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なぜここまで重いのか?「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女」ネタバレ感想レビュー

結論から書きます。
「キルケーの魔女」は、ヒーローの物語ではなく、“引き返せない男”の記録です。

MIHOシネマ編集部の映画専門ライターとして、2026年2月2日に日本の劇場で本作を鑑賞しました。
前作以上に胸を締めつけられた理由は、
戦いの正しさではなく、覚悟の重さだけが積み上がっていく構成にありました。

本作は「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」三部作の第2部。
反地球連邦組織マフティーの指導者として生きるハサウェイ・ノアが、
さらに深く、取り返しのつかない場所へ踏み込んでいく物語です。

この記事では、「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女」をネタバレありで整理しつつ、
感想・レビューを交えながら、この作品が放つ重さの正体を読み解いていきます。

最初に語りたい1番の見せ所は「ハサウェイが迷わなくなったこと」

本作で最も恐ろしいのは、
ハサウェイが“悩まなくなっている”点です。

前作では、
・父ブライトの息子として
・一人の青年として
・マフティーのリーダーとして

揺れ続けていたハサウェイ。
しかし「キルケーの魔女」では、その揺らぎが明確に減っています。

MIHOシネマ編集部として鑑賞していて感じたのは、
迷いが消えたのは成長ではなく、
覚悟が固まってしまった結果だということでした。

この変化こそが、本作全体の空気を支配しています。

次は、あらすじをネタバレありで整理します。

「キルケーの魔女」のあらすじをネタバレありで解説

舞台は宇宙世紀105年。
地球連邦政府の圧政に対抗するため、
反地球連邦組織マフティーは政府高官の暗殺を続けています。

その指導者マフティー・ナビーユ・エリンの正体は、
ブライト・ノアの息子、ハサウェイ・ノア。

ハサウェイは、不思議な存在感を放つ少女ギギ・アンダルシアの言葉に翻弄されながらも、
自らの目的を遂行するため行動を続けます。

一方、マフティー討伐を任された連邦軍大佐ケネス・スレッグは、
刑事警察機構のハンドリー・ヨクサンから密約を持ちかけられ、
独自の思惑を抱えながらハサウェイを追い詰めていきます。

やがて物語はホンコンへ。
それぞれの立場と思惑が交差し、後戻りできない局面へ突入していきます。

次は、この映画が描くテーマを掘り下げます。

「正義」は誰のものなのか

本作に、明確な正義は存在しません。

・腐敗した地球連邦政府
・暴力で抵抗するマフティー
・秩序を守ろうとする軍人たち

誰もが「正しい理由」を持って行動しています。
しかし、その正しさは、必ず誰かの犠牲の上に成り立っている。

この映画は、正義を選ばせてくれない。
あるのは、選び続けた結果だけです。

次は、実際に観た感想をレビューします。

実際に観た感想レビュー|映像と音が感情を削ってくる

戦闘シーンの迫力は、シリーズ屈指です。
しかし、爽快感はほとんどありません。

澤野弘之の音楽、
緻密すぎるメカ描写、
そして沈黙の多さ。

MIHOシネマ編集部として特に印象に残ったのは、
「勝った」「負けた」が曖昧な戦闘でした。

この映画の戦闘は、達成感ではなく疲労だけを残す。
それが、戦争のリアルとして突き刺さります。

次は、この作品が合う人・合わない人を整理します。

「キルケーの魔女」はこんな人におすすめ

  • ガンダムシリーズの重厚な政治描写が好きな人
  • 勧善懲悪ではない物語を求めている人
  • ハサウェイという人物を深く理解したい人

一方で、次のような人には注意が必要です。

正直、こんな人にはおすすめしない

  • 分かりやすいヒーロー物語を期待している人
  • テンポの良いエンタメ作品を求める人
  • 救いのある結末を望む人

次は、本作が刺さった人におすすめの作品を紹介します。

「キルケーの魔女」が刺さった人におすすめの映画3選

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア

この映画を一言で表すと?

思想が衝突する宇宙世紀の分岐点。

どんな話?

アムロとシャア、2人の思想が激突する物語。

ここがおすすめ!

ハサウェイの原点を知る上で欠かせません。

機動戦士ガンダムUC

この映画を一言で表すと?

希望と呪いが同時に存在する物語。

どんな話?

ラプラスの箱を巡る争いを描いた宇宙世紀作品。

ここがおすすめ!

理想と現実の乖離が「キルケーの魔女」と共鳴します。

機動戦士ガンダムΖ

この映画を一言で表すと?

戦争が人を壊していく過程の記録。

どんな話?

若者たちが戦争に飲み込まれていく姿を描写。

ここがおすすめ!

ハサウェイの未来を重ねて見てしまう作品です。

あなたは、ハサウェイの選択をどう受け取りましたか?

「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女」は、
観る人に答えを与えない作品です。

・彼は正しかったのか
・止める方法はあったのか
・自分ならどうしたか

ぜひコメント欄で、あなたの感想を教えてください。
この重さを、誰かと共有することもまた、この映画体験の一部だと思います。

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この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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