この記事では、映画『行き止まりの世界に生まれて』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『行き止まりの世界に生まれて』の作品情報
出典：https://video.unext.jp/title/SID0049702
| 製作年 | 2018年 |
|---|---|
| 上映時間 | 93分 |
| ジャンル | ドキュメンタリー |
| 監督 | ビン・リュー |
| キャスト | キアー・ジョンソン ザック・マリガン ビン・リュー ニナ・ボーグレン |
| 製作国 | アメリカ |
映画『行き止まりの世界に生まれて』の登場人物（キャスト）
- キアー（本人）
- 黒人。父親から暴力を受けていた。問題を起こす兄がいる。
- ザック（本人）
- 白人。ニナと付き合っている。屋根職人。グループの中心的存在。
- ビン（本人）
- アジア系。友人たちとの時間をカメラに収め、インタビューを取り続ける。
- ニナ（本人）
- ザックの恋人。バラバラの家族の元で育ち、家庭の愛を知らない。
映画『行き止まりの世界に生まれて』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『行き止まりの世界に生まれて』のあらすじ【起】
キアーとザックとビンは、イリノイ州ロックフォードに暮らしている。３人は貧しい家庭で育ち、日常的に暴力を振るわれていた。
３人は立ち入り禁止のビルでスケートボードの練習を始める。
キアーは１１歳の頃にザックに出会い、ザックが憧れの存在だったと話した。家族のように気にかけてくれる存在が他におらず、スケートボード仲間だけが家族だと語る。
ビンは撮影した動画を映画にする。
ザックの恋人は妊娠しており、父親になることを楽しみにしていた。
キアーは大人にはなりたくないと呟く。
ザックとニナの間にエリオットが産まれ、キアーはザックが父親になったことを信じられないでいた。ザックはエリオットのためなら何でもすると誓う。
ザックは、子供を持つと大人にならざるを得ないと話し、将来のために何もしてこなかった自分の将来に不安を抱いていた。高卒認定試験をザックは受ける。
１８歳になったキアーは働かなければならない、と焦燥感を抱いていた。
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映画『行き止まりの世界に生まれて』のあらすじ【承】
キアーは自分のボードに、心の痛みを癒してくれる存在、と書き記していた。
ザックは屋根職人だけでなく、雪かきのアルバイトも始める。
共働きのザックとニナは、お互いに交代でエリオットの面倒を見ていた。ニナは仕事から帰ってくるが、友人と出かけるという。１日中エリオットの世話をしていたザックは、ニナと揉め出す。ザックはニナとエリオットと、ゆっくり家で過ごしたいと考えていた。
キアーは飲食店の洗い場で働き始める。
ザックはジムを経営する友人と、スケートパークを始めた。屋根職人の経験を活かし、ザック自ら設備を作る。
ザックと喧嘩ばかりになり、ストレスの限界に達したニナは、叔母の家に移り住んでいた。何より、エリオットのことを考えた結果だという。ニナは、出来ればザックと一緒に住み続けたいと願っていた。
ビンは実家に戻り、異父弟のケントにインタビューをする。ケントは毎日父親の顔色を伺いながら過ごしていた。ケントは、父親にビンが殴られる音や苦悶の声を聞き、トラウマになったと話す。
映画『行き止まりの世界に生まれて』のあらすじ【転】
エリオットが１歳の誕生日を迎える。
キアーは、父親が亡くなってから大切さを知ったと語った。
ザックはニナとの関係を話し出す。２人の関係は悪化の一途を辿っていた。ニナは、今まで何度もザックに手を上げられたと話した。
ビンは、自身が母親にインタビューしている様子をカメラに収める。ビンは母親に見捨てられたと感じていた。ビンは母親に、自分が継父に暴力を振るわれていたことを知っていたのか尋ねる。ビンの母は曖昧な返事しか出来ず、自身も継父に暴力を振るわれ、通報したことがあったという。
ニナはザックと一定の距離感を保ち、良好な関係に落ち着いていた。ビンは、暴力を振るわれても声を上げなかった自身の母親とニナを重ねる。
皿洗いだったキアーは、レストランのホールを担当するまでになっていた。給与も上がり、家計を助けられるようになったという。だが、ザックとは疎遠になりつつあると話した。
ザックに立ち退きが言い渡される。ザックの生活は荒れ果て、誰も近付かなくなったという。
映画『行き止まりの世界に生まれて』の結末・ラスト（ネタバレ）
ザックへ養育費を請求することで、エリオットに会いに来るかもしれない、と考えたニアは、裁判所へ向かった。
キアーは、父親の厳しさを愛だと解釈し感謝する。キアーは、このドキュメンタリーが自分にとっては無料セラピーだったとビンに伝えた。
ビンの母は、辛い思いをさせてしまった責任があるといい、避けられたとしても仕方のないことだ、とビンに伝える。
キアーは葬式以来、初めて父が眠る墓所を訪れた。
ザックは、人生が苦しいのは誰のせいでもなく自分のせいだと分かっていても、それを肯定したくはない、だから酒を飲むんだ、と苦しそうに話す。
ビンは、この映画を撮るのは前に進みたいからだ、と母親に伝えた。
キアーは墓所を歩き続け、父の墓を見つける。父親を思い出したキアーは、静かに涙を流した。
ロックフォードを出たキアーは、新しい街で就職し、スケートボードのスポンサーが付く。
ザックは屋根職人の責任者となり、養育費を払えるようになっていた。エリオットにも定期的に会っている。
映画『行き止まりの世界に生まれて』の感想・評価・レビュー
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映画『行き止まりの世界に生まれて』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『行き止まりの世界に生まれて』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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ぜひ、以下の記事もご覧いただき、映画『行き止まりの世界に生まれて』を視聴してみてはいかがでしょうか。
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