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映画『アウト・オブ・コントロール』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『アウト・オブ・コントロール』の概要:解離性遁走によって数日間の記憶を失くしたグウェンと、別人格フラミンゴが、恋人を殺したギャングのボスへの復讐を計画する。原題は「88」。監督のエイプリル・マレンは、作中でダコタ役を演じた。

映画『アウト・オブ・コントロール』の作品情報

アウト・オブ・コントロール

製作年:2015年
上映時間:88分
ジャンル:アクション、サスペンス、フィルムノワール
監督:エイプリル・マレン
キャスト:キャサリン・イザベル、クリストファー・ロイド、カイル・シュミット、ティム・ドイロン etc

映画『アウト・オブ・コントロール』の登場人物(キャスト)

グウェン / フラミンゴ(キャサリン・イザベル)
心の傷が原因で記憶を失うという解離性遁走をおこした女性。12歳の時にサイラスに引き取られ、ストリップバー「フラミンゴ」のバーテンとして働く。彼氏アスターと一緒に住んでいて、結婚の約束もしている。グウェンの中の人格フラミンゴは、コミュニケーション能力に乏しく、殺人も厭わない荒っぽい女性。大食いでミルクが好き。
タイ(ティム・ドイロン)
サイラスを殺すためにフラミンゴと組んだ男性。ダコタという妹がいた。
サイラス(クリストファー・ロイド)
裏社会に生きる老人。グウェンのことを特に気に入っている。グウェン、アスター、ウィンクス、ダコタが働くストリップバー「フラミンゴ」の経営者。

映画『アウト・オブ・コントロール』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『アウト・オブ・コントロール』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『アウト・オブ・コントロール』のあらすじ【起】

気付くと、ダイナーの席に座っていたグウェン。
片手には包帯が巻かれてあった。
持っていたバッグの中には、なぜか銃が入っていた。
ウェイトレスがそれに気付き、店内は大騒ぎになる。
驚いて引き金を引いていたグウェンは、ウェイトレスを撃ってしまう。
そしてグウェンは逃げ出した。

彼女は恋人アスターと一緒に街を出るため、バーテンをしている「フラミンゴ」を辞めるはずだった。
それを裏社会に生きるサイラスに言い出すと決めたあたりから、グウェンの記憶はあやふやだった。
バッグの中からモーテルの鍵を見つけたグウェンは、アスターに電話をしてモーテルに向かう。

真っ赤なドレスを着て、田舎道を走るフラミンゴ。
倒れた彼女の前に車が止まると、運転手を殺して車を奪った。
車を奪ったフラミンゴは、店の中で勝手に着替えて食事を済ませ、お金の代わりに車を渡した。

モーテルの88号室に入ったグウェン。
そこには「フラミンゴ」経営者のサイラスの新聞記事があった。
アスターと共に、サイラスに命を狙われていたことを思い出すグウェン。

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映画『アウト・オブ・コントロール』のあらすじ【承】

そして、アスターが殺された事を思い出した。
バスタブには、「フラミンゴ」で働いていたウィンクスの死体があった。

サイラスの部下イジーが殺しに来るが、見知らぬ男がイジーを撃つ。
そしてグウェンをフラミンゴと呼び、部屋から連れ出した。

自分たちは、コンビを組んでサイラスを殺そうとしていたと言う。
そしてダイナーで、サイラスを殺す予定だったらしい。
しかしグウェンは覚えていない。

その後、タイとグウェンはレミーの元に銃を買いに行く。
だが警察が踏み込んで来て、レミーは撃たれて死んでしまった。
タイは逃げたが、グウェンは逮捕される。

フラミンゴだった時のグウェンは、サイラスの部下を一人殺していた。
自分をグウェンと呼ぶサイラスの正体を探るため、新聞に載っていた部屋に向かう。
そこはグウェンとアスターの住んでいた部屋だった。
誕生日に撮ったDVDを見るフラミンゴ。

警察で取り調べを受けるグウェン。
ダイナーで落とした荷物から、DVDが発見されていたのだ。
そしてモーテルから、イジーとウィンクスの遺体も発見されていた。

映画『アウト・オブ・コントロール』のあらすじ【転】

警察署にタイが乗り込んでくる。
グウェンを逃がし、サイラスの情報を渡してタイは死んだ。

フラミンゴだった時のグウェンは、「フラミンゴ」へ行ってサイラスの情報を探っていた。
事情を知らないウィンクスは、サイラスの居場所を教えてしまう。
そこで彼女は、妹ダコタを探すタイと出会う。
ダコタは、サイラスのビジネスパートナーのヴェニーの女だったが、サイラスの元で働くようになったのだ。

ボウリング場でサイラスを襲撃したフラミンゴ。
彼女は小指を失い、尾行してきたタイに助けられる。

警察署から脱走したグウェンは、車を盗んでサイラスの隠れ家へと向かっていた。
スピード違反で捕まり、警官を撃ってしまうグウェン。

フラミンゴはタイを尋問した。
そしてタイの探す妹ダコタは、もう死んでいると教える。
グウェンがダコタの死体を見たせいで、アスターは殺され、グウェンも命を狙われていた。
そうして、タイとフラミンゴは手を組むことになった。

やがて、グウェンはサイラスの隠れ家にたどり着く。

映画『アウト・オブ・コントロール』の結末・ラスト(ネタバレ)

ダコタの死は薬物の過剰摂取で、アスターを殺してはいないと言うサイラス。
そこに警察がやって来る。

タイに小指を治療してもらったフラミンゴの元に、ウィンクスが訪ねてきてサイラスの情報を教える。
ダイナーのキッチンで取引が行われ、サイラスはそこに姿を見せるらしい。
そしてフラミンゴはウィンクスを殺し、死体をバスタブに隠した。

サイラスから真実を思い出すよう言われるグウェン。
アスターを殺したのはグウェンだった。
背後からの足音に驚き、持っていた銃でとっさに撃った相手がアスターだったのだ。
アスターはグウェンへの婚約指輪を持っていて、瀕死の状態でプロポーズした。

グウェンは心に傷を負い、部屋を飛び出して田舎道を夢中で走った。
いつの間にか、グウェンの中にはフラミンゴという人格が生まれていた。

サイラスは、全て自分のせいにすればいいと言って自殺した。
グウェンは逮捕された。

ダイナーの前で、タイはフラミンゴを女友達だと言って笑った。
そしてダイナーでアスターが好きだった曲が流れると、フラミンゴはグウェンに戻った。

映画『アウト・オブ・コントロール』の感想・評価・レビュー

ストーリーの時系列がバラバラになっていて入り込むまでに時間がかかったがだんだん理解できてくると面白くなっていった。
二重人格のような病気の設定が出てくるがその病気の最初の説明は分かりにくく残念だった。
主人公の性格を観ているとあまり感情移入できなかったが、主演の女優さんはとても綺麗だった。

冒頭部分と結末が繋がっていてラストはそうだったのかと納得して終われたので観終わった時はすっきりしてよかったと思った。(女性 20代)


『メメント』みたいだけど全然違うB級作品です。最初と最後が繋がるところとか、主人公が二重人格(メメントは短期記憶障害)なところとか、設定は少し似ているものがあって、期待して見始めましたが、とにかくバタバタ忙しなくて、色々なものが詰め込まれていて疲れます。フラッシュバックの連続で少しイライラしますが、だんだん繋がってくるストーリーは気持ちがいいです。
期待しすぎずに、楽な気持ちで見ると楽しめると思います。最初がとても肝心です。(女性 30代)

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