この記事では、映画『ライアーライアー』のあらすじをネタバレありで解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ライアーライアー』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『ライアーライアー』 作品情報

- 製作年:1997年
- 上映時間:87分
- ジャンル:コメディ
- 監督:トム・シャドヤック
- キャスト:ジム・キャリー、モーラ・ティアニー、ジャスティン・クーパー、ジェニファー・ティリー etc
映画『ライアーライアー』 評価
- 点数:90点/100点
- オススメ度:★★★★★
- ストーリー:★★★★☆
- キャスト起用:★★★★★
- 映像技術:★★★★★
- 演出:★★★★★
- 設定:★★★★☆
[miho21]
映画『ライアーライアー』 あらすじ(ストーリー解説)
映画『ライアーライアー』のあらすじを紹介します。
敏腕弁護士のフレッチャー(ジム・キャリー)は詭弁を弄した駆け引きに長けていた。彼の女性上司ミランダ(アマンダ・ドノホー)は、他の弁護士が断った依頼人の裁判に勝てば昇進させると、不利な条件を突きつけてきた。その依頼人であるサマンサ(ジェニファー・ティリー)は、自らの浮気が原因で夫から離婚訴訟を起こされ、浮気による離婚が発生すれば、財産分与の権利を失効させるという条件で結婚前の契約書にサインしており、サマンサが勝訴に持ち込める見込みは全くなかった。ところがフレッチャーは根拠のない自信に満ち溢れており、不利な条件を承知の上で弁護を引き受ける。あまり物事を深く考えず仕事に打ち込むフレッチャーは、離婚したオードリー(モーラ・ティアニー)と暮らしている、ひとり息子のマックス(ジャスティン・クーパー)の誕生パーティーをすっぽかしてしまう。何かと理由を付けて約束を守らない父にマックスは失望し、バースデーケーキのろうそくを消す際に、父親が一日でいいから嘘をつかないようにと願を掛けた。翌朝からフレッチャーは嘘が全くつけない状態になっており、オフィスの中でも心に思う事を口が勝手に言葉にしてしまいパニックに陥る。裁判が始まっても思ってもいない事を勝手に喋る自分を持て余し、どうにか午後まで引き延ばしたもののサマンサの敗訴は目に見えていた。しかしサマンサが夫と結婚した時に年齢を詐称しており、当時は17歳だったことを突き止めたフレッチャーは、未成年の結婚前の契約は無効という法律から勝訴を獲得した。サマンサは莫大な財産を勝ち取ったが、フレッチャーは子供をダシに使ったサマンサを見て失望し、裁判長の裁定に不服を申し立て法廷侮辱罪で拘留される。フレッチャーは元秘書の計らいで釈放されるが、オードリーはマックスを伴い、予てより求婚されていたジェリー(ケイリー・エルウェス)と共にボストン行きの飛行機へ乗り込んでいた。フレッチャーが空港に着いた時に飛行機は離陸直前だったが、彼はタラップ車に乗って飛行機を追いかけ、離陸寸前に停止させてしまった。マックスの祈りが溶けた後にも、息子への愛を誓うフレッチャーに心を動かされたオードリーはボストン行きを思い留まる。それから一年が経ったある日、一つ屋根の下で幸せそうにマックスのバースデーパーティーを過ごす三人の仲むつまじい姿があった。
映画『ライアーライアー』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『ライアーライアー』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
ジム・キャリーのクレイジーな演技が爆発
弁護士の父親に嘘を止めさせようとする子供の純粋な祈りが届き、父親が一日限定で全く嘘をつけなくなってしまうと言うファンタジー的な展開であるが、その切なる子供の願いが届いた後に真実の人となった主人公が、嘘で固めた人間の醜態を撒き散らすという何とも滑稽な設定の映画である。大人の世界というものは詭弁で成り立つような建前的なものに満ち溢れているが、嘘というものではなく、建前というものの面倒臭さから解放された人間が、醜態をさらすという演技において見事な壊れ方が爽快である。「エース・ベンチュラ」や「マスク」での演技も痛快だったが、ここでは弁護士というエリートを演じながら、その仮面の下に隠されている本性がむき出しにされるところで、ジム・キャリーのクレイジーさが水を得た魚のように輝いている作品である。
