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映画『スペシャリスト(1994)』あらすじとネタバレ感想

この記事では、映画『スペシャリスト(1994)』のあらすじをネタバレありで解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『スペシャリスト(1994)』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『スペシャリスト(1994)』の結末までのストーリー
  • 『スペシャリスト(1994)』を見た感想・レビュー
  • 『スペシャリスト(1994)』を見た人におすすめの映画5選

映画『スペシャリスト』 作品情報

スペシャリスト

  • 製作年:1994年
  • 上映時間:110分
  • ジャンル:サスペンス、アクション
  • 監督:ルイス・ロッサ
  • キャスト:シルヴェスター・スタローン、シャロン・ストーン、ジェームズ・ウッズ、ロッド・スタイガー etc

映画『スペシャリスト』 評価

  • 点数:50点/100点
  • オススメ度:★★☆☆☆
  • ストーリー:★★☆☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★☆☆☆
  • 設定:★★☆☆☆

[miho21]

映画『スペシャリスト』 あらすじ(ストーリー解説)

映画『スペシャリスト(1994)』のあらすじを紹介します。

フロリダ州マイアミ。元CIAの爆破工作員でフリーの爆破請負人のレイ・クイック(シルヴェスター・スタローン)は、電話でメイ(シャロン・ストーン)と名乗る女から、3人の男を爆殺して欲しいと電話で依頼を受ける。彼女は幼い頃、巨大犯罪組織のレオン・ファミリーに両親を殺害され、復讐の機会を伺っていた。レイは自分は殺し屋ではないと一度は断るが、メイの熱意とその魅力的な声に惹かれ単独で調査を開始する。一方、メイも偽名を使って色仕掛けでファミリーのドンであるジョー(ロッド・スタイガー)の息子トマス(エリック・ロバーツ)に近づく。彼女の命懸けの行動を知ったレイは、重い腰を上げ依頼を引き受ける。

卓抜した爆破技術で手下の二人を殺されたファミリーは騒然となるが、相談役と警備担当を兼任するネッド(ジェームス・ウッズ)はプロの仕業と睨む。ネッドもかつてはCIAに所属したレイの元上司であり、任務上の行き過ぎをレイに告発されて懲戒処分になった男だった。彼はジョーを通じて警察の指揮権を手に入れ、大々的な捜査と警備を開始するが、レイは最後の標的であるトマスの息の根を止める。全ての仕事を終えたレイはメイと初めて対面し一夜を共にするが、メイはレイを事件に巻き込んだ罪悪感から姿を消してしまう。息子を殺されて怒り狂うジョーから犯人を捕らえるよう命じられたネッドはメイを拉致し、卑劣な罠でレイを待ち受ける。レイは得意の爆破テクニックで危機を切り抜け、メイを救い出して隠れ家に向かったが、そこはネッドと警官隊に包囲されていた。勝ち誇ったネッドが進入して来た時、レイが隠れ家中に仕掛けていた爆弾が大爆発を起こす。最後の対決を迎えたレイはネッドを倒し、メイと共に無事に脱出した。

映画『スペシャリスト(1994)』を無料視聴できる動画配信サービスと方法
映画『スペシャリスト(1994)』を無料視聴できる動画配信サービスと方法を分かりやすく紹介しています。

映画『スペシャリスト』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『スペシャリスト(1994)』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

シャロン・ストーンがちょっと邪魔

当時の売れっ子だったシャロン・ストーンを使ったのと、マイアミを舞台にしてしまったところがアクション映画として物足りなさを感じるところだろうか。ハードボイルドでありながら軟弱なイメージがして安物感が漂ってしまった。音楽に至っては話にならないほどセンスが悪い。爆破のスペシャリストというのはあまり類を見ないアイデアであり、トリッキーな部分での表現は良いと思うのだが、悲しいかなそれを実行するシーンに緊迫感が足りない。スタローンもどこかキレが悪く、体を張ったアクションが殆ど見られないのも残念である。南国のお洒落なシーンが鼻についてしまうのだが、どうも当時流行ったマイアミ・バイスかなんかの影響だろうか。映画の内容には何の影響も及ぼさないチャラい時代背景が、当時はファッショナブルだと思われて頻繁に使われていたのだろう。このルイス・ロッサという監督のセンスがよく理解出来ない。

