映画『ONE PIECE 珍獣島のチョッパー王国』の概要:大人気漫画「ONE PIECE」の映画シリーズ第3作目。麦わらの一味が拾った宝の地図が示した島は、珍獣たちが住む島だった。そこで船医のチョッパーは王様として迎えられるが、王様のツノを狙っている一味と出くわし戦う事となる。
映画『ONE PIECE 珍獣島のチョッパー王国』の作品情報
上映時間:61分
ジャンル:ファンタジー、アドベンチャー、アニメ
監督:志水淳児
キャスト:田中真弓、中井和哉、山崎和佳奈、山口勝平 etc
映画『ONE PIECE 珍獣島のチョッパー王国』の登場人物(キャスト)
- モンキー・D・ルフィ(田中真弓)
- 麦わら帽子を被っている海賊で、麦わらの一味の船長でもある。冒険が大好きで、いつも仲間のことを大切にしている。
- トニートニー・チョッパー(大谷育江)
- 麦わらの一味で船医をしているトナカイ人間。育ての親が残してくれた言葉を胸に、仲間を大切に考えている。
映画『ONE PIECE 珍獣島のチョッパー王国』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ONE PIECE 珍獣島のチョッパー王国』のあらすじ【起】
航海中に宝の地図を拾った海賊・麦わらの一味。王なる宝が眠る島、王冠島と書かれている。早速、宝の眠る島を目指そうとする一味だが、船医でトナカイ人間のチョッパーは行きたがらない。どんな恐怖が待ち受けているか分からないと怯えている。しかし、既に船は王冠島に到着していた。
到着したと同時に海底火山が噴火し、波が王冠の様な形で島を囲った。それと同時に一味の船が吹き飛ばされ、チョッパーは船から島の中心部に落ちてしまった。島ではちょうど、前王であるキリンライアンの弔いをしている最中だった。そこにチョッパーが落ちてきたので、言い伝えに従いチョッパーを新しい動物王として迎え入れた。モバンビーという少年と、カラスケという人間の言葉を話すカラスが王様として島を守ってくれと言ってくる。そして、様々な動物たちが新しい王の誕生を喜んでいた。
一方、他の麦わらの一味は人間の言葉を話すオウムのハゲオウムと出会っていた。仲間を探しているとハゲオウムに話していると、ツノのある動物を襲うツノクイの大群を目にした。
映画『ONE PIECE 珍獣島のチョッパー王国』のあらすじ【承】
チョッパーはモバンビーに自分は海賊だと話し、王様になれないことを説明した。すると、モバンビーは海賊を嫌っていると話した。自分の父親は動物学者で、この島にきた時にある海賊に殺されたのだと言う。その後、前王のキリンライアンに育ててもらい、島で生活をしていたそうだ。その頃、バトラー伯爵と名乗る男の一味が麦わらの一味と出くわしていた。バトラー伯爵は自ら宝探しの名人だと言い、この島の宝の秘密を自分で漏らしてしまった。王なる宝はある動物のツノの事を言い、バイオリンでツノクイを操り、島中のツノのある動物たちを次々と襲っているのだそうだ。
バトラー一味のもとを去った麦わらの一味は、チョッパーの安否を心配し動物王に尋ねようと考える。そこで、ハゲオウムに頼んで動物王のもとに連れて行ってもらった。そして、動物王になったチョッパーとついに再会した。仲間を連れて帰ろうと話す一味に対し、モバンビーは王様を連れていくなと怒った。すると、ある場所から爆発音が聞こえてきた。モバンビーの父が使っていた小屋がバトラー一味により破壊されていたのだ。モバンビーの父が残した日誌を発見したバトラーが、その内容を読んだ。王なる宝は動物王のツノのことを言うらしい。そのツノを受け継いだ者を動物王と呼ぶのだそうだ。
映画『ONE PIECE 珍獣島のチョッパー王国』のあらすじ【転】
