崖っぷちのエージェントが、野球文化が浸透していないインドで優れた野球選手の卵を探すため償金10万ドルをかけて企画した番組のスカウト大会で逸材を発見するという話。実話です!監督は『ラースと、その彼女』のクレイグ・ギレスピー。
映画『ミリオンダラー・アーム』 作品情報
- 製作年:2014年
- 上映時間:124分
- ジャンル:コメディ
- 監督:クレイグ・ギレスピー
- キャスト:ジョン・ハム、アーシフ・マンドビ、ビル・パクストン、スラージ・シャルマ、マドゥル・ミッタル etc…
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映画『ミリオンダラー・アーム』 評価
- 点数:70点/100点
- オススメ度:★★★★☆
- ストーリー:★★★★☆
- キャスト起用:★★★★☆
- 映像技術:★★★★☆
- 演出:★★★★☆
- 設定:★★★★★
[miho21]
映画『ミリオンダラー・アーム』 あらすじ(ストーリー解説)
映画『ミリオンダラー・アーム』のあらすじを紹介します。
MLBは世界中から優れた人材を集め、その国で野球事業を行うことで金儲けを行っている。スポーツエージェントのバーンスタインは、野球文化が浸透していないインドでリアリティショー番組を制作し、優れた選手を探し、自らの潰れかけのキャリアを復活させようと目論んだ。
『ミリオンダラー・アーム』と名付けられたイベントは、償金10万ドルをかけてインド人にボールを投げさせるイベントだ。インドはイギリスの植民地だった歴史から、クリケットが流行しているため、クリケットと同じ投げ方をする参加者が続出。まともに投げられる参加者はいないのか……と思いきや、凄いボールを投げる男が現れた!
映画『ミリオンダラー・アーム』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『ミリオンダラー・アーム』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
愉快な話
とにかく愉快な話です。実話を元にしているとは思えないほど奇抜なアイデアですよね。カルチャーギャップを活かしたギャグもありつつ、大きな課題に立ち向かい克服する。感動も提供してくれる良質な娯楽映画でございました。
物語は単純明快。モデルとなった投手は現在メジャーリーグで活躍中です。二人暮らしをしていた純朴な男が、今やジェット機をチャーターするような金持ちになってしまいました。
隠れた実力を発見してくれた男のおかげで金儲けができる男と、キャリア復活のために男を利用したエージェント。どちらの立場に立って観ても楽しめるでしょう。だから、1回観てさようなら、ではなく、2度3度と観直すともっと楽しいと思いますよ。
夢について考えさせられる
本作は「夢」について考えさせられる作品です。
田舎の純朴な男がエージェントの助けを借りて野球の練習に取り組む姿。自分だけではどうにもならなかったであろう才能を発見された幸運。小さい頃からの夢を追いかけ続ける人たちにとって、これほど羨ましい話はないですよね。
自分は死ぬほど努力して、少ないチャンスをものにしようとしているのに、大チャンスを与えてくれる人が突然現れるなんて。しかも、取り組むスポーツに憧れを抱いていなかった男が!結局人望と才能が全てなんじゃないか、と落ち込んでしまう人もいるはず。
でも、本作では終盤に夢を追いかけることへの一つの回答を見せているんです。気づかなかった人は、もう1度見てください。勇気が持てますよ。
映画『ミリオンダラー・アーム』 まとめ
タイトルを見て、『ミリオンダラー・ベイビー』のパロディ映画かと思った人は少なくないでしょうね。こんな馬鹿げたことが実際に行われていようなんて、誰も知らなかったでしょう。
今後、インドや中国からはどんどん優れた人材が現れて、欧米によって消費されていくのでしょうね。10億人も人がいれば、それだけ優秀な人もいるわけですから。そういえば、韓国映画界からはハリウッドにお呼ばれする監督が少なからずいるけど、邦画界にはそんな人は一人もいないのでした。なんという人材枯渇!映画がつまらないのは貧乏が悪いとばかり言っていられないですね。なんで優秀な漫画家が沢山いるのに、優秀な脚本家は少ないんだろうか。人気の差かな。
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