この記事では、映画『地獄の花園』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『地獄の花園』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『地獄の花園』の作品情報
出典:https://www.fashion-press.net/news/68353
製作年 | 2021年 |
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上映時間 | 102分 |
ジャンル | コメディ |
監督 | 関和亮 |
キャスト | 永野芽郁 広瀬アリス 菜々緒 川栄李奈 大島美幸 |
製作国 | 日本 |
映画『地獄の花園』の登場人物(キャスト)
- 田中直子(永野芽郁)
- 一般企業に勤めているOL。同僚とのランチや、休憩時間のおしゃべりを楽しむ、ごく普通のOL生活を送っている。
- 北条蘭(広瀬アリス)
- 直子の勤務先に中途採用で入社してくるOL。元カリスマヤンキー。
- 安藤朱里(菜々緒)
- 直子と同じ会社の開発部に勤めるOL。会社の三大勢力の一つ、安藤一派の長。“悪魔の朱里”と呼ばれている。
- 佐竹紫織(川栄李奈)
- 直子と同じ会社の営業部に勤めるOL。会社の三大勢力の一つ、佐竹一派の長。キレたら手をつけられないことから“狂犬の詩織”と呼ばれている。
- 神田悦子(大島美幸)
- 直子と同じ会社の製造部に勤めるOL。会社の三大勢力の一つで、最大勢力の神田一派の長。“大怪獣悦子”と呼ばれている。
- 赤城冴子(遠藤憲一)
- 一部上場企業トムスン総務部のOL。トムスン一派の元締めで、“魔王赤城”と呼ばれている。精鋭部隊“トムスン三銃士”を率いている。
- 鬼丸麗奈(小池栄子)
- ヤンキーOLの間で地上最強のOLと崇め恐れられている。
映画『地獄の花園』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『地獄の花園』のあらすじ【起】
田中直子、26歳。株式会社三富士に務めている普通のOLである。しかし、直子の勤め先では“悪魔の朱里”率いる安藤一派、“狂犬の詩織”率いる佐竹一派、“大怪獣悦子”率いる神田一派の三大勢力が、昼夜を問わず熾烈な派閥争いを行っている。派手な闘争の結果、朱里が詩織と悦子に勝利し、派閥争いを制したのだ。そんな争いを横目に、直子は我関せずの態度を貫く。
ある日、直子が外を歩いていると、同じ会社の社員が佐竹一派の3人のヤンキーに絡まれていた。そこへ北条蘭が現れ、あっという間にヤンキーを倒してしまう場面を目撃する。次の日、中途入社で同じ部署の社員として蘭が紹介され、直子は驚く。
前日に叩きのめされた佐竹一派が蘭に仕返ししようとするが、逆に長の詩織が倒されてしまう。その後、蘭は神田一派長の悦子も、安藤一派長の朱里さえも簡単に倒してしまう。蘭は入社初日であっという間に会社の頭になった。
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映画『地獄の花園』のあらすじ【承】
蘭と直子は、あることがきっかけで仲良くなる。それは、バス停で並ぶ直子のスカート内を盗撮しようとしていた男性を、蘭が撃退してくれたのだった。それから2人はドラマの話で盛り上がったり、ランチしたりする仲となる。
そんな中、蘭の強さは社外にも広がり、他社のOLに絡まれることも増える。しかし、蘭は圧倒的な強さで、かかってくるOLを片っ端から倒していく。直子はそんな蘭を、まるでヤンキー漫画の主人公みたいだと思う。
ある日の夜、直子は何者かに連れ去られてしまう。直子をさらったのは、一部上場企業のトムスンを牛耳る一派だった。トムスンの一派は直子を人質に、蘭へ挑戦状を送り付けた。挑戦状を受け取った蘭は一人で直子を助けに向かう。
蘭はトムスン一派相手に奮闘する。“トムスン三銃士”と呼ばれる3人のうち、2人までは順調に倒していく。しかし、なんと蘭は三銃士最後の1人にあっさりと敗れてしまう。トムスン元締めの赤城は、蘭のことを、たいしたことない、と言い捨てる。
映画『地獄の花園』のあらすじ【転】
