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映画『武蔵 むさし』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『武蔵 むさし』の概要:剣豪、宮本武蔵の史実に基づくオリジナルストーリーの時代劇。幼い頃より剣豪であった父より英才教育を受けて育った武蔵。後ろ盾もなく師事することもなく、たった1人で名を上げるために有名道場へと果し合いを申し込む。

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映画『武蔵 むさし』の作品情報

武蔵 むさし

製作年:2018年
上映時間:120分
ジャンル:時代劇
監督:三上康雄
キャスト:細田善彦、松平健、目黒祐樹、水野真紀 etc

映画『武蔵 むさし』の登場人物(キャスト)

新免武蔵(細田善彦)
戦国時代に剣豪として名を馳せた父より、幼い頃から戦いのスペシャリストとなるべく英才教育を受ける。剛力と長い腕、的確な剣筋で数々の武士と勝負し、勝ち続ける。人を斬ることに慣れず、人知れず罪の呵責に苛まれる。
佐々木小次郎(松平健)
岩流を名乗る剣豪。戦国時代でも活躍していたことがあり、名を馳せている。かつての領地と城を失い、復興することを悲願としている。細川家剣術指南役に抜擢され、領地復興を目論む。
沢村大学(目黒祐樹)
細川家重臣。顔が広くやり手の政治家でもある。小次郎と武蔵の決闘をお膳立てした人物。
ユキ(水野真紀)
小次郎の妻。領地復興に命を賭ける夫を支え、武士の妻らしく黙して見送る妻の鑑。
吉岡清十郎(原田龍二)
京流宗家当主。穏やかで誠実な人物。娘と息子の父親でもある。武蔵の強さを目の当たりにし、剣術道場を閉めて家を存続させるため、染物屋を営む。非常に潔く聡明。
吟(遠藤久美子)
武蔵の姉。非常に強気で病身の父を心配し、弟を連れ戻そうとする。刀は人殺しの道具と言って憚らないが、弟思いでもある。

映画『武蔵 むさし』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『武蔵 むさし』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『武蔵 むさし』のあらすじ【起】

関ヶ原の戦いより3年後の慶長8年、将軍となった徳川家康は天下を完全に掌握しようとしていた。

翌年の慶長4年、京。元足利家剣術指南役であった京流宗家、吉岡家へ挑もうとする浪人が現れる。幼い頃より父、無二斎によってしごかれて育った新免武蔵という若者であった。吉岡家は当然、無名の浪人からの挑戦を門前払いしたが、武蔵は京の街中に高札を立て吉岡家を挑発。家名を守るため、4代目吉岡清十郎は武蔵からの勝負を正式に受けることにした。

同じ頃、京の愛宕山にて細川家重臣、沢村大学は修験者として修行をしていた岩流、佐々木小次郎と出会う。
決闘当日、所司代と共に勝負の立ち合いのため、吉岡家へやって来た大学。決闘は一太刀でも相手の身体に触れれば勝敗が決するというルールで始まり、清十郎の突きに対して武蔵が反撃。清十郎は負けてしまう。これに異を唱えた清十郎の叔父は、武蔵へと勝負を申し出て5日後に再戦することになった。

試合は木刀であったが、武蔵の一太刀は清十郎の右腕を破壊。対して、武蔵も清十郎からの突きを受けて怪我を負ったが、戦えないほどではなかった。吉岡家は清十郎の弟を再戦の相手として呼び出し、武蔵との勝負へと策を練る。武蔵は左手1本で清十郎の腕を折るほどの剛力且つ、長い腕と正確な太刀筋を持っている。清十郎は家名を守るよう弟へと刀を託した。

5日後、洛外蓮獄寺。今回の勝負に所司代は関わりのないこととして立ち合いはない。現れた武蔵は、相手が清十郎ではないことに異を唱え吉岡家を愚弄。これに腹を立てた清十郎の弟は真剣で立ち向かったが、武蔵の刀に斃れてしまう。更に武蔵は襲い掛かって来た吉岡家の門弟を何人か倒し、その場を去った。

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映画『武蔵 むさし』のあらすじ【承】

吉岡家は弟の死を果し合いで死んだのではなく病死として発表したが、武蔵は事の経緯を立て札にて明かし士官を求めた。これでは家名を汚すことになると考えた吉岡家は、三度武蔵へと果し合いを申し入れることに。今度の相手は清十郎の幼い長男だった。

果たし状の立て札を目にした武蔵。彼の望みは士官を果たし将軍家剣術指南役となった柳生家のようになることだったが、騒動を耳にした姉、吟に強く制止される。吟にとって刀とはただの人殺しの道具でしかなく、武によって成そうとする弟の考えることには到底、賛成できなかった。しかも、3度目の相手は幼い子供である。だが、武蔵は自分には師も後ろ盾もないため、戦って名を上げるしかないのだと言うのだった。

果し合いは一週間後だったが、その間に吉岡家は武蔵暗殺の命を出し、大勢の門弟を街中に放った。しかし、武蔵は一向に捕まらずいよいよ、当日を迎えてしまう。所司代はこの果し合いに一切、関わらず目を瞑ることにしたようだ。立て札と騒動を耳にしていた佐々木小次郎もまた、動向を探りつつ静観の構えを取っていた。

