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映画『ソルト』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ソルト』の概要:アンジェリーナ・ジョリー主演の本格サスペンス・アクション映画。アクションだけでなく、身を隠すにともない、劇中で何度も外見を変えるアンジェリーナ・ジョリーの新しい魅力も楽しめる。

映画『ソルト』の作品情報

ソルト

製作年:2010年
上映時間:100分
ジャンル:サスペンス、アクション
監督:フィリップ・ノイス
キャスト:アンジェリーナ・ジョリー、リーヴ・シュレイバー、キウェテル・イジョフォー、ダニエル・オルブリフスキー etc

映画『ソルト』の登場人物(キャスト)

イヴリン・ソルト(アンジェリーナ・ジョリー)
CIAに所属するスパイ。記憶が封印されているため本人も忘れているが、元々はロシアのスパイであるダブルスパイ。
オレグ・ワシリエヴィッチ・オルロフ(ダニエル・オルブリフスキー)
ロシア側のスパイ養成に関わる重要人物。今回の事のきっかけを作った。
マイケル・クラウス(アウグスト・ディール)
ソルトの旦那で研究者。ソルトがスパイと分かった上で彼女と結婚、彼女の心の拠り所となっている。

映画『ソルト』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ソルト』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ソルト』のあらすじ【起】

ソルトはCIAに所属するエージェント、すなわちスパイでした。彼女はスパイ容疑の為北朝鮮に拉致され、拷問を受けていました。しかし彼女は人道から外れた拷問を受けてなお、「自分はスパイではない」と決して口を割りません。

その頃アメリカでは彼女を助けようと、彼女の上司と彼女に恋をしていた蜘蛛を研究している学者、マイケルがソルト救出のため奔走します。彼らの努力は何とか実り、ソルトは北朝鮮から解放されることとなりました。ソルトは自分を助けてくれたマイケルには誠実でありたいと、本当に自分はスパイである、と告白しますが、それでもマイケルの気持ちは変わりません。

2人は結ばれ、2年の時が経過しました。ソルトが依然勤務するCIAに、『亡命者』を自称するロシア人が訪ねてきました。彼の話を聴取する上で、CIAは嘘発見器としてMRIを彼の頭に取り付けます。そして幾つか簡単な質問をした上でその効果を確認したところで、話は本題に入って行くのでした。

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映画『ソルト』のあらすじ【承】

そしてその亡命者、オルロフは昔話を始めます。かつて冷戦時代のロシアに生を受けた1人の少女がいました。彼女は幼少期高熱で死んだ事になっていましたが、実はソ連のスパイ養成組織に引き取られていました。彼女は破壊や暗殺の為の教育を何年も受けたのち、スパイとしてアメリカに潜入したと言います。そしてその娘、ナンバーKA12は、ソルトという名前であると告げます。

その間、オルロフに接続している嘘発見器は一度も反応を示しませんでした。一斉にソルトにダブルスパイの容疑がかかり、彼女には監視の目が付きます。彼女はそれを否定しますが、その矢先、オルロフがCIAから逃亡してしまいます。自分の夫に手が伸びるのではないかと危惧したソルトは、自分も急いでオルロフの後を追います。

自宅に帰ったソルトでしたが、そこにはマイケルの姿はありません。しかし食べかけのパンがそのまま放置されており、ソルトはマイケルが拉致された事を確信、彼を救出する為に動き出すのでした。

映画『ソルト』のあらすじ【転】

一度CIAから逃亡してしまった今、再びCIAに捕らえられた場合マイケルを探すことが不可能になると判断したソルトは、CIAの執拗な追っ手から逃げ続けます。そのソルトの行動で、CIAはソルトがダブルスパイであるという疑念をより濃いものとするのでした。

夫を探す一方で、ソルトは自分の過去についても調べ始めます。するとオルロフの供述通り、ソルトはレスラーとチェスの名手の間に生まれた子供であるという事が発覚しました。マイケルを攫ったのがオルロフであると確信しているソルトは、オルロフの信頼を得るべく、近く動き出します。そして、オルロフと話しているうちに、ソルトの眠っていた記憶が呼び起こされます。

彼女は本当にオルロフのいう通りロシアからのダブルスパイで、記憶が封印されていた為今迄その事を忘れていたのでした。記憶を取り戻したソルトは、オルロフの言う通りに動くはずでした。しかしオルロフにとって誤算だったのはマイケルの存在です。今のソルトにとっては、任務よりもマイケルの方が大事だったのです。オルロフはマイケルを疎ましく思い、ソルトの前で彼を殺してしまいます。

映画『ソルト』の結末・ラスト(ネタバレ)

夫を殺された事で燃えるような怒りと恨みに駆られるソルトでしたが、その感情を表面には出しませんでした。この場で怒りに身をまかせてしまうと、この後自分が行動しにくいと判断したからです。

そして夫の死を表面上は何事もなくやり過ごしたソルトは、オルロフに受け入れられ、船内にいた12名の仲間に紹介されます。それらは全員、彼女と同様ダブルスパイやそれに関係する重要人物でした。そしてとうとうその場でオルロフの怒りが解き放たれ、その場の全員を殺害せしめます。そしてこの場の人間だけではなく、夫を殺す間接的な原因にもなった、スパイ養成組織の人間も全て殺す事を誓います。

