この記事では、映画『オフィサー・アンド・スパイ』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『オフィサー・アンド・スパイ』の作品情報
出典：https://video.unext.jp/title/SID0075291
| 製作年 | 2019年 |
|---|---|
| 上映時間 | 131分 |
| ジャンル | 歴史 サスペンス |
| 監督 | ロマン・ポランスキー |
| キャスト | ジャン・デュジャルダン ルイ・ガレル エマニュエル・セニエ グレゴリー・ガドゥボワ |
| 製作国 | フランス イタリア |
映画『オフィサー・アンド・スパイ』の登場人物（キャスト）
- ピカール中佐（ジャン・デュジャルダン）
- 防諜部の部長に就任後、ドレフュス無罪の証拠を掴んだことをきっかけに政府と対立することになる。
- ドレフュス大尉（ルイ・ガレル）
- ユダヤ人。冤罪によりフランス領ギニアの通称「悪魔島」の独房に収監される。
- ポーリーヌ（エマニュエル・セニエ）
- ピカールの愛人。
映画『オフィサー・アンド・スパイ』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『オフィサー・アンド・スパイ』のあらすじ【起】
1895年1月5日。フランス・パリにある陸軍士官学校の校庭。陸軍大尉アルフレッド・ドレフュスは、公衆の面前で制服に付いた階級章と金ボタンをむしられ、軍刀も折られてしまう。彼は前年の1894年11月22日に開かれた軍法会議で、国家反逆罪の有罪判決を受け、禁固刑と軍籍剥奪を言い渡されていた。
フランス陸軍省が手に入れた陸軍の機密が記された手紙の筆跡がドレフュスと似ていたことが、有罪の根拠だった。手紙はドイツ陸軍武官に宛てたもので、機密情報を漏洩したことが罪に問われたのだ。無実を主張したドレフュスだったが、聞き入れられることはなかった。
ドレフュスは「悪魔島」と呼ばれるフランス領ギアナの独房に収監される。
ドレフュスをかつて指導したことがあるジョルジュ・ピカール少佐は、経験はないものの防諜部の部長に任命される。
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映画『オフィサー・アンド・スパイ』のあらすじ【承】
ピカールは偶然、機密情報漏洩の真犯人がフランス陸軍少佐フェルディナン・バルザン・エステルアジであることを突き止める。彼は真犯人の存在を上司に報告するが、軍の決定を覆すことは信用問題にかかわるとして、取り合ってもらえない。
真相が暴露されることを恐れた軍は、ピカールにこれ以上調査することを禁じ、彼をチュニジアに左遷する。ピカールはそれでも諦めず調査を続行するが、上官は彼を呼び出し、ドレフュスが犯人であることを裏付けるでっち上げの証拠を読み上げる。
エステルアジは軍法会議にかけられる。証人として出廷したピカールだったが、愛人ポーリーヌからの手紙を突き付けられるなど、人の弱みに付け込むような軍の汚いやり方に呆れた彼は尋問の途中で退席してしまう。結局エステルアジは無罪となった。
映画『オフィサー・アンド・スパイ』のあらすじ【転】
ユダヤ系であるドレフュスを擁護したとして世間からバッシングを受けるピカールだったが、徐々に彼の熱意に賛同する者も現れ始める。作家のエミール・ゾラやドレフュスの兄、協力者である友人など支援者を集めたピカールは、自らの逮捕が近づいていることを告げる。
翌日、逮捕状を持った役人がピカールの前に現れ、彼を連行してしまう。連行途中、ピカールは新聞にゾラによる公開状「私は告発する」が掲載されていることを知る。ゾラは公開状で軍の不正を糾弾。ドレフュス事件の黒幕を実名で告発する。これによりゾラは罪に問われてしまうが、世間ではドレフュス事件の再審を求める機運が高まる。
ドレフュス事件の再審は決定したものの、ドレフュスの弁護士が裁判所に向かう途中、何者かに射殺されてしまう。ピカールは犯人の後を追うが取り逃がしてしまう。
映画『オフィサー・アンド・スパイ』の結末・ラスト（ネタバレ）
1899年9月9日。結局、ドレフュスの有罪は覆らず、情状酌量による禁固10年の減刑に留まる。
ピカールは愛人であったポーリーンが離婚間近であることを知り彼女に求婚するが、断られてしまう。
その後、ドレフュスは大統領の特赦により釈放。さらに1906年、正式に無罪判決が確定し、軍籍へと戻った。
一時は収監されるもその後、順調に出世し高官になったピカール。彼の前にドレフュスが現れ、階級についての不服を申し立てる。彼曰く、無実の罪によって収監され軍を離れていた8年もの年月が考慮されていないというのだった。ドレフュスは中佐への昇級を希望する。しかし、ピカールは彼の希望を却下。昇級は叶わなかったものの、ドレフュスはピカールに対し、感謝の意を述べるとその場を去って行く。
その後、彼らが２度と会うことはなかった。
映画『オフィサー・アンド・スパイ』の感想・評価・レビュー
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映画『オフィサー・アンド・スパイ』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『オフィサー・アンド・スパイ』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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