この記事では、映画『愛欲のセラピー』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『愛欲のセラピー』の作品情報
出典：https://video.unext.jp/title/SID0047498
| 製作年 | 2019年 |
|---|---|
| 上映時間 | 101分 |
| ジャンル | ドラマ |
| 監督 | ジュスティーヌ・トリエ |
| キャスト | ヴィルジニー・エフィラ アデル・エグザルコプロス ギャスパー・ウリエル ニールス・シュネデール |
| 製作国 | フランス |
映画『愛欲のセラピー』の登場人物（キャスト）
- シビル（ヴィルジニー・エフィラ）
- 小説家兼精神科医。10年前に精神科医になったが、久しぶりに創作意欲が湧いてきたため、再び小説を書く。
- マルゴ（アデル・エグザルコプロス）
- 女優。仕事で大役をもらったのに妊娠してしまい、シビルに相談する。
- イゴール（ギャスパー・ウリエル）
- 人気俳優。華やかな女性遍歴を持つ。
- ガブリエル（ニールス・シュネデール）
- シビルの元パートナー。二人の間には、娘・セルマがいる。
- ミカ（ザンドラ・ヒュラー）
- 映画監督。イゴールの推薦により、マルゴを主演女優に抜擢する。
映画『愛欲のセラピー』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『愛欲のセラピー』のあらすじ【起】
シビルは昔ベストセラー作家だったが、その後精神科医に転職していた。しかし10年ぶりに創作意欲が復活し、再び小説を書くことに決めた。編集者からは、テーマよりも話を展開させる要素が必要だという助言をもらう。
担当患者は同僚のセラピストへ引き継いだが、それを拒む数人は引き続き担当することになった。特に妊娠2ヶ月の女優・マルゴは、キャリアを取るか、子どもを取るかで悩んでおり、頻繁に連絡をしてくる。相手は俳優・イゴールで、彼は以前次回作の映画監督と付き合っていた。
シビルは風呂場でさえもパソコンを広げているが、執筆は全く進んでいない。そこで彼女は、マルゴのカウンセリングを録音し、小説のネタに使うことを考える。すると、次々と言葉が出てくるようになった。
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映画『愛欲のセラピー』のあらすじ【承】
シビルは小説を執筆しながら、自身の過去を思い出していた。昔小説を出版したとき、その頃のパートナー・ガブリエルから別れを告げられた。彼女が独り立ちしたことで、もう支えは必要ないと思ったからだった。彼と別れてからは酒浸りになってしまったが、今は断酒会に通っている。
結局中絶したマルゴがそのことをイゴールに伝えると、彼は逆上したそうだ。マルゴは映画の契約により、撮影地・ストロンボリ島を離れられないため、シビルに島まで来てほしいと言う。彼女の話を聞きながら、シビルはガブリエルとの間にできた子どもを、どちらが育てるかで言い争ったときのことを思い出していた。娘・セルマは、現在のパートナーや姉と共に育てているが、彼女がガブリエルに似ていることで、時々辛くなることがある。
シビルの元に、イゴールから電話がかかってくる。彼女は2日間失踪し薬を大量に飲んだが、現在命に別状はないという。ただとても撮影できる状態ではないため、島まで来てほしいと言う。
映画『愛欲のセラピー』のあらすじ【転】
シビルが島に到着する。マルゴは相変わらず不安定で、イゴールとのシーンの撮影はうまくいかない。シビルがカメラには映らないところでサポートし、なんとか撮影は続いていく。
シビルが部屋で執筆していると、監督・ミカがやってくる。彼女は元彼・イゴールの推薦でマルゴを主役に抜擢したものの、二人が子どもを作ったと知ってショックを受けていた。シビルは彼女の相談にも乗るようになる。
船の上で、イゴールとマルゴの撮影が行われている。しかしラブシーンの撮影が難航し、苛立ったミカは撮影を放棄し海に飛び込んでしまう。残された撮影助手から演出の指示を頼まれたシビルは、二人がロマンティックなムードになれるようにアドバイスし、撮影は無事に終了する。
映画『愛欲のセラピー』の結末・ラスト（ネタバレ）
戻ってきたミカに撮影した映像を見せていると、指示出し用のマイクを付けたままのシビルが姉に電話をしている音声が流れてくる。シビルは、イゴールと一夜を共にしたという。彼女が部屋に戻ってくると、マルゴが部屋のものを全部投げ飛ばしていた。シビルは島から帰ってきた。
10ヶ月後、シビルの小説が出版された。娘や姉と遊園地に行くと、ガブリエルとばったり会った。彼には子どもがいて、現在はパリ・ナンテール大学で教鞭を執っているという。そして娘の顔を見て、複雑な心境になる。
映画の舞台挨拶が行われ、イゴール、マルゴ、ミカの三人は、撮影のときの混乱が嘘のように明るく挨拶をしていた。しかしシビルは映画を見ながら感情が高ぶってしまい、その後泥酔状態でパーティーに現れる。
マルゴは、自分を小説の題材にしてくれたことをむしろ喜んでくれている。シビルは再び断酒し、マルゴもガブリエルのことも忘れる決意をした。今は新しい作品を執筆している。人生はフィクションで書き換え可能、すべては自分次第だ。
映画『愛欲のセラピー』の感想・評価・レビュー
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映画『愛欲のセラピー』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『愛欲のセラピー』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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