ホームコメディ+調停物というユニークな設定
親と子のすれ違いを描く作品ながら、その一方で裁判という舞台が展開されるというコメディならではのシナリオもユニークである。子供が全く知らない世界で生きる父親の世界は、ドロドロした愛憎劇が渦巻く醜い社会。司法という人を裁く立場に携わりながらも、道徳的に反する人間の弁護もしなくてはならないという不条理な立場にも立たされる。正義という概念も様々に解釈しなくてはならない複雑な世界で、フレッチャーのように詭弁を弄するという事もやむを得ないだろう。しかしながらその複雑な世界だからこそ、コメディに仕立てると面白さが倍増するのは本作を観れば一目瞭然であり、人の不幸は蜜の味といった下世話な部分を垣間見ることが出来る。シリアスな設定なら辟易とするような調停の話でも、コメディ的な展開にすれば人の愚かさを笑い飛ばせる反面を持っている事に気づかされるのだ。
ジム・キャリーの演技力が爆発していて、とにかく笑いっぱなしだった。嘘がつけなくなるという設定はシンプルだが、弁護士という職業と組み合わさることで面白さが倍増している。法廷で本音を言いまくるシーンは最高に痛快。一方で、息子との関係を修復していく流れにはしっかりと感動もあり、コメディとドラマのバランスが絶妙だった。最後に父親としての責任を自覚する展開も良かった。(30代 男性)
笑えるだけでなく、家族の大切さをしっかり描いている作品だと感じた。フレッチャーが嘘をつけなくなったことで、自分の本当の姿と向き合う展開が印象的。特に息子の願いが原因だったと分かる場面は切なくも温かい。コメディとして楽しみながらも、親としてのあり方を考えさせられる内容で、観終わった後に優しい気持ちになれた。(20代 女性)
とにかくテンポが良く、最初から最後まで飽きずに楽しめた。ジム・キャリーの身体を使ったギャグや表情の豊かさが素晴らしく、コメディとしての完成度は非常に高い。一方で、嘘をつけないことで仕事や人間関係が崩れていく様子はリアルで、単なる笑いにとどまらない深みがある。最後の親子の再会も感動的だった。(40代 男性)
設定自体はファンタジーだが、描かれているテーマは非常に現実的だった。嘘で固めていた主人公が、正直であることの意味に気づいていく過程が丁寧に描かれている。特に息子との関係が修復されるラストは心に残る。コメディとしての面白さと、ヒューマンドラマとしての温かさが両立している作品だった。(30代 女性)
笑いの中にしっかりとしたメッセージがある作品だった。フレッチャーが嘘をつけなくなることで、自分の人生を見直すきっかけになる展開が良い。特に法廷でのシーンはユーモアと緊張感が同時に楽しめる。ラストで息子の元に戻る決断をする場面は王道だが、それだけにしっかり感動できた。(50代 男性)
子ども向けのコメディかと思いきや、大人にも刺さる内容だった。仕事優先で家族をないがしろにしていた主人公が、嘘をつけなくなることで本当に大切なものに気づく流れが良い。ジム・キャリーのコミカルな演技に笑いながらも、最後にはしっかり感動できるのがこの作品の魅力だと思う。(20代 女性)
全体的に軽快で観やすい作品だが、テーマは意外と深い。嘘をつくことで成り立っていた社会的な立場が崩れていく様子は皮肉が効いている。主人公が本音で行動することで失うものと得るものの対比が印象的だった。最終的に家族を選ぶ結末も納得感があり、後味の良い作品だった。(40代 女性)
ジム・キャリーの代表作の一つと言える作品だと思う。彼の独特なコメディセンスが存分に発揮されており、観ていてとにかく楽しい。特に自分自身と戦うシーンなど、身体を張ったギャグは印象的だった。それでいて、親子の絆というテーマもしっかり描かれている点が素晴らしい。(30代 男性)
笑いだけでなく、しっかりとしたストーリーがある点が良かった。嘘をつけなくなるという設定が、主人公の成長に直結しているのがうまい。息子の願いがすべての始まりだったという点も感動的で、ラストの再会シーンには心を打たれた。気軽に観られて満足度の高い作品だった。(50代 女性)
テンポの良いコメディとして楽しめるだけでなく、人間関係の大切さを教えてくれる作品だった。フレッチャーが自分の過ちに気づき、変わろうとする姿に共感できる。ジム・キャリーの演技も圧巻で、笑いと感動のバランスが絶妙。何度でも観たくなる魅力がある作品だと思う。(20代 男性)
映画『ライアーライアー』を見た人におすすめの映画5選
ブルース・オールマイティ
この映画を一言で表すと?
