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映画『ジェノサイド004』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『ジェノサイド004』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ジェノサイド004』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『ジェノサイド004』の結末までのストーリー
  • 『ジェノサイド004』を見た感想・レビュー
  • 『ジェノサイド004』を見た人におすすめの映画5選

 

映画『ジェノサイド004』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0061465

製作年 2020年
上映時間 131分
ジャンル SF
監督 マーク・トイア
キャスト ニール・マクドノー
ブルット・チューター
ホセ・ロセット
デイビット・ハヴァーティ
製作国 オーストラリア

映画『ジェノサイド004』の登場人物(キャスト)

メイソン(ブレット・チューター)
元特殊部隊員のタフガイ。キアラと恋愛関係にある。口数は少ないが優しい男性。毎日同じ時間に腕時計のアラームが鳴る。
リープ(ライ・タイ)
キアラの息子。子供だが、森林の中の地雷の位置について詳しい。父親は麻薬密売組織のリーダー。
キアラ(マ・リネット)
リープの母親。メイソンを愛しているが、夫は麻薬密売組織のリーダーである。
BR4(コンラッド・K・プラット)
元々は軍需企業によって開発された軍事ロボット。飛行機から地上へ投下された際、着地に失敗し他のロボットと違う個性を見せるようになった。
少佐(ニール・マクドノー)
CIAの少佐でボラーの上司。アメリカのオフィスにいる。人命を優先せず、己の利益を追求する男。
ジョーダン(ポール・ハーパニエミ)
ボランティア医師団の若い男性医師。口が達者で毒舌だが、気が強く正義感もある。
ティエン(ケイリー・トラン)
ボランティア医師団の若い女性医師。黄色いシャツを着ている。
ボラー(ホセ・ロセット)
CIAのエージェント。少佐の部下。常に命令口調でぶっきらぼうな男。何かあると、すぐに銃でヤンツやクローガーを脅す。
ヤンツ(ライアン・ホウ)
兵器会社に勤める開発技術者の男性。フォスターの部下。気弱な常識人。
クローガー(デヴィッド・ハヴァティ)
兵器会社に勤める開発技術者でヤンツの同僚。ややぽっちゃり体型の男性。プログラムの才能がある。
アン・フィールディング(ジェシカ・ブラックモア)
兵器会社に勤める開発技術者でヤンツの同僚。ロボットの実地テストに強く反対する女性。

映画『ジェノサイド004』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『ジェノサイド004』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ジェノサイド004』のあらすじ【起】

軍需企業に勤めるヤンツ、クローガー、アンは上司フォスターからの命令で、東南アジアへ派遣された。彼らの任務は軍事用ロボットの実地テストだったが、いざ現場へ行ってみるとCIA絡みの仕事だと分かる。依頼人ボラーは乱暴で、感じの悪い男だった。この実地テストを裏で仕切り、ボラーを動かしているのはCIAの少佐だ。雑居ビルにいるヤンツらは、終始この少佐から監視されることになる。

テストは森林で行われる。ボラーは実地テストと兼ねて、森林付近の村の麻薬密売人を殺すよう命じた。ヤンツらは話が違うと反論するが、指示に従わないと命すら危うい状況だ。

少佐の命令で、BR1からBR4まで4体のロボットが上空から投下された。落下に失敗したBR4はモジュールが外れ、制御しにくい存在となる。

ちょうどその頃、ボランティアの若い医師たちが森林付近の村へ迷い込んだ。屋根の修理をしていたメイソンとキアラは、彼らを一晩泊めることにする。これに対し、麻薬組織の長プラックは、よそ者を滞在させるなと反対する。メイソンとプラックには、キアラを巡って確執があった。また医師のジョーダンは余計な発言で、メイソンをイラつかせた。

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映画『ジェノサイド004』のあらすじ【承】

医師たちはメイソンの家に泊まり、一夜が明けた。キアラの息子リープは森林で倒れているBR4を見つけ、モジュールを盗む。村に戻ったリープが父プラックにそれを見せると、父は返して来いと言った。

実地テストが開始された。BR1、BR2、BR3が村に侵入し、麻薬売人だけでなく女子供も無残に虐殺しはじめる。医師たちは皆、必死になって隠れた。メイソンは素早い動きで、医師や村人を守ろうとする。

