映画『シークレット・アイズ』の概要:2015年製作のアメリカ映画。「瞳の奥の秘密」という映画をモチーフに制作された作品で、13年前起こった未解決であるレイプ殺人事件の真実のその後を描いているサスペンス・スリラー。
映画『シークレット・アイズ』の作品情報
上映時間:111分
ジャンル:サスペンス
監督:ビリー・レイ
キャスト:キウェテル・イジョフォー、ニコール・キッドマン、ジュリア・ロバーツ、アルフレッド・モリナ etc
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映画『シークレット・アイズ』の登場人物(キャスト)
- レイ(キウェテル・イジョホー)
- 元FBI捜査官で、現在は私立探偵。同僚の娘が死んだ殺人事件を未だ追い、逃がした犯人を追い続けている。
- ジェス(ジュリア・ロバーツ)
- レイの同僚の女性捜査官。実の娘が殺人事件に巻き込まれたことで人生が変わっていってしまう。
- クレア(ニコール・キッドマン)
- レイ達と知り合った時は検事補佐官だったが、13年後は検事に昇進。久しぶりにレイ達と再会し事件を解決しようと苦悩する。
映画『シークレット・アイズ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『シークレット・アイズ』のあらすじ【起】
13年前の事件。
当時FBIのテロ対策捜査本部にいたレイは、同僚のジェスと共に2011年の9.11事件依頼強固したテロ対策について日々追われていた。
しかしそんな多忙な中で、レイは一人の検察補佐官・クレアに恋をしていく。
ある日、一件の殺人事件が飛び込んで来た。
テロの疑いがあると推測したレイとジェスは現場に直行、ゴミ箱に捨てられているという女性の遺体を見て愕然とするレイ。
遺体はジェスの愛娘、キャロリンだったのである。
遺体を見て号泣するジェスには、かける言葉も無かった。
それ以降、テロ事件に身が入らなくなったレイは、ジェスのためにもキャロリンをレイプしたあげく殺害した犯人を探すことに没頭する。
レイは調べていくうちに、ある1枚の不可解な写真を手にする。
それはFBIのピクニック時の写真で、母に薦められ参加したキャロリンをじっと見つめる不気味な男が写っているのだ。
すぐさま殺人科に写真に写っている人物を知っているかと問いただすが、全員「知らない」と答える。
ごく身内のピクニックに来ていた男を何故誰も覚えていないのか。
レスは何かあると睨んだ。
映画『シークレット・アイズ』のあらすじ【承】
レイはテロ対策用の犯人データを使って照合すると、マージンという男が浮かび上がった。
彼が何か知っていると確信したレイは調べ上げるが、その事実を上司が消そうとする。
不審に思った上司を半ば脅して問いただすと、彼はFBIの情報屋であると白状した。
彼を失うことはデメリットしか無いと言うのである。
キャロリン殺害を知っていた上層部だったが、今はテロの情報の方が最優先だと泳がせていると知ったレイは、誰にも頼らず自分で犯人の居場所を探し出した。
そして何とか逮捕出来たレイとクレアは、取調室でシラをきり続けるマージンを挑発し自白させることに成功。
しかしまたもや上層部の権力で、「証拠不十分」として釈放されてしまった。
しかも唯一の証拠であったマージンが乗っていたバンも、証拠隠滅の為にFBI上層部とみられる物に事故を装い爆破されてしまう。
こうして全ての証拠を消されてしまったレイとジェスは、もはやキャロリンを殺した犯人を立件することなど出来なくなってしまったのだった。
映画『シークレット・アイズ』のあらすじ【転】
13年経った今。
FBIに絶望したレイはその後退職し、現在は私立探偵になっている。
そこで検事に昇進したクレアに久しぶりに面会予約をした彼は、自分が知った新事実を持ってくる。
そこにジェスも登場、久しぶりに3人が顔を合わせた。
レイはFBIを辞めた後も、ずっと取り逃がしたマージンを探していた。
そして最近になって彼はベック・ウィズと名乗る男を発見、多少整形はしているものの間違い無くマージンだと言い切った。
しかしその話を聞いてジェスは喜ぶどころか、何故か神妙な面持ちである。
ベックという男が高級車の窃盗犯であることを突き止め、あじとを発見。
