに隠されていた不思議な石をネックレスにした。そして、それを着けて学校に登校した。クロエは学校内で、近所に暮らす少年・リアムに声を掛けられる。クロエがリアムと話していると、イケてる3人の女子が現れた。その女子はブリタニー、ティファニー、チェルシーで、別名BTC(権力の頂点の三人組)と呼ばれていた。ブリタニー達がイケてると言えば流行り、仲良くなるとパーティーに行くことができた。リアムはブリタニー達に気を付けるよう忠告するが、クロエは全く聞いていなかった。
クロエはブリタニーに声を掛けられ、ネックレスを貸してくれればダンス会場に連れて行くと話を持ち掛けられる。クロエは承諾し、ネックレスを貸した。すると、不思議な石が一瞬だけ光り輝いた。
映画『ノーム・アローン』のあらすじ【承】
クロエは家の中で、丸い形をしたモンスターに出会う。お腹を空かせていたため、冷蔵庫にある食材を投げて食べさせ時間を稼いだ。しかし、新たにモンスターが出現し、襲われそうになる。その時、ノーム人形が現れ助けられる。クロエは驚き、気絶した。クロエが食材を食べさせたモンスターは、その間に身を隠した。
次の日、クロエは目を覚ますが、仕事で忙しい母に昨日のことを相談することができなかった。母が出勤した後、ノーム人形が再び現れ捕まってしまう。ノーム達はクロエが盗んだ不思議な石・鍵石を探していた。クロエが昨日見たモンスターはトロッグという名前で、奴らの侵入を防ぐために鍵石は必要なものだった。トロッグは恐ろしい生き物で、家から逃げ出せば世界は闇に包まれてしまうのだ。ノームは密かに家を守り、トロッグと戦っていた。
昨日取り逃がしたトロッグが現れ、クロエの携帯を飲み込んだ。クロエとノームはトロッグを仕留めようと、攻撃を続けた。無事にトロッグを仕留めるが、それをリアムに見られてしまう。クロエは事情を説明した。始めリアムは話を信じなかったが、動くノームを見て恐怖を抱く。ノームはリアムを人質として捕まえ、鍵石を持ってくるようクロエに指示した。
映画『ノーム・アローン』のあらすじ【転】
クロエはブリタニーに会いに行くが、ネックレスを返してはもらえなかった。そんな時、トロッグが家の中に再び現れる。ノーム達、クロエ、リアムは元の世界にトロッグを追い返すため、攻撃を仕掛けた。だが、たくさんのトロッグが現れ、翻弄されてしまう。ノーム達は攻撃を諦め、壁にある秘密のドアの中に隠れた。ノームは状況が収まるまで、ドアや窓を封鎖してトロッグが出て行かないようにした。
人類が地球上に現れる前に、ノーム達が豊かな緑を作った。ある暗い日に、突然トロッグが現れた。トロッグは魔法の水晶を使ってポータルを開き、ノーム達の世界に殺到した。トロッグはノームが育てている草木を全て食い尽くした。ノームは戦い、魔法を使ってトロッグを元の世界に追い返した。この家は時間と空間の交差点の上に建っているため、トロッグが現れるのだった。鍵石があればポータルを閉ざしてトロッグの侵入を防ぐことができたが、失ったため侵入を防ぐ術がなかった。
現在、トロッグと戦っているノームは6人いた。だが、本来仲間は7人いた。現在いない1人はリーダーのザンフィアで、1人でトロッグの世界へ向かって消息不明になっていた。ノーム達は仲間のことを思い、寂しい気持ちになった。
トロッグ達を追い返せるネバネバ弾は、不思議な植物の汁から作られていた。その汁は希少で、残り僅かしかなかった。クロエはダンスに行ってブリタニーに会い、急いで鍵石を取り戻して戻って来なければならなかった。だが、クロエは鍵石を取り戻すことよりも、友達と遊ぶことを重視していた。
映画『ノーム・アローン』の結末・ラスト(ネタバレ)
クロエは助けを拒み、一人で取り返せるとダンス会場に向かった。だが、そこにクロエを心配したリアムがやって来る。クロエはブリタニーに会い、ネックレスを取り返そうとした。しかし、ブリタニーはネックレスを持って来てはいなかった。リアムは時間がないと焦り、ブリタニーに急いでネックレスを持って来るよう指示した。ブリタニーはネックレスを必死に取り返そうとしているのは、彼氏のリアムから贈られたからだろうとクロエのことをからかった。クロエは誤解されるのが嫌で、リアムを傷つけ追い返してしまう。
リアムはクロエのことを友達として本当に心配していた。クロエはそのことに気づき、ブリタニーにネックレスを返すよう強気な態度に出た。すると、ブリタニーがネックレスを捨てていたことが分かった。クロエは急いで家に戻った。リアムはポータルに落ち、消息不明になっていた。クロエはリアムを助けるため、ポータルの中へと入った。
クロエはリアムに再会し、謝罪して仲直りした。そこに、ザンフィアが現れる。トロッグ達の世界には、巨大クリスタルがあった。そのクリスタルの欠片を使えば、新たな鍵石を作ることができた。クロエ達は協力し、巨大クリスタルの元に向かった。
リアムは巨大クリスタルがエネルギーの塊で、携帯の中にあるリチウム電池を使えば大きな爆発を引き起こせることに気づく。クロエの携帯の電池を使い、トロッグ達の世界を爆発させることにした。クロエは電池を投げてクリスタルを爆発させた。3人は爆発に巻き込まれる前に、無事に元の世界に戻ることに成功する。
ブリタニーは自分の言うことを聞かないクロエに腹を立て、家にやって来た。手には捨てたはずのネックレスがあった。クロエがブリタニーと話していると、メガトロッグが現れた。クロエはメガトロッグを消滅させるため、ブリタニーの携帯、ネックレスについている鍵石、ネバネバ弾の元になる実を口の中に投げ入れた。メガトロッグはうめき声を上げ、消滅した。
クロエはベッドの上で目を覚ました。クロエはここが自分の家だと実感し、母にずっとここで暮らしたいと頼んだ。自由になったノーム達は庭に何を植えるか話し合っていた。クロエはリアムと一緒に学校に登校した。
映画『ノーム・アローン』の感想・評価・レビュー
始めツンツンしていたクロエが、トロッグとの戦いを通して本当の友達を見つけ本来の自分を取り戻していくストーリーがとても素敵だった。引っ越ししてばかりというのは特殊な設定かもしれないが、友達の作り方が分からず困っている人は多いのではないだろうか。そんな人に勇気を与える物語だったと思う。リアムはちょっとオタクっぽいところがあるが、友達のことをとても大切にできる優しい男の子で好感が持てた。(MIHOシネマ編集部)
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