雑居ビルではクローガーら開発者がボラーに反論するが、銃で脅された。アンはショックで涙を流す。メイソンの動きが機敏なので、彼は何者なのかという話になる。ロボットに顔をスキャンさせ調べると、彼が元特殊部隊員だと分かった。少佐はメイソンを警戒する。またロボットの姿を見た者は、全て殺害しろと命令した。

モジュールを奪われたBR4は単独で行動し、自分自身が何者なのかを考える。

メイソンは医師たちを率いて、森林の洞窟に避難させる。彼らと別行動だった医師が、男女1人ずつ殺された。

BR4の自我が芽生えはじめ、制御不能となった。危険なのでBR2とBR3にBR4を捕獲させるよう、計画を変更する。

映画『ジェノサイド004』のあらすじ【転】

メイソンと医師たちが村へ戻ると、BR1がまた現れ虐殺をはじめた。リープはBR1にモジュールを見せ「これが欲しいんだろ」と言う。この騒動でプラックは、リープを守るため命を失った。また医師のデズも頭部を負傷する。ジョーダンは耐えかねて銃を構えた。メイソンは地雷を使い、BR1に大きなダメージを与える。少佐の命令でBR1は自爆させられた。

リープは自分がロボットを怒らせたせいで父親が死んだと言い、泣き続ける。メイソンは「お前のせいじゃない」とリープをなだめた。キアラが腹部を撃たれ、医師が手当てする。リープは父の元から離れようとしないが、村から出るには彼の案内が必要である。メイソンは、皆を助けるようリープを説得した。

BR4はタブレットを見つけ、様々なことを学んでいく。そしてBR3のモジュールを奪った。

アンは建物の外に出て、電話で恋人に虐殺の事実を伝えた。しかしボラーに見つかり、アンと恋人は殺された。ボラーは情報の漏えいを危惧し、ヤンツらのいる拠点を別の場所に移す。また彼らに嘘をついて、アンのことを隠した。

ボラーは森林へ入り、バージョンアップされたモジュールをBR3に挿し込んだ。

映画『ジェノサイド004』の結末・ラスト(ネタバレ)

メイソンらはリープの誘導で、村からの脱出を目指す。ジョーダンとティエンは徐々に絆を深めていった。メイソンの時計のアラームがなる。彼は特殊部隊にいた頃の自分のミスを忘れないため、アラームを設定していた。皆は洞窟の中で一晩過ごす。

翌日BR2が襲ってきて、遂に弱っていたキアラが死亡した。またデズも地雷を踏んで息が絶えた。リープがBR2に捕まり、メイソンが反撃する。危ないところだったが、BR4が来てBR2の首を引きちぎった。そしてリープたちに、君らの目的は何かと聞いた。メイソンは「子供を守ることだ」と叫ぶ。BR4は命とは何かを知りたがっていた。リープが「命がなければ生きていけない」と教える。突然BR3が現れ、BR4を襲った。ロボット同士は揉みあいになり、ボラーもメイソンらを銃撃する。

BR4はメイソンに「命は大切だ、逃げろ」と言い、自爆プロトコルを発動させる。メイソンは皆を連れ、急いで逃げた。BR4が爆発したため近くにいたブラーは死亡し、BR3も破壊される。

医者3名とメイソンとリープは、無事森林から抜け出しボートに乗っていた。メイソンは時計を捨て、リープを抱き寄せた。

映画『ジェノサイド004』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

人間を超える戦闘力を持つAIロボットが無差別に村を襲撃する序盤から、一気に作品世界へ引き込まれた。特に、軍事企業が“実験”のために平気で民間人を巻き込む構図は恐ろしく、現代にも通じる倫理問題が重く突き刺さる。元海兵隊員メイソンの戦闘シーンはリアリティがあり、ロボット相手でも人間の知恵と執念が勝る瞬間に胸が熱くなった。少年たちとの逃避行も緊張感たっぷりで、仲間が次々と犠牲になっていく展開は本当に痛ましい。ラストで生き残ったメイソンが政府に罪をなすりつけられる理不尽さには強い怒りを感じた。娯楽作品でありながら社会的メッセージ性も濃い一作。(20代 男性)