そして、武蔵は指定の場所へ身を隠しつつやって来たものの、相手はまだ幼い子供。人を斬ることに慣れているわけではない武蔵は動揺を隠しきれずにいた。だが、果し合いの場に出ないわけにもいかない。彼は決意を持って場へ駆け込み、幼い子供を逸早く抱え勝負は決したと叫んだが、吉岡家が黙っているはずもない。武蔵は門弟に囲まれ襲われてしまう。その過程で吉岡家を牽引する叔父と次期当主となる幼い子供をも刺し殺してしまう。これに憤った門弟と戦う羽目になってしまった武蔵。そうして、門弟を皆殺しにして慟哭した武蔵は、逃げるようにその場を去った。

幼子を殺め武蔵が深い罪悪感に苛まれて近くの農家で世話になっていた頃、大学の画策により佐々木小次郎が細川家剣術指南役に大抜擢される。
一方、果し合い騒動で痛手を被った吉岡家は、剣術から離れ元来より行っていた染め物に力を注ぐことにした。

映画『武蔵 むさし』のあらすじ【転】

そうして初冬。吉岡家との果し合いの噂が武蔵の名を広め、腕に覚えのある浪人が勝負を挑んで来る。そのせいで世話になった農民とその娘が命を落としてしまうのだった。

しばらく後、寺に救いを求め、身を寄せていた武蔵。自分と関わることで幼子や農家の娘が命を落としてしまったことを酷く悔いていた。だが、住職は指摘する。剣の道を歩むと決めた時点で、死とは離れられない。誰かを巻き込んでしまうことも、全て我が道を進もうとすればこそ。当然の理なのだと。そこで、武蔵は住職に師事し、自らの剣術を書にして残すことに決めた。

一方、細川家は小次郎の剣術指南により武力を底上げすることに成功したが、小次郎はかつての領地復興について口煩く要求するようになっていた。これにより大学は後継者へと重臣の位を譲り、自らは旅へ出ることにする。その足で武蔵が身を寄せる寺へ向かった。領地復興を声高に唱え煙たがられている小次郎と武蔵を勝負させるためだった。

大学から小次郎との勝負を持ち掛けられた武蔵は、悩んだ末に勝負を受けることにする。彼は長刀と快刀の二刀流を駆使する。同じ頃、小次郎もまた武蔵との勝負に向け己の研鑽に努める。負ければ剣術指南役から退くことになっていた。

映画『武蔵 むさし』の結末・ラスト(ネタバレ)

小次郎との真剣勝負で足跡を残したいと願う武蔵。剣術指南役と領地復興を懸け心意気を改める小次郎。勝負の場所は舟島、後の巌流島と決まり、所司代の立ち合いも入ることになった。

剣豪、武蔵と剣術指南役、小次郎の勝負は細川家が認めるものとして巷でも稀代の勝負と噂され、染物屋を営むことにした清十郎など多くの人々が巌流島を目指す。
武蔵、小次郎共にそれぞれ舟島を下見した後、小次郎は妻ユキに武蔵と戦い自分が生まれ育った地を守り続けるのだと告げる。
武蔵が舟の櫂で木刀を造っていた頃、小次郎も神へと一心に祈りを捧げた。

そうして、来る慶長17年4月13日決闘当日。白装束を身に纏った小次郎はユキに見送られ家を出る。対して、武蔵も駆け付けた吟と清十郎に見送られ舟に乗った。
そうして、巌流島にて相まみえた小次郎と武蔵。言葉を交わすこともなく刀を構え、一定の距離を保ったまま睨み合う。武蔵がおもむろに櫂を構えると、打ち合いが開始。勝負は武蔵が勝利したが、小次郎は細川家の家臣によって刺殺されてしまう。命を奪うことなく勝負を終わらせようとしていた武蔵は、家臣の行いに衝撃を受ける。彼は襲い来る細川家家臣へと立ち向かうことにした。

巌流島での決闘は、武蔵が小次郎を櫂で作った剣で撲殺したと所司代に報告された。これには思うところもあったが、所司代は舟島を巌流島と改名するべきだと進言。今後は平和の世となるため、刀よりも才知が必要だと述べるのであった。

島での決闘から後、武蔵は岩戸へと引き籠り自らの剣術の書の執筆へと没頭するのだった。

映画『武蔵 むさし』の感想・評価・レビュー

史実に基づき後に剣豪と呼ばれる宮本武蔵の戦いを描いている。吉岡家との三度に渡る果し合いから佐々木小次郎との巌流島での決闘、戦い続けることにより人の命が失われることに対する懊悩と罪の呵責を抱える武蔵の心をも繊細に描かれている。

今作では武蔵が決闘をする目的は、名を上げて士官することにある。武蔵を演じた細田善彦は眼力もあり、懊悩する演技が素晴らしかった。若さ故の無謀な決闘へ挑む様子がよく演じられている。加えて、決闘シーンは非常にリアルで、勝負は一瞬で終わる。かの有名な巌流島での決闘など、一瞬すぎて何があったのか分からないほど。現実はこうだったのだろうと思わせる。緊張感溢れる演出に厳粛な気持ちで決闘を見守ってしまった。本格的で正統なる時代劇映画だと思う。(MIHOシネマ編集部)

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