三富士の頭である蘭を倒した赤城が、直子に幹部を呼び出すよう指示したそのとき、直子が突然覚醒する。なんと赤城をはじめとするトムスン一派は、直子によってあっという間に倒されてしまった。実は直子は筋金入りのヤンキー一家で育ち、喧嘩が強かったのだ。どうしても普通のOLとして過ごしたかった直子は、喧嘩が強いことを隠していたのだ。
直子は蘭の迎えを朱里に頼み、1人そっと姿を消す。蘭を迎えにきた朱里たちだが、そこに蘭はいなかった。次の日から、なぜか蘭は会社に来なくなった。連絡もつかない。蘭は喧嘩に負けて倒れているときに、直子がたった一人でトムスン一派を倒す場面を目撃してしまう。普通のOLであるはずの直子が倒した相手に、自分は負けたのだ。誰よりも喧嘩が強いことが自慢だった蘭は自信喪失してしまい、みんなの前から姿を消したのだ。
そんな中、トムスン一派が復讐のため、大勢で三富士に乗り込んできたのだ。そこで、朱里たちは、トムスン一派を倒したのが蘭ではなく直子だという事実を知らされる。さらに、蘭もいない三富士一派はトムスン一派に押され、劣勢となる。
映画『地獄の花園』の結末・ラスト(ネタバレ)
佐竹一派の一人が直子に助けを求めに来る。直子は迷ったが、みんなを助けることにした。トムスン一派をあっという間に倒していく直子。しかし、トムスン一派の後ろには、ヤンキーOLの間で地上最強のOLと恐れられている鬼丸麗奈がいた。直子は苦戦するも、鬼丸をも倒すことができた。
その後、直子が元の普通のOL生活を送る中、会社の更衣室に蘭が突然現れる。蘭は“日本で最初のOL”と呼ばれている老婆の下で修業を積み、ヤンキーOLとして品のある強さを学んできたのだ。その老婆とは、なんと直子の祖母だった。
修行を終えた蘭は直子にタイマンを申し込んだ。普通のOLでいたい直子はもう喧嘩はしたくなかった。しかし蘭の覚悟を知り、喧嘩を受けて立つことにした。社内で激闘を繰り広げる2人。夕方まで続いた戦いの最後、両者の拳が互いの頬に決まる。倒れこむ2人。最初に立ち上がったのは直子だった。
立ち上がれないでいる蘭に駆け寄ったのは、直子が密かに思いを寄せていた男性であった。タイマンには負けた蘭だが、直子は恋に完敗したのであった。
映画『地獄の花園』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)
想像以上にぶっ飛んだ世界観で圧倒されました。普通のOLたちが裏では壮絶な抗争を繰り広げているというギャップが最高でした。特に永野芽郁さん演じる直子が、普通の感覚を持ちながらもだんだん巻き込まれていく過程が面白かったです。最後は友情で繋がる展開も熱かったですし、笑ってスカッとできる作品でした。(20代 男性)
女性同士のバトルがここまで激しく、かつ笑えるとは思っていませんでした。川栄李奈さんの圧倒的な存在感と、広瀬アリスさんのクールな強さが特に印象的でした。ありえない設定なのに、妙にリアルな人間関係が描かれているのが良かったです。後半の団結展開には思わず胸が熱くなりました!(30代 女性)
予想以上にバカバカしくて、それが逆に清々しい映画でした。見た目は普通のOLたちが、いきなり必殺技ばりの攻撃を繰り広げるギャップがクセになります。ストーリー自体はシンプルだけど、個性的なキャラたちのおかげで全く飽きずに楽しめました。特に直子が最終的に成長していく過程がよかったです。(40代 男性)
最初は「こんな設定ありえない」と思ったけど、観ていくうちにどんどん引き込まれてしまいました。女子たちの熱すぎるバトルと、実はみんな寂しがり屋な一面が垣間見えるところにグッときました。直子と蘭の友情がとても素敵で、笑いながらも最後はちょっと泣きそうになりました。(20代 女性)
コメディとして最高に楽しめました。特に、直子が巻き込まれていく過程がテンポ良く描かれていて、ぐいぐい引き込まれました。細かいツッコミどころは多いけど、それも含めて「楽しんだ者勝ち」な作品だと思います。ラストの巨大バトルもアツくて、見ていてスカッとできました!(50代 男性)
女たちの戦いをここまでコミカルに描けるのはすごいと思いました。アクションシーンも派手で、コメディとしてもちゃんと笑える。広瀬アリスさんのカリスマ的な存在感が特に光っていました。ラストに向かうにつれて、ただのバトルだけじゃなく友情や成長の物語になっていくところも良かったです。(30代 女性)