映画を撮った背景が見えてこない

スタローンの映画では下位にランクする作品である。まぁ監督のせいなんだろうけど、「山猫は眠らない」と「アナコンダ」でちょこっと有名になったが、ペルーの監督というところも謎であり、作品の経歴を見てみると方向性が一貫してないが、どうもアマゾンが好きらしい。何故スタローンとシャロン・ストーンを使って映画を撮ったのか、その背景もよく解らないが、ハリウッドにおける映画撮影の背景などはよく解らないというのが正直なところだろうか。まぁしかし、これほど役者を生かし切れない監督も希ではないだろうか。「アナコンダ」ではジェニファー・ロペスが被害を被っている。


シャロン・ストーン作品をあまり見た事のなかった私にとって、何でスタローンとシャロン・ストーンの共演なんだろう…と思っていたのですが、セックスシンボルと称されるほど人気が高く、1994年の公開当時大人気の女優さんだったんですね。
彼女を起用した理由はまさにセクシーさだと思います。気の強そうな表情と、セクシーな雰囲気に男の人はたまらないんじゃないでしょうか。スタローンにはあまり女性との絡みのイメージがありませんでしたが、特に違和感なく見られました。個人的にはスタローンの優しそうな雰囲気が好きです。(女性 30代)


シルヴェスター・スタローンとシャロン・ストーンの共演ということで期待して観ましたが、正直ストーリーはやや薄く感じました。爆破のプロというユニークな設定は良かったのですが、復讐劇にありがちな展開で、予想を裏切る驚きは少なかったです。ただ、シャロン・ストーン演じるメイが父親の復讐のために動く動機は共感でき、終盤での爆破シーンはスリル満点でした。アクションというよりも、官能サスペンス寄りの雰囲気を楽しむ映画だと思います。(30代 男性)


当時劇場で観て、改めて配信で見直しましたが、色褪せない妖艶さとスタローンの寡黙なかっこよさに惚れ惚れします。二人のラブシーンは大胆で、当時としてはかなり話題になりましたね。ストーリーはシンプルながらも、爆破の仕掛け方がスタイリッシュで見ごたえあり。ラスボス的存在のネッドとの心理戦も見逃せません。全体的に演出が90年代的で懐かしい気持ちになりました。(50代 女性)


アクション映画だと思って観始めたら、想像以上に恋愛要素と心理戦が強くて驚きました。スタローンが演じる爆破のプロフェッショナルとしてのストイックさと、メイとの関係性の揺れ動きが絶妙です。ただ、メイの行動にややご都合主義な部分もあり、少し引っかかりました。とはいえ、シャロン・ストーンの魅力が全開で、それだけでも見る価値あり。90年代のハードボイルド映画としてはなかなか楽しめました。(20代 女性)


話の軸はシンプルな復讐劇だけど、そこに爆破技術という異色の要素が絡んでいて新鮮だった。ネッド役のジェームズ・ウッズが狂気じみた演技で強烈な印象を残してくれるし、悪役が立ってる映画はやっぱり面白い。スタローンが爆弾を仕掛けて敵を心理的に追い詰めていく展開は爽快感すらあった。メイとのラブシーンは賛否あるけど、作品に艶やかさを加えていたと思う。(40代 男性)


正直、女性視点で見ると少しやりきれない展開でした。メイが父親の仇を討つために手段を選ばず、身体まで武器にしてしまうのは、悲しくもあり強さも感じる。ラストの復讐が完遂される瞬間はカタルシスがありましたが、スタローン演じるレイの感情が読み取りづらく、共感は難しかったです。ただ、映像や音楽、90年代らしい雰囲気は今見ても魅力的でした。(30代 女性)


中学生のときに深夜テレビで観た記憶があり、久々に見返してみました。爆破の技術を使った暗殺というのが斬新で、今見ても演出が巧みだと思いました。シャロン・ストーンの演技はやはり存在感が強く、スクリーンに映るだけで画が締まる。アクションだけでなく、どこか哀愁を感じさせる人間ドラマとしての側面もあり、大人になってからの方が理解が深まりました。(40代 女性)


ストーリー自体はそれほど複雑ではないが、登場人物の内面や駆け引きに焦点を当てているため、見応えがある。特に、レイの過去やトラウマとどう向き合っていくかという点に感情移入できた。敵役のネッドの異常な執着心が不気味で、緊張感を持続させるのに一役買っている。全体的に渋い映画だが、爆破シーンの爽快さと陰影のある演出で、飽きることなく最後まで観られた。(50代 男性)


