映画『片腕ドラゴン』の概要:敵対する道場が刺客として寄越した武道の達人に片腕を叩き取られてしまった武道家。彼は自分の道場の敵討ちのため、痛みに耐えて残りの腕を鉄の腕へと進化させる。そして、彼は最後の戦いに挑む。
映画『片腕ドラゴン』の作品情報
上映時間:93分
ジャンル:アクション
監督:ジミー・ウォング
キャスト:ジミー・ウォング、タン・シン、ティエン・イェー、ライ・シュン etc
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映画『片腕ドラゴン』の登場人物(キャスト)
- イェン・ティン・ロン(ジミー・ウォング)
- 正徳武館の門下生。鉄鉤門の一味を嫌っている。二谷に片腕を取られてしまう。修行の末、鉄の腕を手に入れ、鉄鉤門の達人たちに決闘を挑む。武道の実力はピカイチで、正義感も強い。
- シャオ・ユー(タン・シン)
- 片腕になったティン・ロンを助けた娘。ティン・ロンのことをいつも気にかけ、恋心を抱く。気の強い娘。
- チャオ・ラ・ルー(Y・ティエン)
- 鉄鉤門の道場主。麻薬や売春で儲けている悪党。金に汚く、プライドが高い。正徳武館を潰すため、世界から武道の達人を集める。
- ハン(シャン・カン)
- 正徳武館の道場主。門下生たちから尊敬される人物。若者の人格形成のために武道を教えている。チャオの連れてきた達人たちにやられてしまう。
- マー・ムー・トン(ライ・シュン)
- 鉄鉤門の門下生。チャオの愛弟子で、他の門下生には威張った態度をとっている。
- 二谷太郎(ロン・フェイ)
- 沖縄武道の達人。ものすごいパワーを持ち、ティン・ロンの片腕を叩き取ってしまう。最後までティン・ロンの前に立ちはだかるが、鉄の腕を持ったティン・ロンにやられてしまう。
映画『片腕ドラゴン』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『片腕ドラゴン』のあらすじ【起】
中国のとある町。この町には二つの道場が存在した。そのうちの一つである鉄鉤門のマーという男が、自分の席に座っていた門下生に暴力を振るう。もう一つの道場である正徳武館の門下生達がその場に居合わせ、彼らはマーの振る舞いに不快感を覚える。そのうちの一人であるティン・ロンが、マーに近づき喧嘩をふっかける。
敵同士ではない二つの道場だったが、ティン・ロンは日頃から鉄鉤門の門下生たちが手鉤を武器に使っていることが気に食わないでいた。結局、ティン・ロンとマーはお互いの道場から人を呼び、町の外れの谷で決闘することになる。死闘の末、鉄鉤門の一味が敗走していく。ティン・ロンはマーに、お前の道場主であるチャオを正してやると吐き捨てる。
正徳武館の道場主であるハンは、町の郊外に瓦礫工場と染色工場を経営していた。人格者で、みんなから慕われていた。道場をする目的も、若者への武道の訓練と人格の形成という大きな目的があったのだ。それゆえ、ハンはティン・ロンのとった行動を非難する。そして、ティン・ロンへの処罰を下すことに決める。
映画『片腕ドラゴン』のあらすじ【承】
チャオは、麻薬と売春で儲けながら道場を開いていた。チャオはマーから話を聞き、ティン・ロンへの怒りを露わにする。
ハンがチャオのもとへと謝りに向かおうとしたとき、チャンが一味を連れて正徳武館に姿を現す。チャオはハンに、ティン・ロンを渡せと言う。それを断るハン。すると再び、鉄鉤門と正徳武館の死闘が始まる。
隠し剣を使おうとしたチャオは、逆にハンにやられてしまう。正徳武館などぶっ壊すと捨て台詞を吐き捨て、鉄鉤門の一味は退散する。
チャオは、闇の世界で知り合った人物に協力を要請して全国から凄腕を集める。沖縄武道の達人二谷と、その弟子の長谷川と坂田、韓国の武道の名人チン、タイのボクシング選手ツイ兄弟、日本の柔道家高橋、そしてチベット戦法の名人が集まった。