設定がぶっ飛んでいて最初は戸惑いましたが、だんだん世界観に馴染んできました。職場の派閥争いを極端にデフォルメしたような描写が、意外とリアルで笑えました。特に直子が自分の居場所を見つけていく流れは、単なるギャグでは終わらない深みを感じました。元気が出る映画です!(40代 男性)
ギャグとバトルのバランスが絶妙な映画でした。ありえない設定なのに、登場人物たちは本気で生きているから、ちゃんと胸を打たれる瞬間がありました。直子と蘭の友情が深まっていく様子が本当に素敵で、最後は感動しました。笑えて、ちょっと泣ける、最高のエンタメ作品だと思います!(20代 女性)
最初から最後まで勢いがあって、ダレる暇がなかったです。直子の巻き込まれ体質に笑い、蘭の圧倒的強さに惚れました。ありえないバトルシーンも、どこか現代社会の縮図のように感じられたのが面白かったです。観た後に元気が出る、前向きな気持ちになれる映画でした。(30代 男性)
本当にくだらないのに、なんでこんなに心に残るんだろうって思いました。日常のストレスを吹き飛ばしてくれるようなバカバカしさと、それでもちゃんと「仲間を信じる」というテーマがあったのが良かったです。直子たちがボロボロになりながらも笑顔で戦う姿に、思わず拍手したくなりました。(50代 女性)
映画『地獄の花園』を見た人におすすめの映画5選
翔んで埼玉
この映画を一言で表すと?
地域格差を題材にした、全力でバカバカしくも壮大な愛に満ちたコメディ!
どんな話?
東京都民に差別される埼玉県民たちが、自由を求めて立ち上がるという奇想天外なストーリー。ありえない世界観を全力で突き抜けた演出と豪華キャストの本気の演技が、笑いと感動を生み出します。
ここがおすすめ!
バカバカしさを真剣にやるスタイルが『地獄の花園』と共通しており、観ているだけで元気になれます。くだらないけど熱い、そんな奇跡のバランスを求めている人にぴったりの一本です!
ハンサム★スーツ
この映画を一言で表すと?
見た目と中身、どちらが大切?笑って泣ける変身系ハートフルコメディ!
どんな話?
さえない男が、魔法のスーツでイケメンに変身!しかし、見た目の変化が彼の心をも変えてしまう…。見た目に惑わされる社会と、真の自分らしさを描く、笑いあり涙ありのエンターテインメント作品です。
ここがおすすめ!
ギャグ満載なのに、最後には心が温かくなる展開が待っています。『地獄の花園』のバカバカしさの中にある「本当の自分を探す物語」と共鳴する、ポジティブになれる映画です。
デトロイト・メタル・シティ
この映画を一言で表すと?
クラシックを愛する青年が、なぜかデスメタル界のカリスマに変貌する奇跡のコメディ!
どんな話?
音楽を愛する心優しい青年が、ひょんなことからデスメタルバンドのボーカルとして大ブレイク。暴力的なキャラクターを演じながら、本当の自分とのギャップに悩む様子を描く、破壊力満点の爆笑ストーリーです。
ここがおすすめ!
本気でふざけた世界観と、登場人物たちの真剣さが絶妙なコントラストを生んでいます。『地獄の花園』同様、ギャグの裏にある”人間臭さ”を感じたい人におすすめです。
バブルへGO!! タイムマシンはドラム式
この映画を一言で表すと?
バブル崩壊を救え!バカバカしさ全開のSFタイムトラベルコメディ!
どんな話?
日本経済を救うため、現代から1990年のバブル絶頂期へとタイムスリップする親子。巨大な夢と笑いに満ちたバブル時代を、タイムマシンを使って駆け抜けるドタバタコメディです。
ここがおすすめ!
真面目な設定をふざけたノリで突き抜ける快作!『地獄の花園』のように、荒唐無稽な展開を全力で楽しみたい人にはぴったり。明るく楽しく、元気をもらえる映画です。
ヒメアノ〜ル
この映画を一言で表すと?
日常の裏に潜む狂気を描いた、緩やかで恐ろしいサイコスリラー。
どんな話?
一見普通の日常を生きる人々。しかし、そこに潜むのは想像を絶する狂気だった…。ささやかな恋愛模様から始まる物語は、やがて取り返しのつかない悲劇へと加速していきます。
ここがおすすめ!
コメディのような空気から一気に突き落とされる展開が圧巻。『地獄の花園』のように、表面的なバカバカしさの裏に潜むリアルな人間描写を楽しめる方には、ぜひ体験してほしい衝撃作です。
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