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映画『空白』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『空白』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『空白』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0064212

製作年 2021年
上映時間 107分
ジャンル ヒューマンドラマ
サスペンス
監督 吉田恵輔
キャスト 古田新太
松坂桃李
田畑智子
藤原季節
製作国 日本

映画『空白』の登場人物(キャスト)

添田充(古田新太)
漁師をしているシングルファーザー。気性が荒く、言葉が乱暴。一緒に暮らしている娘と向き合おうとしない。
青柳直人(松坂桃李)
スーパー「アオヤギ」の経営者。花音が万引きしようとしているところを発見し、万引きを止めようとする。
添田花音(伊東蒼)
充の娘。美術部員で、優等生だが何事にも消極的。
松本翔子(田畑智子)
花音の母。充と離婚し、花音と離れて暮らしているが、花音のことを気にかけ、花音との連絡用に、携帯電話を花音に贈る。

映画『空白』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『空白』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『空白』のあらすじ【起】

漁師の添田充はシングルファーザー。怒りっぽく乱暴な充に、弟子の野木はうんざりしていたが仕方なしに一緒に働いている。
充の一人娘の花音は中学生で、優等生だが何事にも消極的な性格から、担任の今井は花音を疎ましく思っている。花音は充に秘密で、母親の翔子と会っている。翔子は花音と連絡が取れるように、花音に携帯電話を与えるが、それを見つけた充は「お前に携帯なんてまだ早い」と携帯を取り上げ、窓から放り投げた。

放課後、花音はスーパー「アオヤギ」で、マニキュアを手に取り、カバンに入れようとしたところ、腕をつかまれる。花音の腕をつかんだのは、「アオヤギ」の店長・直人だった。花音はスーパーを飛び出し道路に出たところ、女性が運転する軽乗用車にはねられてしまう。何とか起き上がった花音は、反対側からやってきたダンプカーにはねられ、亡くなった。

花音に無関心だった充だったが、花音の無惨な遺体を見て号泣する。万引きの疑いをかけられ、2度も車に轢かれた娘の最期を、充は直人の責任だと考え、直人に対しての怒りを募らせる。

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映画『空白』のあらすじ【承】

花音が亡くなった事故について、マスコミが騒ぎ立てた。
花音が万引きをしたとしても、直人が花音を追い詰めたせいで、花音が車に轢かれたという記事も掲載され、報道陣は連日、取材と称して「アオヤギ」に押しかけ、直人にインタビューを繰り返した。

花音の葬儀に現れた直人を、充は罵倒する。「花音が万引きをするはずはない、お前が悪戯目的で花音を裏に連れ込もうとしたんじゃねえのか」

直人はマスコミの取材に対して、「スーパーの経営者として、万引き被害に悩んでいるが、花音さんに対しては、行き過ぎた対応をした」と認める回答をした。

次の充の攻撃先は、花音の通っていた中学校だった。「花音は普段、化粧をしない。マニキュアを手にしたのは、校内の誰かに命令されて、入手しなければならない状況になったからに違いない。花音は、いじめにあっていた」と主張し、学校の職員を問い詰める。
学校側は、花音の友人関係など調査するが、いじめの事実がないだけではなく、花音がクラスメートの誰の印象にも残っていないということが分かる。

映画『空白』のあらすじ【転】

充は、花音の中学校で、独自に調査を始めると、中学校の校長に宣言した。校長は、直人が過去に痴漢の疑いがあったと嘘の情報を流した。

充は直人の店を訪れ、直人はわいせつ目的で花音に近づいたのだろうと詰め寄るが、直人ははっきりと否定した。
直人の店には、連日マスコミが押し寄せ、悪評も広がったため、客足が遠のき経営状態は悪化、パート職員も次々と退職していった。

充は直人の店で、店内の籠を手に、化粧品をカバンに入れたり、意味もなく長時間店内に滞在して直人に視線を向け続けるなどの嫌がらせを続けた。

その後マスコミによって、直人は「花音に痴漢行為をするために近づいた男」と演出されて報道された。直人も彼の家族も、直人の店も誹謗中傷の対象となり、直人は追い詰められて行く。

充は直人につきまとい、直人を花音の事故現場に引きずり出して叱責する。
たった一人、直人の店から退職せずに残った従業員が、直人の店は悪くないというビラを作り周辺に配ったが、直人はさらに追い詰められ、自殺を図った。

映画『空白』の結末・ラスト(ネタバレ)

充のもとに、花音の事故に関連する人物が自殺したという連絡が入る。
充は直人かと予測するが、花音を最初に轢いた、軽乗用車を運転していた女性だった。
その女性は花音を轢いてしまったことに深い罪悪感を感じ、充にコンタクトを取り謝罪したいと願っていたが、充は、直人のもとを訪れたり、花音の中学校に出向いており、会うことも謝罪もできず、混乱と失望のうちに命を絶ったという。

その女性の葬儀に参列した充は、女性の母親から「娘の心が弱かった。母親である私の責任です」と謝罪を受ける。
これを契機に、充は花音の油絵のセットを取り出し、描いたことのない絵を描き始める。
充は花音の遺品の中に、万引きした品物を見つけた。

時が過ぎ、店を畳んだ直人は道路交通整備の仕事をしている。直人と充が再会したとき、充は、花音は実際には万引きをしていたと、直人に謝罪した。

花音の元担任の今井が、充のもとへ、花音の描いた油絵を持ってきた。
そこに描かれていたのは、空に浮かぶ3つの「いるか」で、その3つは花音、充、翔子の象徴だった。

映画『空白』の感想・評価・レビュー

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映画『空白』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『空白』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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