色っぽさと暴力性が絶妙なバランスで描かれた作品。メイという女性が復讐のために、男たちを巧みに操る姿は見方によっては非常に力強くもあり、女性のしたたかさを象徴しているように感じました。ストーリーが単純なのに見ていて退屈しないのは、映像のセンスと、スタローンの抑えた演技の効果だと思います。派手なアクションを期待して観ると肩透かしかもしれませんが、濃厚な空気感を楽しむ映画です。(20代 女性)


90年代映画の中でも、この『スペシャリスト』はセクシー路線に舵を切った作品として印象深い。スタローンとストーンの濃厚な絡みも話題になったが、それ以上に爆破のスペシャリストという設定が渋い。爆弾で心理的に追い詰めるという戦法が斬新で、今見てもワクワクする。とはいえ、脚本はやや平坦で、もう少し捻りがほしかった気もする。スタローンの無口で内に闘志を秘めた演技はハマり役だった。(30代 男性)

映画『スペシャリスト』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『スペシャリスト(1994)』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

アサシン(1993)

この映画を一言で表すと?

冷酷な殺し屋と標的の女性が織りなす、危険な恋と裏切りのスリル・サスペンス!

どんな話?

孤独な暗殺者が、CIAの陰謀に巻き込まれながらも、標的となる女性との間に芽生える感情に戸惑う。冷酷に徹しきれない彼の葛藤と、緊張感のある駆け引きがスリリングに描かれる。ジャン・レノとブリジット・フォンダの共演が光る作品。

ここがおすすめ!

派手なアクションだけでなく、登場人物の内面に焦点を当てた丁寧な描写が魅力。『スペシャリスト』のように、「愛」と「任務」の狭間で揺れる暗殺者の心理戦に引き込まれること間違いなし。スタイリッシュな映像と哀愁あるストーリーが絶品。

ザ・ジャッジ 裁かれる判事(1999)

この映画を一言で表すと?

復讐と正義が交錯する、緊迫の法廷×アクションサスペンス!

どんな話?

父の死の真相を追う女性が、巨大な司法の闇に迫っていく。正義と復讐の狭間で揺れながら、真実を暴いていく姿を描く。静かな怒りが爆発するような展開が見どころで、最後まで緊張感を持って観られる秀作サスペンス。

ここがおすすめ!

女性の強さと繊細さを絶妙に描いた作品で、『スペシャリスト』のメイに感情移入できた人には特におすすめ。アクションは控えめながら、心理描写とテンションの張り詰めたストーリー展開に引き込まれます。

ボディガード(1992)

この映画を一言で表すと?

命をかけて愛を守る男と、守られることに葛藤する女性のラブ・サスペンス。

どんな話?

元シークレットサービスの男が、命を狙われる女性シンガーのボディガードとして雇われる。最初は距離を取っていた二人が、幾度も命の危機を乗り越えるうちに心を通わせていく。恋とスリルが交錯する名作。

ここがおすすめ!

『スペシャリスト』同様、危険な関係の中で生まれる切ない愛が胸を打ちます。ホイットニー・ヒューストンの圧巻の歌声と、ケビン・コスナーの静かな強さが魅力的。音楽と映像、感情の盛り上げ方が絶妙で、忘れられない作品です。

アウト・オブ・サイト(1998)

この映画を一言で表すと?

逃亡犯と女性捜査官が織りなす、知的で官能的なサスペンス・ラブストーリー。

どんな話?

銀行強盗の男が脱獄する途中、偶然出会った女性連邦保安官と逃走を共にすることに。捕まえるべき相手に惹かれていく女性の葛藤と、逃げながらも惹かれていく男の切なさが交差する、スタイリッシュな犯罪映画。

ここがおすすめ!

ジョージ・クルーニーとジェニファー・ロペスのセクシーで洗練された演技が光る一作。『スペシャリスト』にあった「男女の危うい関係性」が、より洗練された形で描かれています。洒落た演出とテンポの良さも魅力。

ニキータ(1990)

この映画を一言で表すと?

犯罪者から暗殺者へ──生きるために闘う女性の成長と苦悩を描くフレンチ・ノワール。

どんな話?

薬物中毒で逮捕された少女ニキータは、政府に暗殺者としての再教育を施される。新たな人生を歩みながらも、愛と任務の狭間で揺れる彼女の運命を描いたサスペンスアクション。フランス映画らしい美しさと切なさが同居。

ここがおすすめ!

『スペシャリスト』のように、愛と復讐、任務の狭間で苦悩する女性キャラクターに魅力を感じた方にぴったりの一本。スタイリッシュな演出とスピード感、そして切ない余韻が心に残ります。リュック・ベッソン監督の代表作。

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この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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