
結論から言うと『告白の代価』は犯人探しの物語ではありません。実際に視聴した私が、ラストの時計が示す意味と“告白”に支払われた本当の代価をネタバレありで解説します。
【結論】『告白の代価』は「誰が犯人か」よりも残酷なドラマだった
正直に言います。
このドラマを観終えたあと、私はしばらく動けませんでした。
なぜなら『告白の代価』は、
「罪を犯した人間」ではなく「正しいはずの人間」が壊れていく物語だったからです。
サスペンスの形をしていますが、
本質は社会そのものへの告発でした。
Netflixドラマ『告白の代価』基本情報【作品データ】
- 原題:The Price of Confession
- 配信:Netflix
- ジャンル:サスペンス/社会派ドラマ
- 主演:チョン・ドヨン、キム・ゴウン
実力派俳優同士の共演が、
この重すぎるテーマに圧倒的な説得力を与えています。
【ネタバレなし】視聴前に知っておきたい3つのポイント
① 単純な復讐劇ではない
スカッとする展開を期待すると、
確実に裏切られます。
② 正義が一度も勝たない
この物語では、
正しい行動ほど報われない。
③ 観る側も試される
「あなたなら告白するか?」
という問いが、ずっと突きつけられます。
【ネタバレ】『告白の代価』あらすじと結末を整理して解説
※ここからはネタバレありです。
物語は、ある殺人事件をきっかけに始まります。
疑われる女性、守ろうとする女性、そして沈黙する権力者たち。
真犯人は“捕まらない”という現実
最大の衝撃はここです。
真犯人は裁かれない。
それどころか、
社会の中で“守られる側”として生き続けます。
この展開に、私は強烈な怒りと無力感を覚えました。
【考察①】モ・ウンはなぜ命を賭けてまで守ったのか
彼女の行動は、友情では説明できません。
それは、
「誰かを救わなければ自分が壊れてしまう愛」。
自己犠牲というより、
生きるための選択だったのだと私は解釈しています。
【考察②】本当の悪役は誰だったのか
犯人よりも、
最も恐ろしかった存在。
それは――
最後まで謝らなかった検事です。
彼は悪人ではありません。
「正しい側」に立ち続けた人物。
だからこそ、
このドラマは胸糞悪いほどリアルなのです。
【考察③】タイトル『告白の代価』が示す本当の意味
告白すれば救われる。
そんな幻想を、この作品は完全に壊します。
告白の代価とは、
- 人生
- 尊厳
- 信頼
すべてを差し出しても、
何も得られない可能性がある。
それが、この社会の現実です。
【解説】ラストの「時計」が示す未来とは
ラストで映し出される時計。
あれは希望ではありません。
私は、
「時間だけが無情に進み、何も解決しない未来」
を象徴していると感じました。
だからこそ、この物語は終わらない。
私たちの現実と地続きなのです。
『告白の代価』を観終えたあなたへ
もしあなたが、
納得できない
苦しかった
救いがなかった
そう感じたなら、
それはこの作品を正しく受け取った証拠です。
ぜひコメント欄で、
「あなたは告白する側に立てるか」を教えてください。
『告白の代価』は、語り合うことで完成するドラマだと私は思います。






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