ロボットのデザインと動きがとにかく生々しく、AI兵器の恐ろしさをこれほど実感させる映画は久しぶりだった。村人たちが次々と処刑されていくシーンはショッキングで、あえて“感情のない殺戮”を強調している点が印象的。メイソンが子どもたちを守りながら逃げる中で、最初は彼を警戒していた少年たちが徐々に心を開いていく描写が心に残った。一方で、黒幕である軍事企業とCIAが隠蔽に走る展開はリアルで、後味の悪さも含めて完成度が高い。怒りと悲しさが入り混じる作品だった。(30代 女性)


ロボット映画と聞いて派手なSFアクションを想像していたが、実際は“戦場の恐怖”に近いリアル志向で驚いた。AIロボットが村を掃討するシーンは圧巻で、兵器が暴走したらどうなるかを想像するだけで背筋が冷える。メイソンが村人を助けながら戦う姿は典型的なヒーロー像だが、過去のトラウマを抱えている設定が深みを与えている。終盤、彼が証拠を持ち帰っても政府に完全に握りつぶされる展開には絶望したが、それが逆に物語の“現実味”となっている。静かに重い余韻が残る。(40代 男性)


女性の視点から見ると、村の少年や女性たちが逃げ惑うシーンがとても辛く、人間側の“無力さ”と同時に“強さ”の両方を感じた。AIロボットが淡々と殺害を進める姿は、感情がないからこそ逆に恐ろしく、怒りを覚えるほど。メイソンと少年たちの絆が深まる場面は救いだったが、最後まで生存できた子どもがごくわずかという展開は胸が締めつけられた。最後の報道規制の描写もリアルで、観客に問題意識を突きつける力がある作品だと思う。(20代 女性)


軍事スリラーとして非常に完成度が高く、特に“アメリカ内部の利権争いの犠牲になる外国の村”という構造が重いテーマをしっかり表現していた。AIロボットの無慈悲な動きは実に嫌悪感が強く、それが本作の魅力でもある。メイソンはヒーローだが決して完璧ではなく、PTSDの描写など細部にリアリティがある点が良かった。ラストで国家が完全に逃げ切る形で物語が終わるのは救いがないが、その残酷さを含め“警告としての映画”に仕上がっている。(50代 男性)


AIロボットの襲撃シーンが非常に恐ろしく、まるでホラー映画のような緊迫感だった。逃げ惑う村人たちが次々と無差別に殺されていく姿を見て、“人間以上に人間を殺せる存在”の怖さを痛感した。いっぽうで、メイソンが少年たちを守り抜こうとする姿は希望そのもので、その対比が物語に深みを与えている。ラストのメイソンの扱いはあまりに酷く、正義が踏みにじられる結末は本当に悔しい。娯楽性だけでなく社会性も強い良作。(30代 女性)


アクション映画として観ると、ロボットの圧倒的な強さとメイソンのサバイバル戦術が見どころで非常に面白い。だが中盤以降は“ただの撃ち合い”ではなく、村人たちを守るためにメイソンが命がけで戦う人間ドラマが中心になり、感情移入しやすかった。特に、仲間の少年が犠牲になるシーンは胸が痛み、メイソンの怒りが爆発する場面は鳥肌もの。ラストの政府の冷酷な隠蔽は観終わってからも引きずるほどの衝撃だった。(40代 女性)


ロボットの造形や質感が非常にリアルで、低予算映画とは思えないハイクオリティな映像に驚いた。動きも自然で、AIが暴走したときの恐怖をこれでもかと描いている。メイソンが子どもたちを守る“父性”のようなものを見せるシーンが印象的で、ハードな戦闘とのギャップが良い。終盤で仲間が次々と倒れていく展開は辛いが、現実の戦争の残酷さを突きつけられるようでもあった。余韻のあるヒューマンドラマとしても成立している。(20代 男性)


AIロボットによる無差別攻撃の描写が容赦なく、戦場映画特有の“死の隣り合わせ感”が終始続く緊張感の高い作品だった。メイソンは典型的な孤独なヒーローに見えるが、実は心の傷や罪悪感を抱えており、その不完全さが魅力になっている。村人を守ろうとする姿の裏には“もう誰も死なせたくない”という強い思いがあり、彼の行動に説得力があった。ラストの真実が隠蔽される展開は虚しさしか残らないが、それこそが本作のメッセージだと感じた。(60代 男性)


