この記事では、映画『ハウ』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『ハウ』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0079088
製作年 | 2022年 |
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上映時間 | 118分 |
ジャンル | ヒューマンドラマ |
監督 | 犬童一心 |
キャスト | 田中圭 池田エライザ 野間口徹 渡辺真起子 |
製作国 | 日本 |
映画『ハウ』の登場人物(キャスト)
- 赤西民夫(田中圭)
- 横浜市役所で働いている。婚約者がおり、新居を購入したばかりで、日々充実した生活を送っている。
- 鍋島史郎(野間口徹)
- 民夫の上司。部下のことを常に気にかけている。妻の麗子の影響で、ペット保護に関心を持っている。
- 鍋島麗子(渡辺真起子)
- 史郎の妻。動物が大好きで、ペット保護団体で働いている。毎日捨てられるペットたちに心を痛めている。
- 朝倉麻衣(長澤樹)
- 中学生。あることを理由にクラスメイトと喧嘩してしまい、不登校気味になっている。
- 関根志津(宮本信子)
- 商店街で傘屋を営んでいる高齢女性。夫を亡くし、周りの店の閉店も続いたため、孤独と闘いながら生きている。
- 森下めぐみ(モトーラ世里奈)
- 修道院に身を寄せる女性。ある辛い過去を抱えている。自身の罪を打ち明けることができず、苦しんでいる。
映画『ハウ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ハウ』のあらすじ【起】
横浜市役所で働く民夫は婚約相手に突然振られてしまう。新居を購入したばかりで、ローンを組んでいたため、1人で暮らし始めた。
民夫から婚約解消を聞かされた上司の鍋島史郎は、民夫を自宅に招いた。民夫が史郎の自宅を訪ねると、史郎の妻の麗子が白い大きな犬を連れ「この犬の面倒を見てくれないか」と頼んできた。史郎は一軒家で寂しく過ごす民夫にとって、いい機会だと感じていた。
しかし、この犬は前の飼い主に声帯を取る手術を受けさせられ、声が出ないという問題があり、これまで飼い主が見つからなかった。民夫は承諾し、この犬の鳴き声が「ハウッ」と聴こえることから「ハウ」と名付けた。
ハウは民夫の仕事帰りに必ず玄関まで出迎えてくれた。民夫とハウは一緒に散歩したり、ボール遊びをしたり、充実した日々を送っていた。
ある日、民夫とハウがボール遊びをしていた空き地に、小学生たちが野球をするためにやってきた。民夫は場所を譲り、野球をする小学生たちを見守っている間に眠ってしまった。目を覚ますと、ハウがいなくなっていた。
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映画『ハウ』のあらすじ【承】
ハウは小学生が遠くに飛ばしたボールを追いかけ、長距離トラックの荷台に乗った。トラックの運転手はハウの存在に気づかないまま、トラックを走らせ、東北まで来てしまっていた。
ハウは民夫が待つ家に帰るため、慣れない道を歩き続けた。その道中、ハウは女子中学生の朝倉麻衣に出会う。麻衣は傷だらけで、線路に横たわり、電車が通るのを待っていた。ハウに気づいた麻衣は自殺を諦めた。
麻衣は東日本大震災で被災し、転校した学校でいじめに遭っていた。怒った麻衣は教室の窓をたたき割り、麻衣と窓のそばにいたクラスメイトが怪我を負った。麻衣は罪悪感から学校に向かう電車に乗ることができなくなっていた。
次の日の朝、ハウは無人駅で麻衣を待っていた。電車にハウが先行して乗り込み、麻衣も後を追って乗ることができた。ハウは麻衣を学校まで送り届け、また民夫が待つ家へと歩き始めた。
その頃、民夫は麗子からハウに似た犬が事故で亡くなり、すでに火葬されていることを知らされ、あの時眠ってしまった自分を悔いた。
映画『ハウ』のあらすじ【転】
ハウは古びた商店街にたどり着いた。そこで、傘屋を1人で営む関根志津と出会う。志津は夫を亡くしたばかりで孤独を抱えて生きていた。
ハウは志津のそばから離れなかった。志津はハウの温もりで、夫が亡くなって以来、初めて安心して眠ることができた。
次の日の朝、志津に見送られながら、ハウは民生が待つ家へと再び歩き始めた。
ハウは修道院にたどり着いた。DV彼氏から身を守るために修道院で暮らす森下めぐみは、ハウの声を聴き、昔飼っていたラッキーだと気づいた。その後、神父にラッキーは彼氏と一緒に飼うことを決めた愛犬だったが、同棲後彼氏が豹変し、ラッキーの声を嫌がったため、めぐみが病院でラッキーの声帯を取る手術をしてもらい、その後捨てたことを打ち明けた。
めぐみは彼氏に居場所が知られ、さらわれてしまう。ハウはめぐみとその彼氏が乗った車を必死に追いかけた。2人の車は横転してしまい、めぐみは自力で車から脱出したが、彼氏は意識を失い、取り残されていた。ハウは彼氏を口で引っ張り、車が炎上する前に無事救出し、民生が待つ家へと歩き始めた。
映画『ハウ』の結末・ラスト(ネタバレ)
ハウが亡くなったことを受け入れた民生は、一軒家を手放し、引っ越した。この日はたまたまハウと散歩していた道を歩いていた。すると、ハウの鳴き声が聴こえてきて、初めは幻聴かと疑ったが、明らかに声が近づいてきていると思い、振り返ると死んだはずのハウが民生に向かって走ってきた。
ハウは民生のもとへ帰ってきたのだ。しかし、そのあと小学生くらいの男の子がハウのそばへ駆け寄ってきた。民夫が住んでいた一軒家に、夫を亡くした妻とその息子が引っ越してきたその日、ハウはやってきて、その母子は夫が帰ってきてくれたと喜び、ハウを「ブン」と名付け、飼っていた。
事情を知った民生はハウをこの母子から取り返すわけにはいかないと、けじめをつけ、自分が飼っていた犬とは言い出せないまま、ハウに「本当のお別れだ」と言って、その場を離れた。
映画『ハウ』の感想・評価・レビュー
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映画『ハウ』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『ハウ』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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