映画『ピンク・フラミンゴ』のネタバレあらすじ結末と感想 | MIHOシネマ

「ピンク・フラミンゴ」のネタバレあらすじ結末と感想

ピンク・フラミンゴの概要:アングラ・ムービーの帝王ジョン・ウォーターズによる伝説的問題作。あまりにも下品で過激な内容は、時代が変わった今も観る者に衝撃を与える。カルト映画史に燦然と輝く、お下劣極まりないブラックコメディ。

ピンク・フラミンゴの作品情報

ピンク・フラミンゴ

製作年:1972年
上映時間:92分
ジャンル:コメディ
監督:ジョン・ウォーターズ
キャスト:ディヴァイン、デヴィッド・ローチャリー、ミンク・ストール、エディス・マッセイ etc

ピンク・フラミンゴの登場人物(キャスト)

ディヴァイン / バブス・ジョンソン(ディヴァイン)
『世界一お下劣な女』の称号を持つ肥満体の女性。ドラッグクイーン風のメイクをしている。マスコミを避けるため、ボルチモア郊外の森の中でトレーラー暮らしをしている。
コニー・マーブル(ミンク・ストール)
ディヴァインの名声に嫉妬する赤毛の女性。世界一お下劣という称号が欲しくてたまらない。誘拐した女達に子供を産ませ、赤ん坊を不法に売りさばいている。
レイモンド・マーブル(デヴィッド・ローチャリー)
コニーの夫。髪を青く染めた露出狂。コニーと共に、人身売買を行っている。
クラッカー(ダニー・ミルズ)
ディヴァインの息子。自他共に認める変態。
コットン(メアリー・ヴィヴィアン・ピアース)
ディヴァインの親友。ディヴァインの家族とトレーラーハウスで同居している。他人の性行為を覗くことで性的興奮を得る。
ママ・イーディー(エディス・マッセイ)
ディヴァインの母親。知能は幼児並みで、卵しか食べない。ベビー用ケージの中で生活している。
チャニング・ウィルロイ(チャニング)
マーブル夫妻の手下。誘拐した女達を妊娠させている。
クッキー・マーラー(クッキー)
マーブル夫妻がディヴァインを偵察するために雇った若い女性。クラッカーに接近する。
たまごマン(ポール・スウィフト)
ディヴァインのトレーラーハウスへ卵を売りに来る男性。

ピンク・フラミンゴのネタバレあらすじ

映画『ピンク・フラミンゴ』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

ピンク・フラミンゴのあらすじ【起】

『世界一お下劣な女性』との称号を持つ女性、ディヴァイン。マスコミを避けるため、ディヴァインはバブスという偽名を使い、母親のイーディ、息子のクラッカー、親友のコットンと共にボルチモア郊外のトレーラーハウスに住んでいる。

同じボルチモアに暮らすコニーとレイモンドのマーブル夫妻は、赤ん坊の人身売買を生業としている。二人は若い女性を誘拐しては手下のチャニングに妊娠させ、生まれた子供を売りさばいている。自分達こそが下劣の極みと思っているマーブル夫妻は、ディヴァインのお下劣世界一の称号が妬ましくて仕方が無い。

ある日、ディヴァインはイーディの世話をコットンに任せて、クラッカーの運転する車に乗って街に買い出しに行く。ディヴァインは、街の食料品店で購入したステーキ肉を足の間に挟み、自己流の味付けをする。人々の好奇の視線を物ともせず、ディヴァインは街中を自由に闊歩する。

自宅兼事務所で仕事をしていたコニーは、タブロイド誌に記載されていたディヴァインについての記事に憤慨する。コニーは外出中のレイモンドの帰りを待つ。露出癖があるレイモンドは、コニーを一人家に残し、若い女性を狙った変態行為を楽しんでいる最中である。

ピンク・フラミンゴのあらすじ【承】

クラッカーは、ガールフレンドのクッキーを車に乗せて家へ連れて帰る。

実はクッキーは、マーブル夫妻がディヴァインを偵察するために雇ったスパイである。クッキーは、クラッカーに接近しディヴァインの弱点や秘密を探るよう命令を受けていた。

クラッカーは、コットンとイーディにクッキーを紹介する。クラッカーはクッキーを家の裏の小屋に連れ込み、ニワトリを交えて無理やり獣姦をする。小屋の小窓からその様子を覗いているコットンは、性的興奮を覚える。あまりにも異常な行為に恐れをなしたクッキーは、小屋を逃げ出す。

