この記事では、映画『かそけきサンカヨウ』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『かそけきサンカヨウ』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0067643
製作年 | 2021年 |
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上映時間 | 115分 |
ジャンル | ドラマ |
監督 | 今泉力哉 |
キャスト | 志田彩良 井浦新 鈴鹿央士 中井友望 |
製作国 | 日本 |
映画『かそけきサンカヨウ』の登場人物(キャスト)
- 国木田陽(志田彩良)
- 父と2人で暮らす中学生。仕事で忙しい父に代わり、家事をこなしている。父が再婚することを知り、戸惑いながらも新しい生活をスタートさせる。
- 国木田直(井浦新)
- 陽の父。映画関係の仕事をしている。陽が幼いころに離婚しており、男手ひとつで陽を育てている。
- 国木田美子(菊池亜希子)
- 陽の父の再婚相手。海外からくる俳優の通訳をしていて、ひなたという幼い連れ子がいる。
- 清原陸(鈴鹿央士)
- 陽の友人。心臓に持病が見つかり、バスケはやめて陽と同じ美術部に入部する。陽の相談相手であり、想いを寄せている相手である。
映画『かそけきサンカヨウ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『かそけきサンカヨウ』のあらすじ【起】
自分史上1番古い記憶は何かという話題で中学生たちが盛り上がっている。
ご飯支度のために一足先に帰宅した陽は、ご飯支度をしながら1番古い記憶を思い出していた。母におんぶされて山道を歩き、サンカヨウは綺麗だと母が陽に語りかけている記憶だ。
帰宅した父に大事な話があると告げられ、後日父の婚約者である美子を紹介される。そこには連れ子である、ひなたという幼い女の子も同席していた。
いつものメンバーで喫茶店にいく陽たち。そこで友人の陸の心臓が生まれつき奇形であり、手術が必要であることを聞かされる。中学でバスケ部だったのに、高校では陽と同じ美術部に入ったのもそれが原因のようだ。
美術室で絵を描く陽と陸。陸の父は世界中を飛び回っていて、家には父方の祖母と母の3人で暮らしており、何かと口うるさい祖母を見ていると大変そうだと感じるようだ。
帰り道の公園でひなたに遭遇した2人は陽の家に行き夕飯を共にする。ひなたもすっかり陸に懐いたようだ。
陸を送っていく陽に何かを言いたそうな陸は、8月の手術の前に2人でどこかにでかけないかという。陽は嬉しそうに絶対いこうというのであった。
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映画『かそけきサンカヨウ』のあらすじ【承】
陽と陸は三島佐千代という水彩画家の個展に訪れていた。そこへ佐千代が子供と一緒に帰宅すると、陽は急に帰ろうと言い出すのであった。いつもと違う様子に陸は戸惑う。そんな陸を置いて陽は帰ってしまうのであった。
陸は喫茶店で友人の沙樹に遭遇する。沙樹に、陸と陽は付き合っているんだよねと聞かれるが、そうなの?と答える陸に、沙樹は呆れた様子である。
陽が家に帰ると、ひなたに破られた本を発見し、ひなたを怒鳴りつける。本を見た美子は謝罪をするが、1人にして欲しいと陽は部屋にこもるのであった。ひなたが破った本は、三島佐千代の本であったのだ。
目を覚ます陽の隣には父が居た。父は陽が大きくなったらきちんと話そうと思っていたと陽の母のことを語りだす。陽の母である佐千代は陽のことを愛していた。でも絵を描くことも大事だった。父が家事をあまり手伝わなかったこと、妻が仕事をすること、真面目に話し合ったが、そこで決定的に何か大切なものが失われてしまったそうだ。
陽は好きなときに娘として佐千代と会うことができることを覚えておいてと父はいう。
陽はひなたと仲直りをすると、破れた本をみんなで一緒にテープで直すのであった。
映画『かそけきサンカヨウ』のあらすじ【転】
陽は落ち着かない様子で誰かと待ち合わせをしているようだ。そこに現れたのは佐千代だった。
陽は佐千代に会ったことを美子に報告する。そして、美子のことをお母さんと呼んでもいいかと聞くのであった。美子は涙を流し思わず陽を抱きしめるのであった。
手術を終えた陸のもとに陽たちがお見舞いに駆けつける。気を利かせて陽と陸を2人きりにする友人たち。家族の話をする陽が美子のことをお母さんと呼んだことに陸は少し驚き、陽の家はきちんと家族だと感心する。
陽は朝早く退院した陸を美術室に呼び出し告白をする。陸はよくわからないと答え、部活にもまだ出てこれなそうだと言って美術室をあとにする。
帰り道、バスケをする友人を見て陸は走り出すが苦しくなってすぐにしゃがみこんでしまう。そこに美子が偶然通りかかり、家へと連れていくのであった。
陽には絵があって、他の仲間たちもやりたいことがあるのに、自分は何がしたいのかわからないと陸は美子に語る。
そんな陸に自分もできないことだらけだと美子はいう。美子との話の中で佐千代が陽の産みの親であることを知る陸。陸がいてくれたから陽は佐千代に会う勇気が出たという美子は陸のおかげだとお礼をいう。
映画『かそけきサンカヨウ』の結末・ラスト(ネタバレ)
美術室に画材を取りにきた陸は帰りに自分の桁箱に手紙を見つける。
陸は母に、父がいなくて寂しくないのかと問う。陸はどうかと問う母に、寂しいし、自分の心臓のことで母が祖母にいろいろ言われていることや、バスケができなくなって何をしたらいいいかわからないことを父に相談したいのに父はいないことがもどかしいと陸はいう。
母は祖母には今まで沢山助けてきてもらったことを語る。祖母の口うるささは愛情だからと。寂しいこともあるけど、好きなことをして家庭を一切かえりみない父が好きだと話す母に陸はほっとした表情を浮かべる。
陸に届いた手紙は陽からの誕生会の招待状であった。誕生会当日、友人に祝ってもらい陽は嬉しそうだ。そこには陸の姿もある。佐千代からも誕生日のメールが届いたようだ。
陸は陽に、自分には何もないのに、陽が絵を真っ直ぐ描く姿に距離を感じて部活に行けなくなってしまったこと、陽のことは好きだが、その好きは陽と一緒かわからないと混乱しながらも思いを伝える。そしておめでとうとプレゼントを渡す。それは陽の似顔絵だった。いつか一緒にサンカヨウを見に行こうという陸に、絶対行こうと陽は答えるのであった。
映画『かそけきサンカヨウ』の感想・評価・レビュー
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映画『かそけきサンカヨウ』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『かそけきサンカヨウ』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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