爆発音で駆けつけたチョッパーとウソップ、ナミや動物たちに気付いたバトラー一味は、ツノクイの大群を呼び寄せた。チョッパーは動物王として、一人でツノクイの大群に立ち向かった。大群をおびき寄せながら逃げるチョッパー。後から駆けつけたルフィ・ゾロ・サンジも一緒に、チョッパーを助けようと後を追う麦わらの一味。モバンビーは自分が非力だと言って追いかける事をしなかった。
バトラー一味に追いつかれ攻撃を受けるチョッパーだが、麦わらの一味も間に合い、それぞれ戦いを始めていった。しかし、ルフィはツノクイの大群に飛ばされてしまい、サンジは剣の達人であるヘビー総裁に苦戦し、ゾロは沼地にはまり、蹴りの達人であるホットドッグ将軍に攻撃されていた。そして、チョッパーはバトラーに捕まりそうになる。チョッパーを見捨てられないモバンビーは、動物王のツノを囮にバトラーに挑んだ。しかし、動物王のツノはバトラーに奪われてしまい、それを食べたバトラーは巨大化した。
映画『ONE PIECE 珍獣島のチョッパー王国』の結末・ラスト(ネタバレ)
その頃、サンジはヘビー総裁との戦いに勝ち、ゾロもホットドッグ将軍を倒していた。巨大化して獣の様な姿になったバトラーは、ルフィに襲いかかっていた。ルフィはチョッパーを大事な仲間だと言い、立ち向かった。しかし、崖から落ちてしまったため、次にナミとウソップが狙われた。チョッパーは自分も大切な仲間を助けるのだと挑んで行ったが、返り討ちにされてしまう。モバンビーがチョッパーを心配していると、バトラーがモバンビーを見覚えがあると言い出した。モバンビーの父を殺したのはバトラーだったのだ。怒りに満ちたモバンビーが雄叫びをあげると、島中の動物達が駆けつけた。その様子を笑うバトラーを見て、崖から這い上がったルフィは怒り、バトラーを一撃で吹き飛ばした。
島を守れたことを喜ぶ動物達に、モバンビーは動物王のツノを失くしてしまったことを謝った。すると、動物達はモバンビーに王冠をつけ許してくれた。すると、海底火山が噴火し、波が王冠の形をして島を囲んだ。モバンビーは新しい動物王となったのだ。そして、チョッパーを取り戻した麦わらの一味は次なる冒険へ旅立っていった。
映画『ONE PIECE 珍獣島のチョッパー王国』の感想・評価・レビュー
仲間になったばかりのチョッパーとルフィたちの信頼と絆が深まっていく、チョッパーファンにはとても良い作品です。悪役が少し小粒で科学者にしてはマヌケなところも、まだ海賊初心者のチョッパーの相手としてはちょうど良かったと思います。当然の如く、最後の美味しいところはルフィに持って行かれていますけどね。
話の流れに盛り込めなかったのか、故意に外したのか、その頃に船に乗っていたはずのビビとカルーがいないのが残念でした。(女性 40代)
時系列的には、チョッパーが一味に加わって割とすぐである。チョッパーをメインに置いた作品なので、チョッパーファンにはたまらない内容だろう。割と最後までそこまで大きな展開もなく、すんなり見終わってしまった作品である。ルフィ達とチョッパーとの信頼関係が深まったような気になるストーリー展開となっており、次作への期待が高まる作品である。(男性 30代)
チョッパーが、麦わらの一味となっての初めての映画にとなります。チョッパー好きの人には、おいしすぎる作品になっています。ただ、今回の映画のキャラクターは少しユニークなのが多いみたいで角を食べたりしていて、観ていて原作のキャラクターを少し真似ているのかなとも思いました。
サンジとゾロが、普段は喧嘩していてお互いを認めていませんが今回の作品では、協力し合って敵を倒すあたりは本心ではお互いの力を認めているのだろうと思いました。チョッパーと麦わらの一味の絆が一層深まった作品です。(女性 30代)
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