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映画『百日紅 Miss HOKUSAI』あらすじとネタバレ感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『百日紅 Miss HOKUSAI』の概要:クレヨンしんちゃんシリーズなどで高い評価を得る原恵一監督の久々の長編アニメーション作品。江戸を舞台に浮世絵師であった葛飾北斎とその娘、お栄の生き様を描く。

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映画『百日紅 Miss HOKUSAI』 作品情報

百日紅 Miss HOKUSAI

  • 製作年:2015年5月
  • 上映時間:90分
  • ジャンル:時代劇、アニメ
  • 監督:原恵一
  • キャスト:杏、松重豊、濱田岳、高良健吾 etc

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映画『百日紅 Miss HOKUSAI』 評価

  • 点数:85点/100点
  • オススメ度:★★★★★
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★★
  • 演出:★★★★★
  • 設定:★★★★☆

映画『百日紅 Miss HOKUSAI』 あらすじ(ストーリー解説)

映画『百日紅 Miss HOKUSAI』のあらすじを紹介します。

浮世絵師として名高かった葛飾北斎(声・松重豊)は、娘のお栄(声・杏)と居候の善次郎(声・濱田岳)の三人で暮らしていた。北斎は母のこと(声・美保純)とは別れていたものの、お栄は妹であるお猶(声・清水詩音)に会いがてら度々母のもとを訪れていた。妹のお猶は生まれつき目が見えないため、お栄は訪れるたびにお猶を外に連れ出し、外の世界を味わわせてやるのだった。

そんな中、吉原の遊郭にいる小夜衣(声・麻生久美子)という遊女にまつわるあるうわさ話を耳にした北斎たちはその真偽を確かめるべく吉原へと赴く。お栄も遊郭にともに訪れたのには訳があった。彼女は北斎譲りの浮世絵の腕前であったが、まだまだ北斎に認められるような代物ではなく、客の萬字堂(声・立川談春)にも画に色気がないと一蹴されてしまう。彼女は遊郭を自分の目で見ることで、自分の芸の肥やしになるのではという一抹の期待を抱いていたのだ。

それから、お栄は自分の芸を磨きつづけるのだが、ある時、妹のお猶の調子が悪くなってしまう。日に日に容態が悪くなっていくお猶を見て、死期が近いことを悟ったお栄は、何とか父である北斎を見舞いにいかせようと画策するのだった。

映画『百日紅 Miss HOKUSAI』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『百日紅 Miss HOKUSAI』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

原恵一監督ならではの世界観

原恵一という監督が描いた世界にはある共通点がある。それはリアリティである。前作の「カラフル」は特に顕著で、一見実写作品に置き換え可能にも見える。しかしながら、加えて原恵一監督作品を語る上でもっとも重要なファクターがもうひとつある。それは、「アニメーションだからこそ出来た表現」を追求しているという点である。「カラフル」もホームドラマでありながら根底にはファンタジーの要素が見て取れる。安易に実写化してしまうと、ファンタジー要素とリアリズムが区分されてしまい、違和感が生じてしまう。アニメを「二次元」というように、まさに次元を落としこんでその世界の中でリアリティを構築することにより、ファンタジックなリアリティというまたとない表現を追求している監督といえる。実際、彼の「クレヨンしんちゃん アッパレ!戦国大合戦」は山崎貴監督によって実写リメイクされているがお世辞にも成功したとは言えない。

本作「百日紅」においても、その傾向は見て取れる。実写作品では不可能な江戸の世界の広がり、キャラクターひとりひとりの強烈な個性など、アニメならではの快感を原恵一の魅せるリアリティで包み込んでいるのだ。

「はじまりのみち」以来初となる長編アニメーション作品

2013年に原恵一監督初となる「はじまりのみち」が公開された。本作は非常に高い評価を受けた実写作品であったが、注目すべきは本作が「はじまりのみち」以降初となる長編アニメーション作品であるということである。

事実、本作では実写作品を経験した人間でないと考えつかないような新たなカメラワークに富んでいる。これは原監督の新たな境地であると言って差し支えないだろう。

映画『百日紅 Miss HOKUSAI』 まとめ

本作においてさらに評価すべきは役者陣の演技である。基本的に筆者はアニメや洋画の吹き替えにはプロの声優を使うべきだと考えているが、本作のキャスティングには文句のつけようがない。濱田岳演じる善次郎も、声から善次郎の性格が伺えるし、小夜衣を演じた麻生久美子の声色も色っぽい。加えて言うならば、クレヨンしんちゃんシリーズで苦楽を共にしてきた矢島晶子や藤原啓治をきちんと起用しているあたり、思わず原監督ファンであればニヤリとするところではないだろうか。

また、本作は90分と、長編映画にしては比較的短めである。これは予算によるところも大きいのであろうが、コンパクトで非常にリズム感がよくなっているため、本作ではプラスに働いているといえる。

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