そこに乗り込んだレイだったが、逆にベックに捕まり暴行をうける。
だが事前にFBIに連絡していたことで、ピンチを逃れたレイ。
しかしこの一件で同僚を死なせてしまう。
レイは何としても犯人を逮捕したい一心であったが結果的に同僚を死なせたのはレイだと、ジェスはレイに対し、無関係な人間を死なせてしまったことを責めた。
映画『シークレット・アイズ』の結末・ラスト(ネタバレ)
だが、レイはようやくマージンを捕まえたという思いの方が強かった。
そんなレイを自宅に呼んだジェス。
クレアも同行した。
ジェスは静かに語り始める。
13年前、キャロリンの無念を晴らしたかったジェスは、レイが去った後も毎日マージンの行方を追った。
そしてようやく行動範囲が掴めマージンを見つけた時、ジェスは後ろから彼の頭を殴打し車に乗せ河原で銃殺したと言う。
だからその逮捕したベックは人違いだと話した。
しかし、納得がいかないレイは、彼女が何か他にも隠していると確信する。
そして彼女の後を追うことにした。
ジェスが向かったのは、人が誰も近寄らないような田舎の家畜小屋。
そこで餌を作っているジェスを覗いたレイは、次の瞬間信じられない光景を目にした。
何と厳重な家畜の檻に入れられていたのは紛れもなく変わり果てたマージンの姿だったのだ。
檻に近づくレイに必死に助けを求めたマージン。それに銃を向けたレイだったが思い直す。
そしてドアの近くに銃を置き、小屋を後にしたレイだった。
彼はジェスに判断を任せたのである。
暫くすると家畜小屋から銃声が聞こえた。
レイは暫くしてスコップを持ち出し、庭に穴を掘り始めるのだった。
一方で、殺害し庭に埋めたというジェスの供述を聞いたクレアは、彼女を立件せずキャロリンの事件の書類箱を未解決事件に再び戻す。
こうして長い闘いは終わった。
映画『シークレット・アイズ』の感想・評価・レビュー
どんでん返しが2度あり、ラストは本当に驚きだった。キャストはキウェテル・イジョフォー、ジュリア・ロバーツ、ニコール・キッドマンなどベテラン俳優の演技が素晴らしい。ニコール・キッドマンの美しさが光り、しかもカッコ良い。ジュリア・ロバーツは美しさを封印し不幸を背負った味のある演技を魅せる。あの言葉はこういう事だったのかと伏線も納得。娘を殺された母親の苦しみが胸を締め付け心が痛む。ラストは本当にこれで良かったのか…しかし母親からしたら良かった結末なのかと考えさせられるラストも必見。(女性 30代)
本作は、アルゼンチン映画『瞳の奥の秘密』をハリウッド版にリメイクしたもので、13年前の少女殺害未解決事件を解決するために再会したFBI捜査官を描いたサスペンススリラー作品。
ハラハラドキドキの展開で面白かったが、過去と現在の描写が混同していて少し分かりにくかった。
また、身内が殺害された事件を自分たちで捜査することへの苦しみや葛藤には心が締め付けられるような気持ちになった。
そして、最後の最後まで予測できないラストが衝撃的で、正義とは何か考えさせられる作品だと感じた。(女性 20代)
上層部の命令によって犯人を釈放するシーンでは、レイ、ジェス、クレアの表情があまりにも苦しくて、見ていて辛かった。テロ対策を優先させたい気持ちは分かるが、犯人を釈放してまで事件を揉み消す行いは、見ていて腹立たしかった。そして、13年後に明かされたジェスの秘密が、衝撃的過ぎて言葉を失くした。犯人に対しての憎しみは消えるものではないのだというジェスの思いが、伝わってくる結末だったと思う。一度見たら、忘れられない作品。(女性 30代)
胸がえぐられるような気持ちになった今作。娘をレイプされた挙句、殺されてしまった母親の執念と復讐の物語が見ていられないほど重く、暗く描かれていました。
ジェスの気持ちは誰にも理解できないと思います。しかし、彼女のために捜査を続けてくれたレイや手助けしてくれたクレア。同じ気持ちで戦える3人の関係がせめてもの救いでした。
ラストは衝撃的すぎる展開。復讐とは何なのか。憎む相手を殺すだけが復讐では無いのだなと感じましたが、それが正しいやり方なのかは疑問に思ってしまいました。(女性 30代)
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