“神の力”を手にした男が人生を見つめ直す痛快コメディ。
どんな話?
不満だらけのテレビレポーターが神の力を授かり、思い通りに人生を変えられるようになる物語。最初は好き放題に力を使うが、やがてその責任や本当の幸せの意味に気づいていく。笑いと感動が絶妙に織り交ぜられた作品。
ここがおすすめ!
主人公が力を得て人生を見直す展開はライアーライアーと共通している。ジム・キャリーのコミカルな演技も健在で、テンポの良い笑いが楽しめる。笑いながら人生の大切な価値観を考えさせられる点が魅力の一本。
イエスマン “YES”は人生のパスワード
この映画を一言で表すと?
すべてに「YES」と答えることで人生が変わる爽快コメディ。
どんな話?
何事にも消極的だった男が、すべての誘いや出来事に「YES」と答えるルールを実践することで、人生が大きく変わっていく物語。新しい出会いや経験を通して、自分の殻を破っていく姿が描かれる。
ここがおすすめ!
日常の価値観が変わることで主人公が成長していく流れはライアーライアーと似ている。ポジティブなメッセージと軽快なテンポで、気軽に楽しめるのが魅力。観終わった後に前向きな気持ちになれる作品。
ミセス・ダウト
この映画を一言で表すと?
家族の絆を取り戻すための、愛と変装の物語。
どんな話?
離婚した父親が子どもたちと一緒にいるため、家政婦に変装して元妻の家に潜り込むというユニークな設定の物語。家族との時間を取り戻そうと奮闘する中で、本当の親としての責任に気づいていく。
ここがおすすめ!
コメディ要素と家族ドラマが絶妙に融合しており、笑いながらも感動できる。ライアーライアー同様、親子の絆や家族の大切さがテーマになっており、心温まる展開が魅力。幅広い世代におすすめできる作品。
パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー
この映画を一言で表すと?
笑いと優しさで人を救う、心温まるヒューマンドラマ。
どんな話?
型破りな医学生パッチが、患者を笑顔にすることで心も癒そうとする姿を描く物語。医療の在り方に疑問を抱きながら、自分なりの方法で人を救おうと奮闘する。
ここがおすすめ!
笑いの力と人とのつながりの大切さが描かれており、ライアーライアーの温かいテーマと共通する。ユーモアの中に深いメッセージが込められており、観る人の心に優しく響く作品。
トゥルーマン・ショー
この映画を一言で表すと?
“偽りの世界”から抜け出す男の人生逆転劇。
どんな話?
自分の人生がすべてテレビ番組として監視されていることに気づいた男が、本当の世界を求めて行動を起こす物語。日常の違和感から真実に迫っていく展開が見どころ。
ここがおすすめ!
嘘と真実というテーマを深く掘り下げており、ライアーライアーと通じる部分が多い。コメディ要素を含みながらも哲学的な内容で、観終わった後に考えさせられる。ジム・キャリーの新たな一面も楽しめる作品。



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