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映画『パラダイスの夕暮れ』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『パラダイスの夕暮れ』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『パラダイスの夕暮れ』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0078644

製作年 1986年
上映時間 73分
ジャンル ヒューマンドラマ
監督 アキ・カウリスマキ
キャスト マッティ・ペロンパー
カティ・オウティネン
サカリ・クオスマネン
エスコ・ニッカリ
製作国 フィンランド

映画『パラダイスの夕暮れ』の登場人物(キャスト)

ニカンデル(マッティ・ペロンパー)
ヘルシンキでごみ収集の仕事をする独身の中年男性。仕事終わりにLL教室に通って英語を勉強し、ビンゴ屋で黙々とビンゴに興じるのが唯一の楽しみ。週末は死ぬほど暇。いつも行くスーパーでレジ係をしているイロナに惚れてデートに誘うが、不器用で口下手なのでうまくいかない。
イロナ(カティ・オウティネン)
スーパーでレジ打ちをしている女性。同僚の友人と間借りしているアパートに同居している。移り気しやすく、気まぐれなタイプ。スーパーの常連客であるニカンデルから思いを寄せられ、仕事をクビになったタイミングで彼の家に転がり込む。
メラルティン(サカリ・クオスマネン)
ニカンデルの職場の同僚で友人。留置場で知り合った縁で、ニカンデルにごみ収集の仕事を口利きしてもらい、以降コンビを組んで仕事をすることになる。妻と幼い娘がいる。女性慣れしていないニカンデルを何かとからかってくるが、仕事を紹介してもらったことには恩義を感じているので何かと気をかけてくれる。

映画『パラダイスの夕暮れ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『パラダイスの夕暮れ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『パラダイスの夕暮れ』のあらすじ【起】

ヘルシンキでゴミ収集員として勤める中年男のニカンデル。仕事終わりにLL教室に通い、ビンゴに興じる以外は、侘しい独身生活を送っていた。ある日、職場の相棒から独立するので手伝ってくれと頼まれる。ずっと平坦な人生を送ってきたニカンデルにとっては難しい決断で、一旦返事は保留する。一方で人生を変えられるチャンスだとも考えていた。

そんな矢先、その相棒が仕事中に倒れ突然死してしまう。友人を失った悲しみと千載一遇のチャンスを逃した悔しさから、ニカンデルは酒場で暴れて騒ぎを起こす。朝、目覚めると留置場に入れられており、同室でメラルティンという男性と出会う。失業中で仕事を探しているというので、ニカンデルは職場に口利きしてやることにする。以降、彼が新しい相棒となった。

ニカンデルには、馴染みのスーパーでレジ打ちをするイロナという意中の女性がいた。ある日の仕事中、休憩しているイロナを見かけたニカンデルは思い切ってデートに誘ってみる。思いがけずOKをもらい約束を取り付けたニカンデルは、翌日めかしこんでイロナを職場へ迎えに行く。しかし、不器用なニカンデルは気の利いたエスコートもできず大失敗。あっさり振られてしまう。

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映画『パラダイスの夕暮れ』のあらすじ【承】

次の日、イロナは人員整理で仕事場を突然解雇されてしまう。納得がいかない彼女は、腹いせに店の金庫を盗んで職場をあとにする。その後、ガソリンスタンドでニカンデルを見つけたイロナは、どこかへ遊びに繰り出そうと彼を誘う。急な話に驚きつつも、ニカンデルはメラルティンに金を借り遠出することにする。

郊外のホテルで別々に部屋を取って泊まることになった二人。ニカンデルはイロナを食事に誘うが、レストランでは会話もなく淡々と時が進む。相変わらず不器用で口下手なニカンデルはイロナにうまく思いを伝えられない。

ホテルに戻った後、盗んできたものの鍵がなく開けられない金庫と格闘するイロナ。それを見たニカンデルは、任せておけとばかりに工具を引っ張り出して来て金庫を開けてやった。窃盗で通報されていたイロナは警察に捕まり連行されるが、その間にニカンデルが金庫を店に返しておいたので釈放された。

いずれにせよ職を失ったイロナは下宿を出ることにする。ホテルに泊まろうとするが断られたので、結局ニカンデルの部屋に転がり込む。

映画『パラダイスの夕暮れ』のあらすじ【転】

理由はどうあれニカンデルにとっては願ったり叶ったり。イロナも新しく高級ブティックの仕事が決まり、しばらくは二人の楽しい生活が続いた。しかし、イロナはみずぼらしい清掃服姿でいつも職場にやって来るニカンデルを疎ましく思うようになる。さらに、そんな彼とは対照的でスマートなブティックの店長に気に入られ関係を持ってしまう。

ある日、メラルティンからダブルデートに誘われたニカンデル達だったが、イロナは約束をすっぽかして現れなかった。翌朝、後ろめたさを感じつつも帰宅したイロナに、ニカンデルは出て行っても構わないと冷たく言い放つ。イロナは出て行ってしまったが、本心から出た言葉ではなくニカンデルは深く後悔する。イロナがいなくなり心にぽっかりと穴が開いてしまったニカンデルは、仕事も手につかず生活も荒んでいってしまう。

一方、イロナはブティックの店長とレストランへ食事に来ていた。ここは以前ニカンデルと来て、ドレスコードで門前払いをくらった店だった。イロナはそのことを思い出し、ニカンデルのことを未だ忘れられないことに気づく。店長に口説かれてもうわの空で、とうとう店を出て行ってしまう。

映画『パラダイスの夕暮れ』の結末・ラスト(ネタバレ)

ニカンデルの部屋にやって来たイロナだったが彼は留守で、室内は荒れた生活を物語っていた。結局明け方まで待ったが帰って来ず、イロナは仕方なく部屋をあとにする。

実は、ニカンデルは昨晩チンピラに殴られて気を失い、翌朝倒れているのを発見され病院に運び込まれていた。ニカンデルの見舞いにやって来たメラルティンは、イロナに連絡してみろと助言する。意を決したニカンデルはイロナの職場へ向かう。

ニカンデルは、ブティックでイロナに詰め寄り、新婚旅行に行こうと切り出す。何もかも捨ててついて来てほしいと言うニカンデルに面食らうイロナ。それでも、これからの生活は毎日イモだときっぱり言うニカンデルに、イロナは「いいわ」と返事し彼について行く決心をする。

メラルティンに港まで送ってもらったニカンデルとイロナは、船に乗り新天地のタリンへ向けて出発した。メラルティンは別れを惜しみつつ、二人の幸せを願い出港する船を見送るのだった。

映画『パラダイスの夕暮れ』の感想・評価・レビュー

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映画『パラダイスの夕暮れ』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『パラダイスの夕暮れ』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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