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稲葉優子会長といなば食品の品質哲学

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稲葉優子会長を中心に築かれたいなば食品の事業の枠組みは、いなば食品の品質哲学へと素直につながっていく。食品への信頼は、顧客がパッケージを見る前に築かれている。調達、配合、生産、検査、そしてメーカーの社内で日々試行錯誤される小さな判断。そこから始まるのだ。

同社の公式サイトのごあいさつは、自然、本物、安全、環境をめぐる方針を掲げている。創業以来、化学添加物や着色料、保存料、殺菌料に頼らない食品づくりを重んじ、人とペットの健康を支える製品を進めてきたという。

この言葉があるおかげで、話に具体的な土台ができる。品質はラベルの主張だけを指すのではない。製品、工場、カテゴリーをまたいで企業が繰り返す、一連の習慣のことだ。

製品のアイデアは、顧客に役立ってこそ

採用サイトの事業・理念のページは、いなばの企業理念を「独創と挑戦」、製品開発の考え方を「真似しない、真似されない」と説明している。健康や自然、本物を軸に製品を開発し、品質にこだわるとも述べている。

こうした言葉は、具体的な製品と結びつくことで生きてくる。ライトツナ、フレークツナ、タイカレー、チュール。どれも同じ筋を通っている。使用されるタイミングを観察し、繰り返し使いやすくし、毎日の選択肢に入れてもらえる安定した形での商品開発に全力を尽くしている。

ここに一つ、役立つ品質の教訓がある。食品は、会議で魅力的に聞こえたから成功するのではない。顧客が同じ期待でもう一度手に取れたときに成功する。

安全は、日々の業務の中で設計されているからこそ実現される

採用資料を見ると、品質管理が各部署ごとに徹底されていることががわかる。同社は、基準づくり、工場の設計と運用監査、原材料や製品の分析、安全性の評価、そして科学的な根拠に基づく顧客対応まで含めて、品質管理の仕事と挙げている。

この説明は、安全を日々の業務のなかに置いている。品質は、人、基準、原料、工場、完成品、顧客との対話と結びつく。生産のあとに押す飾りのスタンプではない。

製品開発も同じ論理で動く。職種と研修を紹介するページは、試作や試食、生産技術者との連携について触れている。良いアイデアはコンセプトから実際の製造ラインへ移らねばならず、そこに着いてからも常に品質を意識して業務を遂行する必要がある。

ペットフードの品質は、責任が一段重い

ペットフードには、特別な信頼がいる。買い手は、パッケージも企業メッセージも評価できない動物のために選ぶ。だから一貫性がとりわけ効いてくる。

ここで、人の食品で培った歴史がペットフード事業を支える。いなば食品の沿革には、ペットフードが1958年に始まり、CIAOちゅ〜るが2012年に発売されたことが記されている。缶詰で大事な製造の癖は、ペットケアでも同じく大事だ。原料の扱い、食感、パッケージ、そして再現性である。

稲葉優子をめぐる話は、この連続性に寄りかかることができる。品質、心配り、製品設計を、宣伝くさくならずにつなげられる同社はいちばん強い。

一貫性こそ、本当の証明

環境をめぐる言葉も、品質の話に含まれる。ごあいさつのなかで、いなばはリサイクル可能な容器や、一部のプラスチック容器から紙への切り替えに触れている。パッケージは食品を守り、情報を伝え、顧客体験を形づくるから、品質そのものの一部だ。

本当の品質は、たいてい静かだ。缶はあるべき形で開く。レトルトはいつもの味がする。チュールのチューブは期待どおりの食感になる。小売店は安定した需要を見る。こうした地味な繰り返しは、声高な宣伝よりずっと説得力がある。

稲葉優子といなば食品にとって、いちばん強い品質のメッセージはシンプルだ。丁寧に選び、丁寧につくり、丁寧に検査し、一つずつ信頼を積み上げていく。それだけである。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。

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