この記事では、映画『世界で一番しあわせな食堂』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『世界で一番しあわせな食堂』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0057806
製作年 | 2019年 |
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上映時間 | 113分 |
ジャンル | ドラマ |
監督 | ミカ・カウリスマキ |
キャスト | アンナ=マイヤ・トゥオッコ チュー・パクホン カリ・ヴァーナネン ルーカス・スアン |
製作国 | フィンランド 中国 |
映画『世界で一番しあわせな食堂』の登場人物(キャスト)
- チェン(チュー・パック・ホング)
- 恩人に会うためフィンランドへやって来た中国人。上海料理店のシェフ。
- シルカ(アンナ=マイヤ・トゥオッコ)
- 食堂を営む女性。料理が不得意。
- ニュニョ(ルーカス・スアン)
- チェンの息子。無口で大人しい。
映画『世界で一番しあわせな食堂』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『世界で一番しあわせな食堂』のあらすじ【起】
親子のチェンとニュニョは、中国からフィンランド・ポホヤンヨキにあるシルカ食堂にやって来た。チェンは店主のシルカ、常連客のロンパイネンやヴィルプラに、「フォントロンという男性を知らないか」と聞いて回るが、知っている者はいなかった。
食堂で食事を済ませたチェンとニュニョは、ホテルを求めて四十キロ先のレヴィに向かおうとしていた。シルカはそんな二人に、自分の家の空き部屋を貸そうかと申し出る。チェンとニュニョはシルカの厚意に甘えることにした。
チェンは翌日もニュニョと共に食堂へ行き、フォントロンについての聞き込みをしていた。すると、そこへ大勢の中国人観光客がやって来る。観光客たちは中国料理が食べたいとシルカに注文するが、シルカは中国語が分からず戸惑っていた。見かねたチェンはシルカを手伝うことにする。
厨房に入ったチェンは、シルカに「自分は上海料理店のシェフだ」と明かし、手際良く料理を作っていった。観光客たちはチェンの料理に大満足だった。
閉店後、シルカはチェンに礼を述べ、「空き部屋にいつまででも居てくれていい」と伝えた。
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映画『世界で一番しあわせな食堂』のあらすじ【承】
チェンはフォントロンを捜しながら食堂で働くことにした。チェンが作る中国伝統の薬膳料理は「食べると身体の不調が治る」と評判になり、食堂は連日多くの客で賑わっていた。
ある日、ロンパイネンとヴィルプラが会話の中で発したフォルストロムという言葉を耳にしたチェンは、それがフォントロンのことなのではないかと気付く。チェンはフィンランド語が未熟だったため、間違った発音で記憶していたのだ。
チェンはロンパイネンとヴィルプラに、フォルストロムの居場所を尋ねた。すると、二人は気まずそうに、「フォルストロムは亡くなった」とチェンに告げた。
チェンはニュニョ、シルカ、ロンパイネンと共に、フォルストロムの墓参りに行った。チェンは三人に、フォルストロムが自分の店の客だったこと、店を存続させるために金を貸してくれたこと、その金を返しにフォルストロムが住んでいるというポホヤンヨキにやって来たことを打ち明けた。
ニュニョと共に帰国準備を始めるチェンだったが、シルカに料理を教えてほしいと引き止められ、もうしばらくポホヤンヨキに残ることにする。
映画『世界で一番しあわせな食堂』のあらすじ【転】
自転車で遊ぶ村の子供たちを羨ましげに眺めているニュニョを見かけたシルカは、ニュニョに自転車を買い与えた。
村の子供たちに混ざって自転車で遊ぶニュニョを見たチェンは、突然怒りだした。シルカが理由を尋ねると、チェンは妻が自転車に乗っている最中に事故で亡くなったことを明かした。シルカはチェンを宥めつつも、ニュニョの楽しみを奪ってはいけないと説得する。
その後、シルカはチェンに自分の境遇を語った。「子供に恵まれず離婚した」「叔母が亡くなり、独身の自分が食堂を継ぐことになった」と。互いに似た孤独を抱えていると知ったチェンとシルカは、心の距離を縮めた。
ある日、チェンとニュニョはシルカに誘われ、村で開催されているダンスパーティーに参加する。チェンとシルカは共にダンスを踊り、ニュニョは村の子供たちと遊んだ。
その夜、チェンとシルカは湖に出掛けた。二人は思いを伝え合うようにキスをし、結ばれた。
映画『世界で一番しあわせな食堂』の結末・ラスト(ネタバレ)
シルカは常連客の警察官から、チェンのビザの期限が切れていることを知らされる。警察官は以前から、突然ポホヤンヨキに現れ、食堂で働き始めたチェンを怪しいと睨んでおり、チェンについて調べていたのだった。
シルカは厨房にいるチェンに、警察官から指摘を受けたことを話した。チェンはビザの期限が切れていることは分かっていたと明かし、「今すぐ出ていく」と言ってエプロンを脱いだ。シルカはあっさりと別れようとするチェンに怒り、店を飛び出した。
翌日、チェンはロンパイネンに誘われ、村の住民たちと海に出掛けた。ロンパイネンはチェンに癌を患っていることを打ち明け、チェンの料理のお陰で症状が軽くなったと感謝を述べた。そして、「自分にも希望を与えてくれたように、シルカにも希望を与えてやってほしい」と頼み込む。
しばらく経ち、ロンパイネンの元に、中国にいるニュニョからテレビ電話が掛かってくる。画面には愛を誓い合うチェンとシルカの姿が映っていた。
食堂とチェンの薬膳料理はシルカの友人に引き継がれ、村人たちに愛され続けている。
映画『世界で一番しあわせな食堂』の感想・評価・レビュー
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映画『世界で一番しあわせな食堂』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『世界で一番しあわせな食堂』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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