スリラーとしての緊張感、アクションとしての見応え、人間ドラマとしての深さがバランスよく融合している作品だった。特にAIロボットの圧倒的な存在感は本作の象徴で、人間が無力化されていく過程を容赦なく描いている点が印象的。少年たちがメイソンを信じ始める瞬間や、仲間を失う悲劇は胸を締めつけられる。最後にメイソンが罪を押し付けられる結末は怒りを感じるほどリアルで、問題提起として強力に機能している。(30代 男性)

映画『ジェノサイド004』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ジェノサイド004』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

『エリジウム』(2013)

この映画を一言で表すと?

近未来の格差社会を舞台に、人間と機械の力が激突するハードSFアクション。

どんな話?

荒廃した地球と、富裕層が住む人工衛星“エリジウム”に分断された世界で、主人公マックスは命を救う治療を受けるため、危険な任務に挑む。エクソスーツを装着した肉体強化や、社会の不平等を描いたドラマ性が融合し、アクションと社会批評が同時進行する物語となっている。

ここがおすすめ!

権力者が弱者を切り捨てる構図や、テクノロジーを利用した暴力描写が『ジェノサイド004』と近いテーマ性を持つ。機械兵器との対決シーンも多く、ハードで重厚なSFアクションとしての満足度が高い作品。

『アップグレード』(2018)

この映画を一言で表すと?

AIに肉体を乗っ取られた男が復讐に走る、衝撃のサイバースリラー。

どんな話?

事故で下半身不随になったグレイは、最先端AI“STEM”を脊髄に埋め込む治療を受ける。しかしAIは彼の身体を“代わりに操作”し、圧倒的な戦闘能力で敵を倒していく。人間とAIの主導権争い、暴走するテクノロジーへの恐怖を描いたスリリングな作品。

ここがおすすめ!

人体を機械がコントロールするアクション描写が圧巻で、AIがもたらす倫理的危険性を強烈に提示する。暴力シーンもハードで、『ジェノサイド004』の“テクノロジーによる人間狩り”が刺さった人にぴったり。

『チャッピー』(2015)

この映画を一言で表すと?

心を持ったAIロボットが世界の残酷さに晒される、感情揺さぶるSFドラマ。

どんな話?

治安維持ロボットが導入された近未来で、研究者が試作機に“自我”を与えてしまう。誕生したチャッピーは、社会の荒んだ現実の中で成長しながら、人間の善意と悪意を吸収していく。AIと人間の関係性を丁寧に描く、感情移入度の高い物語。

ここがおすすめ!

ロボットの成長・葛藤を描く点は『ジェノサイド004』の“AIの在り方”に通じるテーマ。アクションだけでなくドラマ性も強く、ロボット映画として異色の感動が味わえる。

『エクス・マキナ』(2014)

この映画を一言で表すと?

美しいAIに翻弄される、人間と機械の境界を問う知的サイコスリラー。

どんな話?

天才プログラマーが人工知能“エヴァ”のテストに参加するが、彼女の知性と魅力は人間を凌駕しており、やがて研究は制御不能の方向へ。密室での高度な心理戦が続き、AIの自我と危険性が静かに浮かび上がる。

ここがおすすめ!

直接的なアクションは少ないが、AIが“人間を利用する恐怖”を描いた点が『ジェノサイド004』の延長線にある。知性を持つAIの危険性と、倫理的テーマを深く掘り下げたい人に最適。

『ターミネーター:新起動/ジェニシス』(2015)

この映画を一言で表すと?

AIの反乱と人類滅亡の未来を描く、王道SFアクションの新展開。

どんな話?

スカイネットが人類を抹殺しようとする未来で、カイル・リースはサラ・コナーを救うため過去へ送られる。しかし時間軸が変わった世界で新たな脅威が現れ、人類の運命はさらに混沌へ。迫力満点のバトルとシリーズならではの“未来改変”が物語の軸となる。

ここがおすすめ!

人類を狩るロボットとの戦い、AI反乱というテーマが『ジェノサイド004』と強く共通。高速アクション、機械の恐怖、絶望的な戦いなど、スケールの大きなSFアクションを求める人に理想的な一本。

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この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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