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映画『くじけないで』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『くじけないで』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『くじけないで』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0034712

製作年 2013年
上映時間 128分
ジャンル ヒューマンドラマ
監督 深川栄洋
キャスト 八千草薫
武田鉄矢
伊藤蘭
檀れい
製作国 日本

映画『くじけないで』の登場人物(キャスト)

柴田トヨ(現在:八千草薫 / 若い頃:壇れい / 幼少期:芦田愛菜)
明治生まれの女性。幼い頃に奉公に出て苦労を重ねるが、母からの手紙に心を支えられていた。奉公先で出会った男性と結婚し、息子とともに幸せな家庭生活を送った。夫を看取った後は一人で暮らしをしている。
柴田健一(武田鉄也)
トヨの一人息子。小説家志望で定職には就かず、ウサギ小屋の世話をしている。経済的にも妻に支えられているが、競輪に夢中で止めることができない。感情的になりがちだが、母と妻を大切に想っている。
柴田静子(現在:伊藤蘭 / 若い頃:黒木華)
健一の妻。若い頃、同人誌の出版に関わる中で健一と出会い、健一の実家で彼の両親とともに暮らすようになる。小説家として成功する夢を追い続ける健一を支え続けるしっかり者。老齢のトヨを心配し、トヨの通院の付き添いや生活支援をすすんで行う。

映画『くじけないで』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『くじけないで』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『くじけないで』のあらすじ【起】

柴田トヨは明治生まれの女性で、夫を看取った後は一人暮らしをしている。
トヨの一人息子・健一は、若い頃から小説家を志していたが芽が出ず、定職には就かずに、妻・静子に支えられて生活しており、現在はウサギ小屋の世話をしつつ、競輪に没頭している。

ある日、トヨは体調を崩し、かかりつけ医の診断で緑内障の手術を受けることになった。
トヨの手術の日は、静子と健一が付き添いに来る予定だったが、健一は競輪場に出かけていた。

静子は健一の不誠実さに落胆するが、トヨは手術室に向かう直前に、健一に渡して欲しいと言って、静子に紙切れを渡した。

紙切れに書かれていたのは、詩だった。
トヨの詩を読んだ健一は、トヨの才能を感じ、トヨに詩を書くことを勧める。

トヨの手術は成功し自宅に戻ったものの、身体機能の衰えは如実で、トヨの心は弱りつつあった。
健一はトヨに、自分が詩の指導者となるから、詩を書こうと繰り返し、トヨは思い浮かぶことを詩として綴り始めた。
それは、たった今の素直な想いと、過去の回想から生まれる言葉も込められたものであった。

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映画『くじけないで』のあらすじ【承】

健一がウサギ小屋に行くと、よく見かける少女がいた。
少女は小学校を度々サボタージュしているようで、健一が声をかけると、少女は両親が離婚した後父と二人で暮らしていること、父とのコミニュケーションがうまくいっていないこと等をぽつりぽつりと打ち明け始めた。
健一は少女を、トヨに紹介し、少女は時々トヨの家を訪れるようになった。

少女はある日トヨに、その日は参観日だったが父には知らせなかった理由を話した。
「参観日には、級友の母たちが来る。父が母のことを思い出して悲しい気持ちになるのがかわいそうだから」と語ったあと、夜に父が母の写ったアルバムを見ながら泣いていることを打ち明けた。
トヨは少女の父への想いを詩に託した。

健一づてにトヨの詩を受け取った少女の父は、少女と一緒にアルバムを開き、思い出を語るようになった。

トヨのかかりつけ医・上条は、町医者としての自分の在り方に迷いながらも、患者と誠実に向き合ってきた。
救えたかもしれない命を救えなかった日、上条はトヨから贈られた詩を反芻しながら涙を流し、心が救われるのを感じた。

映画『くじけないで』のあらすじ【転】

トヨは、夫が存命だった頃の暮らしを回想した。
若き日の健一が突然、静子を連れて帰宅し「この家で一緒に暮らす」と宣言。
健一は静子の親に正式な挨拶もせず、定職に就かずに小説家として成功する夢を追い続けているので、トヨは心配したが、静子の素直で寛容な性格と、献身的に健一を支える真っ直ぐさに触れるうちに心配ごとは消えていった。

静子が健一の子供を流産し、悲しみに暮れるなか、健一は「静子は俺のために働きすぎたせいでこうなってしまった」と後悔し、就職活動開始を宣言したものの、結局は、両親に金を無心しては博打ばかりする生活に戻った。
静子はそんな健一を見放すことなく、今も支え続けている。

健一はトヨの詩を読むうちに「自分もこのままではいけない」と真剣に就職活動を始め、印刷会社に雇用された。
健一は試用期間中だが、会社でトヨの詩集を出版したいと上司に掛け合い、出版する方向で話は進んだ。
健一は静子に、トヨには内緒で出版し、驚かせたいと思っていること、トヨと3人で暮らすために真面目に働く決意を固めたことを話した。

映画『くじけないで』の結末・ラスト(ネタバレ)

健一の勤める会社が不渡りを出してしまい、健一は上司から、正社員としての採用とトヨの詩集の印刷を見送ることになったと告げられる。
健一は怒りのあまり上司を殴り、解雇された。

健一は帰宅し、静子の郵便定期預金の通帳を持ち出し、郵便局で解約手続きをした。
その対応をした郵便局員は静子の知人で、静子は了承しているのか心配して、静子の携帯に連絡した。

トヨの通院の付き添いをしていた静子が連絡を受け、動揺していると、トヨは「私のことはいいから、今すぐ競輪場へ行っておいで」と言った。

静子は競輪場で健一を見つけ、トヨと3人で暮らすための預金だったのにと健一を責めようとしたが、健一は、妻が必死に働いて貯めたお金に手をつけることはできなかったと言って泣き崩れた。
静子は健一に、トヨの「くじけないで」という詩を渡し「このお金でお母さんの詩集を出そう」と提案した。

トヨの詩集が完成した。
お披露目パーティーには親しい人たちが招かれ、トヨはステージ上で詩を朗読しながら、会場の中に、彼女の今までの人生で出会った大切な人達の姿も見ていた。

映画『くじけないで』の感想・評価・レビュー

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映画『くじけないで』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『くじけないで』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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