映画『シャフト』の概要:ジョン・シャフトは黒人学生を殺害したと思われる青年・ウォルターを逮捕した。だが、父親が有名な不動産王だったことから、ウォルターは保釈されてしまう。しかも、ウォルターはスイスへと逃亡した。シャフトは憤りを抱えたまま、月日を過ごした。
映画『シャフト』の作品情報
上映時間:99分
ジャンル:アクション
監督:ジョン・シングルトン
キャスト:サミュエル・L・ジャクソン、ヴァネッサ・ウィリアムズ、ジェフリー・ライト、クリスチャン・ベイル etc
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映画『シャフト』の登場人物(キャスト)
- ジョン・シャフト(サミュエル・L・ジャクソン)
- 刑事。正義感溢れる人物。頭が切れ、銃の腕前も優れている。黒人学生が殺害された事件を追っている。
- ピープルズ・ヘルナンデス(ジェフリー・ライト)
- 麻薬組織のボスで、街を仕切っている。自分をコケにしたシャフトのことが気に入らず、復讐しようと画策する。
- ウォルター・ウェイド・Jr(クリスチャン・ベイル)
- 自分勝手な人物。黒人学生・トレーを殺害する。父親は有名な不動産王。父のお金と権力を使い、自由に生きている。
映画『シャフト』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『シャフト』のあらすじ【起】
黒人学生・トレーがポールで頭を殴られる事件が起きた。トレーは重体で助かるかどうか分からない状態だった。ジョン・シャフト刑事は近くのバーを訪れ、手に血痕が付着している男性を発見する。その男性・ウォルターはトレーを襲ったことは認めたが、正当防衛を主張した。ウォルターは悪びれた様子もなく、平然としていた。
シャフトはバーの店員・ダイアンに話を聞いた。だが、ダイアンは何も言おうとはしなかった。ダイアンの顔には血が付着しており、重要な証人であることは間違いなかった。
事件のきっかけは、ウォルターがトレーに絡んだことが原因だった。トレーが亡くなり、ウォルターは起訴された。しかし、父親が有名な不動産王だったことから、金の力で保釈されてしまう。ウォルターはスイスへと逃亡した。しかも、ダイアンの行方も分からなくなった。
2年後。シャフトは麻薬課の刑事達と麻薬組織の精製工場に踏み込んだ。しかし、情報が漏れていたらしく、麻薬を見つけることができなかった。刑事達の様子を、この街のボスであるピープルズ・ヘルナンデスが見ていた。ピープルズが麻薬を隠したのだ。シャフトはピープルズを挑発し、公務執行妨害で逮捕した。
映画『シャフト』のあらすじ【承】
ウォルターがプライベートジェットで帰ってくるという情報を受け、シャフトは待ち構えて逮捕した。牢屋の中にはピープルズがいた。ピープルズはシャフトに連れて来られたウォルターに目をつける。
ウォルターの裁判が行われ、再び保釈が認められてしまう。腹を立てたシャフトは警察官バッジを壁に投げつけ、退職した。そして、独自に調査に乗り出すことにした。シャフトはダイアンの行方を捜した。カーメン刑事はクビを覚悟でシャフトを助けることにした。シャフト達はダイアンを見つけるが、逃げられてしまう。
ウォルターはダイアンが見つけられると困るため、ピープルズを使って始末することにした。家にあった宝石を報酬としてピープルズに渡した。ピープルズは仕事を引き受ける代わりに、麻薬を売って金持ちの客を紹介するよう頼んだ。しかし、ウォルターに断られてしまう。ピープルズは怒ることはなかった。宝石を現金に換えて来れば話に乗ることにした。
シャフトはピープルズの一味の者である情報提供者の男から、ウォルター達の企みを教えられる。ダイアンと話すために彼女の実家を訪ねるが、追い返されるだけだった。ピープルズは悪徳刑事のジャックとジミーを使い、ダイアンを探すことにした。シャフトはジャック達に尾行されていることに気づき、ピープルズと手を組んでいることを知る。
映画『シャフト』のあらすじ【転】
ウォルターは宝石を現金に換えるが、覆面を被った人物に奪われてしまう。その覆面はシャフトと仲間の刑事だった。ウォルターは強盗に奪われたことをピープルズに話した。すると、麻薬を売ってくるよう指示される。ウォルターに拒否権はなかった。
シャフトはジャック達の車に金を隠し、金を奪ったのは彼らだとピープルズに嘘の情報を流した。ピープルズ一味とジャック達が口論になっている隙を突き、尾行を撒いてダイアンに会いに行った。ジャック達はシャフトがいなくなったことに気づき、嵌められたことを悟る。
シャフトがダイアンと話そうとしていると、ピープルズ一味が襲ってきた。シャフトは反撃しながら、ダイアンを連れて逃げようとした。その時、シャフトの撃った弾がピープルズの弟に当たって亡くなってしまう。さらに、そこにダイアンの兄達(マイキー、フランキー)が駆けつける。マイキーはピープルズに刺されてしまい、シャフトはダイアンとフランキーと共に逃走した。
ピープルズは弟を殺されたことで、悲しみ激しく苛立っていた。その苛立ちをウォルターにぶつけ、手をナイフで刺した。ジャック達は尾行を行い、シャフト達が逃げた場所をピープルズに連絡した。
映画『シャフト』の結末・ラスト(ネタバレ)
シャフトはダイアンに事件のことを尋ねた。ダイアンは休憩中に外に出て、ウォルターがポールでトレーのことをいきなり殴りつけたところを目撃していた。ダイアンは10万ドルで姿を消せと言われ、金を受け取っていた。ウォルターが捕まったため全てが終わったと思っていたが、保釈されて状況が変わった。ダイアンはこの2年間姿を隠し続けることになり、地獄のような苦しみを味わった。
ピープルズ一味が襲撃してきた。シャフトは反撃しながらダイアン達を逃がした。ジャック達に追い詰められるが、カーメンに助けられる。シャフト達は車に乗って逃げるが、ピープルズ一味が追いかけてきた。激しい銃の応酬の末、2台の車は事故を起こして止まった。シャフトはピープルズと撃ち合い、彼のことを倒した。
ウォルターの裁判当日。ダイアンは家族と共に姿を現した。ウォルターも現れるが、トレーの母親に撃たれてしまう。シャフトは私立探偵になることを決めるが、そんな彼の元に彼氏から暴行された女性が助けを求めて訪ねてくる。シャフトは放っておくことができず、刑事としての最後の仕事として女性を助けることにした。
映画『シャフト』の感想・評価・レビュー
何とも後味の悪い最後だった。折角シャフトが頑張り、ダイアンが証言に立つことになったのに、被害者の母親が犯罪者になってしまったのが悲しかった。なぜこんな悲しい結末にしたのか、理解ができない。物語も深みがなく、ただピープルズとウォルターがジタバタしているだけのように感じた。もう少し、シャフトを翻弄したり、これぞ悪人という場面があっても良かったと思う。カーチェイスや銃での戦いもあっさりしており、物足りなかった。(MIHOシネマ編集部)
サミュエル・L・ジャクソンが珍しく死なない今作。彼といえばどんな映画に出ても魅力的な死亡シーンをみせてくれて、YouTubeには「サミュエル・L・ジャクソン死亡シーン集」なんて動画があるほど。しかし、今作で彼が演じるシャフトはめちゃくちゃ頼りになるいいやつです。その代わりクリスチャン・ベイル演じる不動産王のバカ息子がクズすぎて最高でした。ここまで嫌味のある男を演じられたのは天才です。
ラストは少しモヤっとしますがそれはそれでリアルなのかもしれません。(女性 30代)
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