卵を訪問販売しているたまごマンが、ディヴァインのトレーラーハウスを訪れる。卵しか食べないイーディのため、コットンは大量の卵を購入してプレゼントする。たまごマンはイーディに想いを寄せている。

その夜、マーブル夫妻は人身売買に利用する女を物色するために、街を車で流している。夫妻は一人の若い女に目をつけ、車に押し込み拉致する。誘拐された女はマーブル夫妻の自宅の地下牢に運ばれ、意識の無いままチャニングによって妊娠させられる。

マーブル夫妻のもとにクッキーから電話がかかってくる。マーブル夫妻は、ディヴァインが現在はバブス・ジョンソンという偽名を使っていること、郊外のトレーラーハウスに家族と住んでいること、近くディヴァインの誕生日パーティーが開催されることをクッキーから聞き出す。

マーブル夫妻はディヴァインに嫌がらせをしてやろうと、ある小包を差出人を明記せずディヴァインに贈る。

ピンク・フラミンゴのあらすじ【転】

ディヴァインが家族と夕食をとっているところへ、マーブル夫妻からの小包が届く。綺麗に梱包された箱の中には、人糞が入っている。ディヴァインは自分の称号を妬む者達の仕業だと考え、犯人を探し始める。

マーブル夫妻の留守中、チャニングはコニーの服で女装し、レイモンドの真似をして遊んでいる。チャニングの奇行を偶然目にしたマーブル夫妻は激怒し、チャニングをクローゼットに閉じ込める。

ディヴァインの誕生日パーティーがトレーラーハウスで開催され、多くの友人達が集まっている。

マーブル夫妻が、誕生日パーティーの様子を探りに森の中にやってくる。あまりにも品性を欠くパーティーに辟易したマーブル夫妻は、街へ引き返す。二人は警察に匿名の電話をかけ、乱痴気パーティーを通報する。

連絡を受けた警察官達がパーティーを止めようとトレーラーハウスに急行する。ディヴァイン達は警察官を返り討ちにし、死体を切り刻んで皆で食べてしまう。

たまごマンがイーディに求婚する。承諾したイーディは、たまごマンの家へ越していく。

翌日、小包を送った犯人を突き止めたディヴァインとクラッカーは、マーブル夫妻の家に侵入する。二人は家の中のあらゆる物を舐め回して仕返しをする。

二人はクローゼットに閉じ込められているチャニングを発見する。チャニングはマーブル夫妻が人身売買を行っていることを話す。マーブル夫妻の所業を知ったディヴァインは、地下牢に囚われている女達を解放する。自由になった女達は、チャニングに襲いかかり性器を切り取って殺す。ディヴァインとクラッカーは、その様子を楽しそうに眺めている。

ピンク・フラミンゴのあらすじ【結】

ディヴァインとクラッカーがマーブル夫妻の家に侵入している間、マーブル夫妻はディヴァインのトレーラーハウスにガソリンを撒いて火を放つ。

燃え盛るトレーラーハウスを目にしたディヴァインは、泣き叫びながらマーブル夫妻への復讐を誓う。

お下劣世界一になれたと喜びながら帰宅したマーブル夫妻の前に、待ち伏せしていたディヴァイン、クラッカー、コットンが姿を現わす。三人はマーブル夫妻を縛り上げ、トレーラーハウスの前に連れて行く。

ディヴァイン達はマーブル夫妻の公開処刑を決定する。ディヴァインはゴシップ系のタブロイド誌の記者達に連絡をし、公開処刑の前に記者会見を開く。ディヴァインは記者達に向けて、自分こそがお下劣の神だと宣言する。

裁判と称する茶番の後、ディヴァイン達はマーブル夫妻を森の奥へ連れて行き、木に縛り付ける。ディヴァインは呪詛を述べた後、最初にレイモンドを、続けてコニーを射殺する。ディヴァインは記者達に確実に記事を掲載するよう脅し、公開処刑を終了する。

一件落着したディヴァイン、クラッカー、コットンは、アイダホ州のボイシに越すことを決める。

街に繰り出したディヴァインが、お下劣世界一の称号を誇るかのように犬の糞を食べている。

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