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映画『ハチとパルマの物語』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『ハチとパルマの物語』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ハチとパルマの物語』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『ハチとパルマの物語』の結末までのストーリー
  • 『ハチとパルマの物語』を見た感想・レビュー
  • 『ハチとパルマの物語』を見た人におすすめの映画5選

映画『ハチとパルマの物語』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0063555

製作年 2020年
上映時間 120分
ジャンル ドラマ
監督 アレキサンダー・ドモガロフ・Jr
キャスト レオニド・パーソフ
アレクサンドル・ドモガロフ
渡辺裕之
藤田朋子
製作国 日本
ロシア

映画『ハチとパルマの物語』の登場人物(キャスト)

コーリャ(子ども:レオニド・バーソフ / 大人:アレクサンドル・ドモガロフ)
男の子。母を亡くし、一度も会ったことのないパイロットの父と暮らすことになる。勇気がある。
ラザレフ(ヴィクトル・ドブロヌラヴォフ)
コーリャの父。機長を務めている。これまではひとり暮らしだったが、妻を亡くしたことで一度も会ったことがない息子を引き取ることになった。
ニーナ(ヴァレリア・フョドロビチ)
キャビンアテンダントの女性。セルゲイの娘。
セルゲイ(ヴィクトル・イリン)
空港で整備士の仕事をしている。ニーナの父。
ポリスキー(ヤン・ツァプニック)
パルマの飼い主。空港からプラハ便へ乗ろうとしたところ、書類の不備でパルマを連れて行くことができなくなる。

映画『ハチとパルマの物語』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『ハチとパルマの物語』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ハチとパルマの物語』のあらすじ【起】

大人になったコーリャが大館に到着する。スピーチをしている女性は、ロシアのハチ公・パルマのことを紹介する。そしてパルマの飼い主が今この場にいることを皆に説明した。

40年前。ポリスキーは、愛犬とともに飛行機に乗るためにスタッフ・ニーナと言い合いをしている。
手違いで検疫証明書がないポリスキーは愛犬と搭乗できない。しかし重要な仕事で渡航をしないわけにはいかないポリスキーは、その場で犬を空港に逃し1人で機内に乗ってしまった。

同じ空港に別の飛行機が着陸してきた。
その飛行機を運転している機長ラザレフの息子コーリャは、ふてくされている。彼は母を亡くし、これからラザレフと共に暮らすことになった。

飛行機を降りたコーリャは、人々が犬を囲っているのを見かける。バスに閉じ込められてしまった犬を気にかけ、その犬を逃がしてあげた。

別の日、父の家を逃げ出して故郷へ戻るため飛行機のチケットを買おうとしたコーリャは、空港スタッフにホームレスの子どもだと間違われ追われてしまう。
空港内を逃げている間に、先日の犬と再会した。

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映画『ハチとパルマの物語』のあらすじ【承】

ラザレフは犬と仲良く寝ているコーリャを発見した。その日もフライトをしなければならない。ラザレフは同僚のアテンダントであるニーナの父に息子を頼み、仕事へ出かける。

コーリャは犬をパルマと呼ぶことにした。

パルマは連日、ポリスキーがプラハへ旅立っていった便を認識しては走って追いかける。搭乗口の前に座って飼い主も待つも、ポリスキーは降りてこない。
その様子を見て胸を痛めたコーリャは、パルマの飼い主に手紙を書くために住所を知りたいと思うようになる。

一方、空港では連日犬が自由に出歩いていることが問題となっていた。
ラザレフはボスに、犬を捕まえ動物保護団体引き渡しをするように強いられた。ラザレフはまもなく国際線でのフライトを開始することになっていたが、パルマを捕まえないと夢の国際線パイロットにはなれないと脅される。

そこで息子をはめてパルマを捕まえたラザレフは、コーリャが飼い主宛にと書いていた手紙をニーナから渡された。

映画『ハチとパルマの物語』のあらすじ【転】

1度も会ったことがないあなたがお父さんだなんて信じられないと泣くコーリャ。ラザレフは厳しい口調で息子を座らせ、パルマを追って転んだコーリャの傷の手当てをする。
コーリャは家を出て児童施設で暮らしたいと雨の中を歩くが、父に呼び止められパルマを迎えに行くぞと伝えられる。

パルマは捕まった施設行きの車の中からうまく逃げ出しており、施設でゲージにとらわれていた犬たちをみな助け出していた。
犬たちの行方がわからないと言う施設の人たちに対しがっかりしてしまったコーリャだったが、しかしきっと自力で空港に戻ってくるはずだと思いパルマを空港で待つことした。