彼らはまず、ハンの経営する工場を襲う。達人たちの腕は凄く、正徳武館の者たちはすぐにやられてしまう。
それを聞きつけたティン・ロンが工場へと向かう。そこには、鉄鉤門の一味が待っていた。彼らに一人で立ち向かったティン・ロン。鉄鉤門の一味は、ティン・ロンの迫力と実力に慄き、再びその場を逃げ去る。
映画『片腕ドラゴン』のあらすじ【転】
ハンは、殺された門下生たちのためにも敵討ちをしようと呼びかける。そこへ、チャンが達人たちを連れて正徳武館へとやってくる。
正徳武館の門下生たちと、達人たちとの一対一の戦いが始まる。しかし、達人たちの実力は凄まじく、誰一人として正徳武館の門下生たちは達人に勝つことができないでいる。
そんな中、いよいよティン・ロンが登場する。ティン・ロンは、次々に達人たちを倒していく。しかし、沖縄武道の達人二谷が現れると、状況は一変する。二谷のパワーは桁違いで、ティン・ロンの右腕をつけ根から叩き取ってしまう。
結局、ハンも二谷のパワーの前に太刀打ちすることができない。結局、正徳武館の者たちは、ほとんど全滅してしまう。
道を這って逃げたティン・ロン。彼は、シャオという名前の娘とその父に救われる。そこで医療などを学んだティン・ロン。彼は、どうしても鉄鉤門に復讐をしたいとシャオに打ち明ける。シャオは、ティン・ロンに父親が研究している秘薬を使うように勧める。
映画『片腕ドラゴン』の結末・ラスト(ネタバレ)
その秘薬とは、片腕の力を何倍にもするという薬だった。しかし、それには一度手を焼き、全神経を殺してから再び神経の循環を復元するという高リスクを伴う方法だった。ティン・ロンはそれを聞くも、その秘薬を使うと即答する。
手を焼き、一ヶ月間薬を使い続けて修行した結果、ティン・ロンの腕は石をも砕く鋼のようになっていた。
ティン・ロンは、シャオを連れて茶屋へと向かう。するとそこに、マーがやってくる。ティン・ロンは、鉄鉤門の一味共々、マーを簡単に倒してしまう。
ティン・ロンはその勢いのまま、柔道の達人高橋の道場を訪れる。門下生たちを一網打尽にしたティン・ロンは、高橋をも軽々と倒してしまう。三日後に敵討ちをすると言い残し、ティン・ロンは道場を去る。
ティン・ロンは、シャオの父親から達人たちの弱点を教えてもらう。そして三日後、ティン・ロンは決闘の舞台へと向かう。
谷へとやってきたティン・ロンを待っていた達人たち。ティン・ロンは、その鉄の腕で次々に達人たちを倒していく。そして、最後に待ち構えていた二谷をも死闘の末に倒し、ティン・ロンは笑顔もなくその場を去っていくのだった。
映画『片腕ドラゴン』の感想・評価・レビュー
○○ドラゴンと言うタイトルの作品は数多くありますが、今作は『片腕ドラゴン』。まさにタイトル通り、武道の達人によって片腕を奪われ、残った片腕を鉄の片腕へと鍛え上げた男の物語でした。
主人公の男を片腕にした当事者はなんと沖縄武道の達人。中国映画でありながら、日本の沖縄武道が出てくるのは少し嬉しいです。演じるのは中国人俳優ですが、ストーリーの中でもかなり重要な役割を担っていました。
アクションシーンが多いので全体的にテンポが良く、飽きずに見ることが出来ました。体を張ったアクションに注目して見て欲しいです。(女性 30代)
武術の達人が複数人登場し、ムエタイやテコンドー、沖縄拳法のようなものを披露してくれます。オリジナルの技、顔芸、どれも胸がワクワクするものばかりで、一つも見逃せません。戦闘以外の人間模様のシーンは、突如ダイジェスト版のように省略しています。その代わり、戦闘シーンを妙に長くしてひたすらアクションしていますから、並一通りのアクション映画ではありません。爆笑必至の個所が幾つもあるため、大人数で見たら盛り上がりそうです。(女性 30代)
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