しかしその復讐の途中、ソルトはとうとうCIAに捕まってしまいます。しかし、その中にソルトの無実を信じていたかつての同僚、ピーボディは今回の事の顛末を知り、ソルトにかけられた手錠の鍵をそっと外します。そして、ソルトは全国に散らばるダブルスパイを抹殺し尽くすべく、夜の闇へと消えていったのでした。

映画『ソルト』の感想・評価・レビュー

誰が敵なのか、誰が味方なのか分からない中、潔白を果たすために幼少期に培ってきた、スパイとしての能力を発揮するソルトの心情や、夫を殺害された絶望感、目を釘付けにさせるアクションシーンなど、見所がたくさんある。物語の展開も早く、少し難しい内容ではあるが、スパイ映画やアクション好きにはもってこいの映画である。最後は続きがあるのかと思うのだが、ソルトのスパイとしてのかっこいい終わり方だと感じた。(女性 20代)


アンジェリーナジョリーの十八番とも言えるスパイ役が光るこの作品は、主人公ソルトがCIAのスパイとして暗躍しているのだが、実はKAプログラムというスパイ養成プログラムの下、CIAに入り込むように育成されたロシアの二重スパイだったという流れ。そういった記憶すら封じ込められていたソルトが、再び記憶を呼び起こし、ロシア管理下のスパイとして活動するはずだったのだが、ソルトには忠誠心にも勝るマイケルという大切な存在が出来ていた事で、本来とは違う行動をとる。マイケルは結局殺害されてしまうのだが、それが引き金となり、KAプログラムを管理していた人間を殺害し、さらには、そのプログラムによって育成されていた人間も皆殺しにすると心に誓い、幕が閉じる。最愛の人間を失ったソルトの怒りがスパイとしての本質を凌駕したという所だろう。終わり方も非常に「らしい」終わり方で良かった。(男性 30代)


アンジェリーナ・ジョリー主演のスパイアクション作品。CIAに潜入し記憶をなくしていたロシアのスパイが記憶を取り戻し、自らの任務を全うする姿を描く。

主人公のソルトははじめ、自らがスパイであると知らずにCIAに追われるわけだが、その点が観客に何が起きているのか分からず次の展開を読ませない見事なストーリー構成。
最後に自らの任務ではなく、自らの意思に従い行動するソルトの姿は運命に翻弄されながら意志を貫く強さを感じる。(男性 20代)


ロシアのスパイとして育てられ、洗脳されてきた主人公ソルトがアメリカ人の旦那を心から愛したことでロシアを裏切る話。美しいような切ないような、そしてくだらないような、評価が分かれるであろうストーリーだった。私は2回この映画を見たが、以前見たときは正直理解できず、つまらなかった。しかし、誰かを愛する気持ちを分かってから、切ない気持ちが分かった。

アクションシーンは見応えがあり、非常に多いのでアクション好きにはたまらないだろう。姿が七変化するアンジェリーナ・ジョリーも楽しめる。(女性 20代)


アンジョリーナ主演の映画で話題を呼んだので観に行きましたが、ストーリーが複雑過ぎていて一回観ただけでは理解出来ませんでした。数回観るか終わった後に誰かと内容を整理した方がいいと思います。

スパイの容疑をかけられた主人公が逃げ回るのですが、アクションものなのにあまりスタントがありませんでした。(女性 30代)


CIAのスパイとして働いていた女性が、実は子供の頃からロシアのスパイとして育てられ潜入させられていた二重スパイだったという物語。スパイ容疑で捕らえられたソルトが釈放されるシーンから始まり、突然の二重スパイ疑惑、脱走、裏切りと物語の移り変わりが早すぎて一回では理解できなかった。特にソルトの感情を読み解くのが難しい。オルロフと再会した彼女の表情は二重スパイだということを忘れていたのか、あれも演技なのか…。細かい設定を理解するのは難しい作品だが、迫力やドキドキ感は十分に味わえる好きな作品。(女性 20代)


作品の中でもイメージがガラリと変わるアンジェリーナ・ジョリー。こんなにかっこいい女性を演じることができるのは、この女優以外に思い浮かびません。ただし話の展開があまりにも飛びすぎることと、終わり方にも続編を期待してしまうのですが、あれで完結なのでしょうか。大勢の人が殺される作品なので、そういう系統が苦手な方にはオススメできませんが、アクションそのものが好きな方には申し分ない作品だと思います。様々なイメージのアンジーも楽しめます。(女性 20代)


ソルトという人間の何が本当なのかを知りたくなりました。スパイ映画にもたくさんのジャンルがありますが、今作は笑い一切無しの観客が見事に騙される本格派のスパイ映画。
幼い頃から訓練を受けていたという点ではMCUのブラック・ウィドウなんかと同じなのですが、今作のソルトの場合は優しさや情なんてものが一切なくて、時折見せる優しさ「のようなもの」も全て偽りなんですよね…。
続編があるのかと思わせるラストで、結局彼女の目的は何なのか、どうすれば成功なのか分からないまま終わってしまいました。(女性 30代)

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