パルマは空港に帰ってきた。飼い主を探すため新聞記事をアップをしてもらう依頼をすると、次々パルマの取材依頼が舞い込んでくる。電話も多く、パルマは空港の看板犬として活躍をすることになる。パルマ宛のファンレターが大量に届くようになった。

取材で訪れた大人が、コーリャに日本のハチ公の話を聞かせる。秋田犬や秋田のことを紹介し、「いつか君には秋田に来てほしい」と言い残した。

映画『ハチとパルマの物語』の結末・ラスト(ネタバレ)

ある日ラザレフのもとに一本の電話がかかってくる。なんと次の日に新聞の取材を携えて本物の飼い主ポリスキーがやってくることになったのだ。
コーリャはパルマとの別れを悲しみ、嫌がる。ポリスキーに会ったパルマは恐る恐る飼い主に近づき、うれしそうにポリスキーの顔をペロペロと舐めた。

ラザレフはどうして犬を置いていたのかと尋ねると、犬なんかもういらないのだと言うポリスキー。ラザレフは我が子のためにパルマを買い取ろうとする。しかし取材の手前、ポリスキーはその話に応じることができなかった。

いざ飛行機に乗るとなると、パルマはコーリャと別れがたく、なかなか動きたがらない。

何とかパルマを車に乗せた後、しかし機長室でラザレフは離陸に反対をし、空港スタッフたちはパルマが今回のフライトのための検疫を通っていないことを指摘して足止めをした。
空港ボスの決定により、パルマは今回も飛行機に乗れないこととなる。ポリスキーは少し悲しそうにリード手放すと、自由になったパルマはコーリャのもとへ駆け出していった。

映画『ハチとパルマの物語』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

空港に置き去りにされた犬パルマと、少年コーリャの交流がとても温かかったです。特に、コーリャが孤独を抱えている分、パルマとの絆に癒されました。終盤、飼い主と再会できるのかハラハラしましたが、結末は切なさと希望が入り混じっていて胸に沁みました。実話がベースというのも、物語に深みを与えていました。(20代 女性)


愛する者を待ち続けるパルマの姿に何度も涙がこぼれました。動物映画にありがちな過剰な演出がなく、あくまで自然体のドラマとして描かれているのが好印象。少年との友情も無理なく描かれていて、心が温かくなります。犬を飼った経験のある人には、特に刺さる映画だと思います。(30代 男性)


子どもと犬という組み合わせに弱い私にはド直球でした!少年コーリャが母親に捨てられた悲しみと、パルマが飼い主に捨てられた悲しみが重なる描き方がとても繊細。ラスト、パルマが別の人生を歩むことになる展開には涙が止まりませんでした。動物映画好きは必見です。(40代 女性)


この映画、ただの感動ものじゃありません。ソ連時代の社会背景や、人々の温かさと冷たさがリアルに描かれていて、すごく味わい深いです。パルマの存在が、人間たちの心をどう動かしていくかが丁寧に描かれているのが素晴らしい。親子で観てもいいし、大人だけでもじっくり楽しめます。(50代 男性)


少年と犬の絆にフォーカスしながら、空港という閉鎖空間のドラマも見事に表現されていました。パルマが空港の「顔」になっていく過程が微笑ましかったです。エモーショナルに盛り上げすぎないところが逆にリアルで、静かに泣ける映画でした。子どもにも見せたい作品です。(30代 女性)


一匹の犬を通して、人間同士の絆や親子の愛情も描かれていて感動しました。コーリャとパルマの心の交流がとにかく純粋で泣けます。犬を捨てた飼い主にも事情があったことが描かれるので、単純な善悪にしないストーリー構成にも好感が持てました。温かい涙を流したいときにオススメです。(60代 男性)


少年の視点から描かれる物語がとても新鮮でした。両親に捨てられたような思いを抱えているコーリャが、パルマと出会って心を取り戻していく過程が丁寧で、自然と涙が出ました。犬映画と侮れない、しっかりとした人間ドラマでもあります。静かに余韻を残す一作でした。(40代 女性)


映像の美しさが印象的でした。広い空港、寒いロシアの冬、そして小さな命を抱きしめる温もり。全てが静かな詩のようでした。パルマの無償の愛と、少年コーリャの成長物語が優しく絡み合っていて、最後には穏やかな涙が溢れました。犬好きでなくても、誰かを大切に思うすべての人に観てほしい映画です。(50代 女性)


実話ベースと知って、なおさら心に響きました。空港という場所に生きるパルマの姿に、孤独や希望を重ねたストーリーは、単なる「いい話」で終わらせない力を持っています。パルマと少年、そして周囲の大人たちの変化をじっくり描いていて、観た後も長く心に残る作品でした。(30代 男性)


少年の無邪気さと犬の無垢な愛情が、無理なく自然に描かれているのが素晴らしかったです。パルマの目線から見た人間社会は時に優しく、時に残酷。だけど最後には、誰かが誰かを信じる力が描かれていて、心が温まりました。余計な演出に頼らず、ストレートに感情に訴える良作だと思います。(20代 女性)

映画『ハチとパルマの物語』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ハチとパルマの物語』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

ハチ公物語

この映画を一言で表すと?

「忠犬ハチ公の実話をもとにした、日本が誇る永遠の名作。」

どんな話?

大正時代、東京・渋谷駅で主人の帰りを待ち続けた一匹の犬、ハチの物語。教師である上野先生との心温まる絆、そして先生亡き後も、何年も変わらず駅で待ち続けたハチの忠誠心が、静かに、しかし確かに人々の心を打つ感動の実話を描いています。

ここがおすすめ!

日本中が涙した実話をもとにしたこの映画は、忠誠と愛情の尊さをこれ以上ない形で教えてくれます。映像から感じる昭和の空気感や、渋谷という街の変遷もまた見どころ。犬好きだけでなく、多くの人に心からおすすめできる不朽の感動作です。

僕のワンダフル・ライフ

この映画を一言で表すと?

「犬が転生を繰り返して、愛する飼い主を探し続ける奇跡の物語。」

どんな話?

ベイリーという名の犬が、何度も生まれ変わりながらも、かつて最愛だった少年イーサンとの再会を夢見て旅を続けます。異なる犬種や生き様を通して、犬の無償の愛と忠誠心、そして人間との深い絆を描く、優しく温かいストーリーです。

ここがおすすめ!

「愛は永遠に続く」というテーマを、犬目線で感動的に描いた作品。笑いあり涙ありで、犬との暮らしの尊さを改めて実感できます。犬好きにはたまらない演出の数々に心が温まり、何度でも観たくなる一本です!

マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと

この映画を一言で表すと?

「手に負えない“問題児犬”が、家族に与えてくれたかけがえのない時間。」

どんな話?

若い夫婦が飼い始めた子犬マーリーは、手がつけられないほどのやんちゃぶり。しかし、どんなに大変でも、マーリーは家族の成長と絆を見守り続ける。日常の笑いと涙を通して、“家族とは何か”をそっと教えてくれるハートフルストーリーです。

ここがおすすめ!

マーリーの破天荒なエピソードに笑いながらも、ラストには自然と涙があふれる感動作。日常の小さな幸せや、愛する存在との別れがテーマになっていて、誰もが自分の人生に重ねて胸を熱くすること間違いなしです!

僕のワンダフル・ジャーニー

この映画を一言で表すと?

「生まれ変わっても、家族を守り続ける絆の物語、再び!」

どんな話?

『僕のワンダフル・ライフ』の続編。ベイリーは再び転生を繰り返し、イーサンの孫娘CJを守る使命を果たそうとします。新たな出会いと別れ、そして家族の再生を描きながら、ベイリーの愛情は時代を超えて繋がっていきます。

ここがおすすめ!

前作を超える感動が待っている本作は、犬と人間の絆の強さをさらに深く描いています。家族をテーマにした感動作を求めているなら絶対に観てほしい!またベイリーに会える喜びと、別れの切なさを何度も味わえます。

ベル&セバスチャン

この映画を一言で表すと?

「少年と犬の友情が紡ぐ、フランス発の美しい冒険物語。」

どんな話?

第二次世界大戦中のフランス、アルプスの山村を舞台に、孤独な少年セバスチャンと、村人たちに「魔犬」と恐れられる白い犬ベルの友情を描きます。ふたりは過酷な環境の中で心を通わせ、互いにかけがえのない存在となっていきます。

ここがおすすめ!

雄大なアルプスの自然を背景に描かれる、少年と犬の絆に心が洗われます。戦争の影響や差別を超えた純粋な友情の物語は、子どもから大人まで幅広く刺さるはず。映像の美しさと優しい物語に包まれたい人におすすめの一作です!

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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